雑談 在りし日の京都みなみ会館(9月30日撮影)
ついに京都みなみ会館の閉館の日がきてしまった。
訪れたのはほんの僅かだったが、終わるとなると寂しい想いに浸りつつ撮影に専念した。
最終日ということもあり、ミニシアターの京都みなみ会館がこの日に限ってはどの映画も満席で立ち見席が出来るレベルだったことに驚いた。前日の予約状況を見てもう見れないかもと諦めていた映画アザー・ミュージックも当日になって立ち見席が急遽出来たときには、T-JOY京都にまず訪れてから映画コカイン・ベアの予約をしていたため、優先順位を間違えたと悔やむしかなかった。
映画"バーナデットママは行方不明"も、"さらば、我が愛/覇王別姫"もパンフレットだけ購入し、実際の映画はまだ鑑賞出来ていない…(汗)
ここからは撮影してきた写真をメインに紹介する。
イノセンツとピギーが同時にということもあり2階のフロアには沢山の鑑賞客で賑わっており、モザイクで処理を後々施さねばならない観点から他のお客さんを写さぬように撮影するのは一苦労だった。それだけ数多のお客さんで京都みなみ会館は賑わいを見せていた。閉館を惜しんでならば、もっとはやくに来て宣伝してあげることならいくらでもと閉館が決まってから色々と考えてしまったものだ。
イノセンツの上映が始まると次はピギーの上映の準備に手際よく取り掛かる。
さすがに上映中の様子を撮影するのは著作権保護の関連から出来ないため、個人的なピギーをみた感想を伝えたい。内容は女子高生の主人公サラがいじめっ子が誘拐されるのを目撃してしまうのだが、サラは果たしていじめっ子を救うのかはたまた見殺しにして復讐を果たすのか、というリベンジホラーがテーマのホラー作品だが、内容が分かりそうなものだったので多分こんな展開じゃと推測をしながらピギーを見ていたら自分が思っていたほど展開が予想外で面白かった。やはりそうなるか、と思ったらラストはサラの決断に拍手を送りたい。いじめられっ子のほうがいじめっ子よりも精神的にタブだった。最後まで正義を貫き、悪の道へ進まない。なかなか面白い作品だったので、是非チェックして欲しい。
(追記)
イノセンツも面白いよ(◡ ω ◡)
京都みなみ会館ではなく…
MOVIX京都で見たけど(苦笑)
サイキックな能力を持つ子供達による退屈な夏休みをどう過ごすかという内容だが、子供だからこそ分からぬ決断や行動が、罪悪感がないからこそ出来てしまうもので、"無垢な子供の遊びが狂気と化す"という宣伝用のキャッチコピーの内容も、罪の認識がないためにできてしまうものだとも考えたら、サイキックスリラーでありながらサイキックホラーでもある。エンドでまさかの救世主には驚かされた。
京都みなみ会館のスタッフに撮影していいか交渉をしたら次の映画が上映されるまでに速やかにお願いしますと撮影の許可がおりたので撮影。
まだまだ新しい建物なのに…。
映画好きなら外せない映画ばかりチョイスをした影響もあったのか、或いは現金以外の支払い方法があればまた違っていたのだろうか、テレビでも取り上げられないSNS等で話題になるような作品を取り上げている印象が個人的には強く、もっとSNSでの発信をメインにしていたら、コロナ禍の厳しい状況下にも耐えたのに、ここで経営難のため閉館とは料金をあげる、サービスデーを作るなどは考えられなかったのだろうか。建物は取り壊しにはならず、建物だけがある状態で、次はどうするの?という状態のようだが、再び映画を上映するサービスを始めるにしても誰が運営管理をということにもなるので、やはりここは時代のニーズにあわせてレンタルイベント会場にするとか、オンライン会議ができるようにするなどの活用方法が良いのかもしれない。
2階を撮影し終えたところで1階の撮影へ。
南区の方々からしたら愛された存在だった京都みなみ会館がこんな形で別れ惜しみながら閉館を迎えたんだなあと思うと本当に寂しいの一言に尽きる。また新しい形で復活することを切実に願いやまない。
右側のMOMOは2階のフロアに入ったと同時に自動検知ポ~ンと音がなると、"ここってラッキーな場所だね"と一言。うっかりで音を消す設定にするのを忘れていたのだが、MOMOはMOMOなりの解釈を伝えたのなら、京都みなみ会館の運営に携わってこられた全てのスタッフの方々に聞かせてあげたい。
京都みなみ会館は訪れたお客さんの皆さんをラッキーにすることができる場所として貢献されたことに誇りを持ってこれからも精進して頂きたい。
(最後に)
この日見た映画をまとめて映画感想を書いてみる。
実はシネ・リーブル梅田、アップリンク京都と見たので実は2回目の鑑賞になるのだが、何回見てもこの映画は飽きない。色々考えさせられる、アメリカと日本の警察の職務上の違い云々もあるのだが、果たしてどこまで踏み入れなければいけないのか?という点で考察すると、精神疾患をもつ患者に対して悔やまれる分もあるし警察の尋問の方法についても、決して難しい議題でも何でもなく日本でも起こりうるかもしれないと考えた際にこれはアメリカだけの問題ではないような気がした。
実話がベースとありながら内容は殆どフィクションで実話を用いているなら、実話を元にしたストーリーにしてもらいたかったが、ホラー+アドベンチャーに拘った結果、内容が分からないと話はついていけないようなもので、後々パンフレットを見てやっと話の流れとしてはわかったのだが、あの内容では予告編だけ見てきた人にも内容は理解しにくいと思われる。回収すべき伏線は回収した上でハッピーエンドなのかバッドエンドなのかよく分からない曖昧な終わり方も微妙な印象だった。
これは個人的には残念賞だった…。
レイトショーだから安く鑑賞出来たので文句はないですが、内容がうーん(゜-゜)
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