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眠っていた企画「フェニックス小田くん」

歴史コメディ

※この物語はフィクションです。実在する人物・団体・事件等とは一切関係ありません。
エンタメとしての誇張したキャラ付け、脚色、不正確な部分等多々ございますが寛容な方のみご覧下さい。


〜あらすじ〜

戦国最大の謎…戦国最弱の異名を持つ漢はなぜ強者達に負け続けても生き延び、家臣や領民に異常に愛されたのか?
それは…

小田氏治は、猫だったのだ。

決して諦めない“愛され猫大名”のへたれだけど憎めない生きざまと、彼を取り巻く愉快な仲間たち&愉快なツワモノ達の日常を描いたゆる〜いネコ漫画。

ネーム冒頭
ネーム二頁目

猫大名、小田氏治の魅力!
絶対諦めない。戦下手なのに人の進言は聞かない。すぐ調子に乗り大失敗して落城。でも憎めない。なんかほっとけない…結局皆に愛されちゃう。諸説あるが「おだ」かぶりのあの信長と同い年。

小田城大好き。「この場所は絶対誰にも渡さにゃい!」
そんな一生懸命な殿がみんな大好き。

エピソード
領民に愛され、領地を別の領主が納めても領民らは姿を隠し、氏治以外には年貢を納めなかった。
北条氏康、上杉、佐竹、結城、鬼真壁など強敵に挑み、負け続けたが自分を破った者達や、あの信長より長生きした。
上杉相手に正面から戦いを挑んだり、正月の宴でまたたびで酔い潰れた所を佐竹に攻められ落城したり…
出家し天庵と名乗った後も、仏門に入ったのに佐竹と戦う。

小田氏治♂
歴史ある名家の当主。祖父は足利将軍家一族。父は名君。だが大名としての小田家は氏治の代で滅亡。
何度も(20回近く)敗戦、落城するが不死鳥の如く再起し城を奪還。
先祖代々守ってきた土地、小田城への執着心が強い。
家臣は忠義の士ばかり。
みんなのアイドル猫。
菅谷政貞
家臣。敵からも称賛されるほど優秀で、氏治だけに忠誠を貫く。
殿の為に小田城奪回。居城を落とされた氏治を自分の居城に何度もかくまう。
息子範政も氏治に忠実で、のちそれを豊臣家臣に評価され徳川家康家臣に迎えられる。
氏治が結城秀康と越前に移った時も最後までついていく。
氏治ファンクラブ会員No.1
葉月
氏治の正室。江戸忠通の娘。
殿にそっと寄り添う。猫をあやすのが上手く、手作り玩具で殿を喜ばせる良き妻。
一見おっとりしてるが、殿をいじめる者は許さない。
氏治が大好き。
佐竹義重
最大の宿敵。父の遺志を継ぎ常陸統一を目指す。
伊達政宗に目が入っており氏治は眼中にない。
北条との戦で先頭をかけ7人斬りした猛将。義重の異名。
家臣も真壁など強者。兜が毛虫をイメージした独特なデザイン。
燃える闘魂の漢で、薄い布団じゃないと寝れない。

…煙たがっているが、正直、氏治は嫌いじゃない。というか好き。
佐竹義昭
宿敵。若くして病死しあと一歩で常陸統一を果たせず。
上杉にあてた手紙で、氏治を「フツーに優れた才覚あり」と評価するツンデレ。

なんだかんだで氏治が好き。
北条氏康
頼れる兄貴分。文武両道。
上杉謙信、武田信玄と幾度も戦い、川越野戦で十倍の敵を破る。←破られた側に氏治参加。先陣に立ち、36度の合戦で一度も敵に背を向けなかったため、傷は全て全面(向こう傷)。実は猫好きで、向こう傷の中には猫に引っ掻かれた傷も。

そんなこんなでやっぱり氏治がすき。


〜他キャスト〜 キャラ&猫殿(氏治)との関係

上杉謙信
軍神。輝かしい戦績。多彩、ストイック、美形。義理を重んじ、氏治が隠れて北条と同盟を結んだ際と、佐竹義昭の喪が明けないうちに攻めた際の不義に怒り心頭。
キッチリした性格で、きまぐれな性格の猫殿を、何とかしつけようとする。

北条氏政
氏康の息子。氏康が「北条家は次代で終わりだ」と嘆くほど世間知らずのお坊っちゃま。好物は汁かけ飯。(ねこまんま)なので少々猫殿とは通じるものがある。
麦はそのまま食べると思ってる。氏治の庶長子、友治が仕える。

結城政勝
初期の最大の宿敵。画伯。政勝が没した際には今がチャンス!と攻めた氏治だったが猛将真壁に返り討ちに合う。絵を描くのが好きで猫殿を見てると描きたい衝動に駆られる。

結城秀康
側室が氏治の娘。家康の実子。義父頼朝がかつて氏治と戦った。小田家滅亡後、猫殿を迎え入れた。「だって、ほっとけないもの…」

天羽源鉄斎
氏治の軍師。老将。死に際、「城を出て戦わないように」と言い残すが氏治は聞かず、野戦に出て大敗。日常的に猫殿に作業妨害されてるが殿が大好き。

豊臣秀吉
ラスボス。佐竹との喧嘩に夢中で小田原征伐に参陣しなかった氏治に怒り、領土没収。しかし、謝罪は受け入れなかったものの、命は取らず。だって猫だもの…

織田信長
戦国の「おだ」でお馴染みの第六天魔王。
ペットの鷹の為に猫を与える、猫殿にとっても恐ろしい存在。

細川政元
時折、猫殿の前に現れる魔法使い。人である事に嫌気がさし、暗殺を逃れ、修行のすえ時空(そら)を自由に駆ける技を体得した。猫殿にしか見えない。
猫が何もない空間をじっと見ている時…あるよね
そんな時は人には見えぬ者が見えてるのかもしれない…

宿敵登場
兜にじゃれつく

猫の日常をメインにした歴史要素薄〜いギャグ漫画です。

4、5年前に発案、紆余曲折ありそのまま企画メモと絵だけ眠っていた、
小田氏治の魅力と猫の魅力を同時に描きたい、愛のつまった企画でした。

誰かにこの愛が伝われば幸いです。ご覧頂きありがとうございました!!
↑愛猫、うじはる君

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