マガジンのカバー画像

個人的に好きな話

28
個人的に好きな話だけを集めました。
運営しているクリエイター

記事一覧

2022年は「人間」について考える事が多かった。つらい事があるたび、人間にレッテルを貼っていった。自分なりの人間像を作っていった。
2023年は「感情」について考える年になると思う。この気持ちはなぜ、どこから、どういう手順を踏んで湧いてくるのだろうって。

森羅万象すべてに優しくしましょう
これが僕の根底にある価値観だ

たくさんの幸せをくれた子

たくさんの幸せをくれた子

昨日その子とお別れした。

その子はどこへ行くにも一緒だった。

山へ行く時も
海へ行く時も
好きな友達へ会いに行く時も
好きな恋人へ会いに行く時も
行きたい場所へ行く時も
行きたくない場所へ行く時も。

僕は4年前、30万円でその子を買った。
ベージュのMRワゴン。

車なんて興味がなかった。
仕事で必要だから買った。
駐車場を借りた。
毎月駐車場代を払った。
毎年保険金や税金を払った。

せっ

もっとみる
宗教は俺一人で十分だ

宗教は俺一人で十分だ

いつか、ネットかテレビで「自分の考えを曲げない人」を見た。その人は自分の考えが正しいと断定して、他人の言葉を聞き入れず、自分自身を盲信している。その盲信ぶりはまるで宗教の信者だった。
「自分」という名の宗教に染まっている——そう思った。

三連休に一人旅をしていた時のこと。
車のCDプレーヤーが壊れてしまった。
僕は仕方なくラジオを点けた。
久々のラジオはいい。
朝焼けを見ながら走り続ける。

もっとみる
やさしさ、とは

やさしさ、とは

マザーテレサ
マハトマ・ガンディー
月光仮面

何があっても許せる人になりたい

いっそのこと
僕がぼろ雑巾なら、
僕がドブネズミなら、
なんでも優しく思えて
なんでも許せるのだろう

君がダメダメでも
許してあげるよ

人は弱くて不完全で
君はまだ成長途中だ
君はまだたったの23だ

君が間違いを犯しても
嘘をついても
なんでも許してやるよ
僕の優しさに捕まって
僕の優しさに惚れ直して
僕の優し

もっとみる

自分は27年前に人間として生まれて、"おれ"という自我を持って生きてきました。
「俺は"おれ"であることがそんなに嫌じゃないよ」という自負が10年前の自分への一番のプレゼントなんじゃないかと思います。
ここまで生きてくれた自分に感謝しています。死なない限り人生は続く。

あるものに目を向けて

前回の続き。

愛そうと思えば
いくらでも愛せる。

最近、自分の愛は孤独だなと感じていた。
ここに君の愛があったなら、と思った。
でもそれは自分勝手な勘違いなんだと気づいた。
僕は君の愛に気づこうとしていなかった。
僕は君の優しさを見ようとしていなかった。
「してくれないことを見るのではなく、
 してくれたことを見る」
まさにその通りだ。

少し違うけれど、『星の王子様』の言葉。

確かに、幸せ

もっとみる

底なし

最近気づいたこと。

不安になろうと思えば、
不満になろうと思えば、
いくらでもなれる。

君がフレンドさんたちと、僕より多くの言葉を比較的短時間で交わし合っていること。

君が夜遅くまで男性たちとオンラインゲームをしていること。(女性は他に一人いるかいないか)

とある日は男性たちがボイスチャットしながら遊んでいるのを聞いて楽しんでいること。(恋人は聞く専で話さない)

もし君がボイスチャットに

もっとみる

そのままでいる、とは

数ヶ月前に
「そのままでいてください」
と言われたけれど、
「そのままでいる」というのは
簡単そうに見えて
難しいことなのだ

君がどうなろうと
どう変わろうと
僕は変わらずに
泣かずに
君を優しく抱き締めるのだ

君がいつでも帰ってこられるように

まるで犬みたい
抱き締める側なのに

壊れてしまう前に抱き締めてくれないかな
犬なら犬らしく抱かれていたい

信じる、とは

【信じる】

悲しい事にここ2ヶ月余り私の中で話題の言葉。

最近分かったのは
自分にとって【信じる】というのは

【期待する】ことではなく、

「どんなあなたも、あなたなんだ」と
ありのままを【受け容れる】
…というのもなんか違って、

「なるようにしかならない」と諦めて
【神頼みする】
これが一番近いのかな。

そしてその確率を少しでも上げるために
自分が何をするか。どう在るか。

つまり自分

もっとみる

SNS

SNSでの言葉は、荒々しく刺々しいものだ。

それはあなたへの感情を宙に吐いたものであり、
あなたに向けられたものではない。

あなたの前で話される時は
棘を抜かれ毒を抜かれ、
無難な状態で提供される。

だから、人のSNSは無闇に覗くものではない。
ただ棘のある言葉に刺し殺されるだけだ。

SNSとは心の声のアンプだ。

アンプとは、ギターなどの音を出力するスピーカーのことだ。厳密にはスピーカー

もっとみる

平和

誰しも平和を望む
それなのに
ぶつかり合ってしまう
傷つけ合ってしまうのはなぜだろう

価値観が違うから?
自分の守りたいものが違うから?
優しさを忘れてしまうから?

最近自身の問題を
ヒトのせいにすることで
人類の問題だと拡大解釈することで
自分を納得させている

ホモ・サピエンスが20万年かけて解決できなかった問題を、20数年生きただけの僕らが解決できるはずがないんだ

あと一歩

誰かを怒らせてしまった時
誰かを傷つけてしまった時
何かを失った時
何かを成し遂げられなかった時

あと一歩足りなかったといつも思う。

あと一歩、優しさがあれば
あと一歩、落ち着きがあれば
あと一歩、堪えれば
あと一歩、早ければ

大事なものを失うことにはならなかった。

逆に言えば、
あと一歩、譲ってくれれば
あと一歩、待ってくれれば
僕らはまだ並んで歩けていたのだ

もしくは、お互いあと半歩

もっとみる
諦め方を知っている

諦め方を知っている

自分は自分なりに諦め方を知っている気でいる。

嫌なことがあっても
「まあ仕方ないか」
「まあこれが人生か」って思う。

一度自分の人生というか生命を諦めようとした人はそのへんのハードルが低いのかもしれない。

諦め方で言えば、
昔書いたこの記事にも通ずるところがある。

人間関係にも「諦め方」はある。
「割り切り方」と言ったほうが自然だろうか。

人間関係のことで言えば、
芦田愛菜さんの言葉がと

もっとみる