記事一覧
「常識のない喫茶店」 を読んだ。
「常識のない喫茶店」、これはかなり面白い。目からうろことは、こういうことだと感激した。
詳しくはまた
2020-04-06 鶴見俊輔 座談 昭和を語る
鶴見俊輔 座談 昭和を語る 晶文社
羽仁五郎の言葉に、p121 「結局、(中曽根康弘が)憲法という一枚の紙切れが残って国民が滅びることになったらどうするんだ、なんてことを言って国民を脅かすから、オレはそういう国民になりたいやって言ってやったんだ」
私はこの羽仁五郎の言葉をかっこいいと思うし、一息でそれを言うことができるようでありたい、と思っている。ただ、本当にこれは困難であるに違いない。
戦争する
遥の花 蛇足 かぬか びびる
本来、術者は行くことができない、正確には術者がなんとなく避けてしまうよう、難しい術が一帯に施されている。避けられるかもしれない面倒ごとは、あらかじめ避けるのが賢明だ。
かぬかは駅の改札を降りて、ほっと吐息を漏らした。幸い、かぬかは無の術を少し教わっているため、結界が見逃してくれたのだろう。幸の手書きの地図を見ながら、ここまでやってきたのだ。しかし、駅からの地図はない。つまりは書いても無駄なのだ、駅
更新情報とか日記とか
更新情報とか日記とか2020-04-02 梨木香歩
私は梨木香歩の爆発を抑制した、と思っておりますが、その文章が好きです。こういう文章が書ければなぁとは思いますが、遙かの彼方です。
幸いなことに彼女は私よりも年上。もしも、年下なら、嫉妬していたかもしれません。
2020-04-01 今日は一日雨。夜、テレビを見ると志村けんの追悼番組。
今日は一日雨。夜、テレビを見ると志村けんの追悼番組。
さて、
遥の花 漣 竹林にて
両腕を組み、鼻歌など口ずさみながら竹林の小径を歩く。
黒と三毛を従え、なよはにかっと嬉しそうに笑みを浮かべた。
「あさぎが作ってくれた弁当に日本酒、言うことないのう」
三毛が辺りをうかがいながら、なよに言った。
「なよ姉さんはお気楽すぎます」
「三毛の生真面目にも困ったもんじゃ。青い空、小春日和の風、沢山の敵、言うことないではないか」
「でも、なよ姉さん」
黒が気配を探ろうと半眼のまま、囁いた。
たいした頭の持ち主ではないけれど、がんばって、カシコそうなことを書いてみる。
超国家主義と論理と心理 丸山眞男 を ぼちぼち読みつつ超国家主義と論理と心理 丸山眞男 を ぼちぼち読みつつ、ちと、考えてみる。この本はおよそ70年前にこの国の戦中、戦後すぐを書き表したものだけれど、現在にも十分通用する、これは多分、科学技術や経済を除く多くのものごとが、成長していないということだろうと思う。
この国に住む私達の多くは、なにごとにつけ、できれば責任を取りたくないと思っている。責任を
遥の花 月の竹 眠るモノ 四話
かぐやのなよたけの姫、危機に陥るかも
月曜日 18 7月 2011 at 6:49 pm.
男は、夕刻、茶店の窓際の席に座っていた。
珈琲をテーブルに戻し、行き交う人を眺める。
街中、まだ、日差しは残り、夕食の材料だろうか、買い物帰りらしい女性が多い。
男は会計事務所の勤めからの帰り、待ち合わせにと茶店に寄ったのだった。
幸せすぎて申し訳ない、思わず、男の口から小さく言葉が漏れた。
「よう、
遥の花 月の竹 眠るモノ 三話
遥の花 月の竹 眠るモノ 三話
「先生、見回りに行こうよ」
黒が夕食後、男に言った。
「でも、寒いし。行くのやだなぁ」
男がくすぐったそうに笑う。
「もぉ。そんなことじゃ、町を守れないよ」
怒りだす黒が面白くて仕方ないと男が笑った。黒達三人がここに住むようになって一年が過ぎた。裏社会での術師と鬼の戦いは既に鬼の優勢となり、一般の人達には知らされていないが、術師の目を擦り抜けては鬼達が暗躍し、人々