工作の後片付けが壊滅的な息子への声かけ
自閉スペクトラム症の息子は、片付けが大の苦手です…
「片付けて〜」と声を1度かけるだけで大激怒&癇癪になる事もしばしば。
「片付け」というか、そもそも「ゴミをゴミ箱に捨てる」事も難しいんです…
理由としては、
①工作に過集中しているから忙しい
②「片付け」=「終わり」と感じるので、気持ちの切り替えが難しい
③極度の不安感からくる執着心により、捨てるのが不安(怖い)
④ゴミとゴミじゃない物の区別をつけるのに戸惑う(瞬時に判断できない)
以上の4つが、「ゴミをゴミ箱に捨てる」事が難しい主な理由です。
そんな息子には「ゴミを捨てるだけでいいよ」と声をかけています。
「片付けて〜」と声をかけると、まずゴミを拾ってゴミ箱に捨てる。それから捨てない物を拾って、全て元の場所に戻す。それまでが片付けですよね。最初から最後まで片付けるには、一度にこなさなければならないタスクが複数あります。そうなると、自閉スペクトラム症の息子には混乱してしまうわけです。
なので、「片付け」というワードは使わずに、「ゴミはゴミ箱に入れて」という事だけを伝えています。しかも「ゴミを捨てるだけでいいよ」と限定して伝えると、より簡単な作業というイメージが強まるので、ストンと息子の心にスムーズに指示が入りやすいように感じます。
マルチタスクを一度にこなす事が難しい場合、または混乱しやすい場合には、一つ一つの簡単で明確な作業に区切ってみると分かりやすいです。
何事もスモールステップですね!
それにしても、散らかっていますね…
これは、息子が10分間、工作をしていたテーブルです。
次から次へと材料を出してきて、セロハンテープを貼ったり剥がしたり、忙しなく作業をしますので、気がつくともう、こんな感じになっています。
パッと見、材料なんだか、道具なんだか、ゴミなんだか、全く分かりませんね…
過集中で作業をしていますと、今作っている工作の事しか目に入らなくなりますので、散らかし放題になってしまうのです。
しかも、あちこち移動しながら(遊びながら)工作をしていますので、こんな風に散らかった場所が部屋に2〜3箇所ほど…
そりゃ、「片付け」は大変な作業なのですよw
せめて、「ゴミはゴミ箱に捨てるだけ」でもやってくれないと困るのです。。
ちなみに、心の調子が良い時には、朝起きてから夜寝るまでの、ほとんどの時間を工作に充てていますので、ゴミの量は、それはもうスゴイものですw
工作作品は作っては解体し、また作っては解体〜を繰り返し、材料は自分でリサイクルしながら使い続けてくれるのですが、使えば使うほど材料はボロボロになっていきますから、ゴミはどうしても出てしまいます。
また、息子の場合には、セロハンテープやビニールテープのゴミの量がスゴイ多いですねw 貼っては剥がし、貼っては剥がしを延々に繰り返すようにして作品を作りますので、1日でセロハンテープ1巻を全て使い切ってしまうほどですw
そんな残骸となったセロハンテープが、部屋のあちらこちらに… 床やソファーにも… 終いには、息子の服や素肌にもくっついていますw
なので、実は「片付け」のサポートも大変、材料集め(折り紙など購入できる材料ではなく、食品パックやプラカップ、空き箱を好むので…)も大変…
毎日私も工作の事を考え続けている状態なのも地味〜に大変なんですが、それでも息子の工作を一番に応援したいと思っています。
「工作が楽しめる=心の調子が良い息子」なんです。
そんな息子の工作活動を皆さまも応援して下さると嬉しいです!
読んで下さり、ありがとうございます。 私と息子をサポートして下さったら泣いて喜びます。 全て、息子の将来のため、療育や学習、その他の活動資金として使わせて頂きたく思います。応援よろしくお願いいたします。