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10年超が3本、継続期間から見るオードリー若林さんのレギュラー番組12本の将来形とは?

松山英樹プロ、マスターズ優勝!

4打差から悲劇の逆転を喫する姿を見たくなくて、当日はニュースを遠ざけてましたが、ホントに良かったです。。おめでとうございます!

さて、素人目から見て、ゴルフは継続再現のスポーツなのかな、と感じている。

たまにラウンドしても、前回のラウンドで上手くいってたスイングを全く再現できず、膝から崩れ落ちる、という経験を重ねている。

上達には、間隔を空けずにプレイを継続し、再現性を高めていくしかない。

バラエティはどうか?

YouTubeなど新しいメディアが出てきて、星の数ほどのコンテンツが生み出されているが、継続されるコンテンツは限られ、それこそ10年となるとまさに一握り。

特にテレビやラジオといった枠が限られるメディアは特別で、一時の勢いがあるだけでは継続が許されない。

番組のクオリティと視聴者の満足度再現され続けなくては、数字はついて来ず、別口の収益源にも結びつかない。

若林さんの12本のレギュラー番組はどうか?

今回は、若林さんのレギュラー番組の継続期間を紐解き、そこから新たな挑戦の為の番組の整理に目を向けたいと思う。

1. 若林さんのレギュラー番組の歴

● 3本が10年の壁を超え、長い番組から若い番組までが満遍なく存在しており、安定的にオファーを受けてきた様子が伺える。

10年超        3本
5年〜10年 4本
5年未満       5本

✳︎ メインの番組は太字、期間は若林さん出演から

①スクール革命!(日テレ、内村さん)
2009年4月~
12年

オールナイトニッポン(ニッポン放送)
2009年10月~
11年6か月

オードリーのNFL倶楽部(日テレ)
2010年9月~
10年7か月

オドぜひ(中京/日テレ)
2012年4月~
9年

⑤ヒルナンデス(日テレ)
2012年10月~
8年6か月

しくじり先生(テレ朝、AMEBA)
2014年10月~
6年6か月

ソレダメ!(テレ東)
2015年4月~
6年

どうぶつピース!!︎(テレ東)
2016年9月~
4年7か月

潜在能力テスト(フジ)
2017年4月~
4年

激レアさん(テレ朝、弘中アナ)
2017年9月~
3年7か月

⑪日向坂で会いましょう(テレ東、秋元先生)
2019年4月~
2年

あちこちオードリー(テレ東、佐久間さん)
2019年10月~
1年6か月

2. 松本人志さんの番組の歴

● 参考の為に松本さんの番組を並べてみた。
レギュラー番組は、長寿番組新たな挑戦という分かりやすい構図だ。

● 特筆すべきは、スペシャル番組だ。スターを生み出すコンペティションや、純粋にお笑いの力を披露する場となる番組を長く継続している。

● 過去番組にも伝説の番組が並ぶ。今、ラジオやったら何を語るのだろうか。毎回ネットニュースにされて大変そうだが聴きたい。

《レギュラー番組》

①ガキの使いやあらへんで!(日テレ)
1989年10月~
31年6か月

②ダウンタウンDX(読売/日テレ)
1993年10月~
27年6か月

③ワイドナショー(フジ)
2013年10月~
7年6か月

④水曜日のダウンタウン(TBS)
2014年4月~
7年

⑤人志松本の酒のツマミになる話(フジ)
2015年4月~(ダウンタウンなうから)
6年

⑥探偵!ナイトスクープ(ABC)
2019年11月~
1年5か月

《スペシャル番組》

①M-1グランプリ(ABC/テレ朝):16回
2001年12月~2010年、2015年~
19年4か月

②人志松本のすべらない話(フジ):36回
2004年12月
16年4か月

③キングオブコント(TBS):13回
2008年~
12年

④IPPONグランプリ(フジ):24回
2009年12月
11年4か月

《過去番組》

①HEY!HEY!HEY!(フジ)
1994年10月~2012年12月
18年2か月

②リンカーン(TBS)
2005年10月~2013年9月
7年11か月

③放送室(TOKYO FM)
2001年10月~2009年3月
7年5か月

④ダウンタウンのごっつええ感じ(フジ)
1991年12月~1997年11月
5年11か月

⑤クレイジージャーニー(TBS)
2015年4月~2019年9月
4年5か月

3. 改めてレギュラー番組の構成について考える

● 若林さんのレギュラー番組の最適なポートフォリオは以前も検証した。

(参照:『オードリー若林さんの出演番組ポートフォリオの最適化と事務所との折り合い』)

今もポートフォリオの整理方針に変わりはないが、番組の継続期間からみると、また違った観点が浮かび上がる。

● バランスとしては、松本さんに習うわけではないが、存続意義のある冠番組と、新たな挑戦という形を組みたい。

欲を言うなら、松本さんのように、若手発掘的な番組や企画が欲しい。

取り掛かりの案としては『あちこちオードリー』のスペシャル企画として、若手のネタ披露&トークの企画はどうか。

イメージとしては『新春おもしろ荘』だ。佐久間さんが若手をオードリーに紹介する体とし、絡みで良さを引き出す。そこを機に売れる若手が出てくるに違いない。

● 毎度の繰り返しだが、余白がないと新たな挑戦には手が回らないわけで、余白を作るには既存の番組を整理するしかない。以下、継続期間も踏まえ、考え方を整理したい。

● 『スクール革命』と『ヒルナンデス』は、長寿番組でオードリーも長く出演してきた。

売れ始めから使ってもらってきた番組であり、恩があるが、機を見て卒業を図りたい。

番組としても、オードリー卒業はクリティカルな問題ではない

ただ、代役を立てられないケイダッシュからすると、卒業=売上の喪失であり、能動的には動きづらい。

若林さんとして、ケイダッシュ所属の辛いところだ。

手として、『あちこちオードリー』に内村さん、南原さんに出演してもらい、想いを伝えて卒業のきっかけを作るのが良いのではないか。

● オリジナリティが薄く、若林さんの特性が活かされない『ソレダメ!』『どうぶつピース』『潜在能力テスト』は、2015年から2017年に始まった。

タイミングとしては『ミレニアムズ』が終了した2015年9月の前後だ。

『ミレニアムズ』終了を経て、情報番組クイズ番組、動物番組への見え方が変わり、現実を見てオファーを受けたとも邪推できる。

番組も長くなってきた、数字が出ているようだと、このままだとズルズル続けることにも繋がりかねない。

1つの解は、同じ時間帯で別の企画をハメるという形だが、時間帯がゴールデンであり、求める企画は作れないだろう。

となると、以下のような強硬策を取るしかないのか。
⚫︎ 犬アレルギーの発症
⚫︎ プロデューサーと揉める(局とではなく)
⚫︎ 女性問題(ゴールデンだと影響あるくらいの軽いやつ。大政さん等、共演者と2人での食事を撮られるとか)

あとは、ケイダッシュに対して別の収益源を実現することと引き換えに、番組を終わらせる方向に持っていくかだろか。

となると、noteのようなダイレクト課金型のコンテンツになるだろう。音声メディアでの一人語りなんて良いのではないか。

堀江さんが作ったZatsudanをはじめ、音声メディアサービスが拡がってきている。

音声メディアではないが、ピース又吉さんのYouTube『』は、又吉さんの特性が発揮されていて素晴らしい。軍団も形成していて、又吉さんの違った一面も見られる。

若林さんにもnote 以外にも『渦』のようなプライベートメディアがあるとファンはより楽しめる。

● 『ひなあい』の継続は秋元先生次第であり、他の坂道グループの番組を見るに3年から5年で終わりを迎えると思われる。あと数年、番組の終了までキレイに待つのが得策だろう。

● 『あちこちオードリー』は長寿確定だが、『激レアさん』は弘中アナのプライベートに寄るところが大きい。

しばらくなさそうだが、弘中アナの結婚出産を機に今のフォームが保てなくなると閉めざるを得なくなる。

プライベートのイベントがなくとも、弘中アナがあと何年フォームを保てるのか、数年は問題ないだろうが、その後、進化していくのか、競争力を失うのか、はたまたフリーになり、田中みな実さんのような路線にいくのか、いずれにせよ『激レアさん』は弘中アナ次第だろう。

4. 若林さんは何と言うか?

「オールナイトもどうにか10年超えたけど、もう必死よ。もがいてもがいて10年。これから先なんて全然見えないし、だから20年とか30年とか同じ番組やってるのとか凄すぎて考えられないよね」

「うーん、そうね、凄いね、もう単純に。まぁただ、同じことを長くやればいいってもんじゃないのでは、とも思うけどね。時代の移り変わりは早いからさっ、やっぱ時代に合わせた内容をお届けしないととは思うよ」

「いやお前が何を偉そうに言っちゃってるわけ?ネタも書かずに、フリートークも一度も考えてきたこともないお前が、長くやればいいとは限らない、とかよく言えるな」

「いや、毎度それを言うなよ笑。いやだからさ、長くやるのはいいけど、同じことだけを長くやってても成長がないんじゃないの、という意味ですよ」

「お前、今日からトゥース禁止な、あと他のギャグも。同じことだけ長くやっても成長ないんだから。俺が出てない番組にも言っとくから、これから春日はトゥースやりませんって」

「やめなさいよ笑、トゥースなくなったら、卒業式が続いちゃうじゃない。同じこと長く続けること以上に価値のあることなんてないんだから」

まさに継続は力なり。僕も肝に銘じます。

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