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オードリー若林さんの出演番組ポートフォリオの最適化と事務所との折り合い

人に与えられた時間は等しく、イーロン・マスクも僕も同じ1日24時間だ(何という平等)。

その限られた時間は得意とする分野に割り当てて欲しい!と、本人の想いや事情を無視して外野は無責任に期待する。

マイケル・ジョーダンには野球を挟まずバスケを続けて欲しかったし、橋下徹さんには政治評論家としてではなく政治家として暴れて欲しいし、若林さんには独自色が出せない番組からは降りて欲しい。

若林さんの余力を捻出するには

若林さんはとにかくレギュラーが多すぎて、若林さんにしか創り出せない独自の世界観を創る時間が取れていない。

若林さんの独自価値とは、人の内面に眠る真理を、独創的な着眼点と言語化の才能、空気を読む力をドライブにした笑いの世界観の中で紐解く力だ。

一部の番組ではその希少な価値を存分に発揮して僕たちの生活を豊かにしてくれているが、そうでない番組も散見される。

そういった番組からは降りて、新たな挑戦により、僕たちの生活を更に豊かにする為の時間に割り当てて欲しい(いや、何という勝手な願い)。本人や事務所の意思・事情は無視すれば、そう願わざる得ない。

松本人志さんは、自分中心で新たな切り口が出せる番組しか乗らないし、創ってないように見える。本来、若林さんもその立ち位置を取れるところまで来ているはずだ。

若林さんの新たな挑戦は、個人的には脚本や小説の「創作」に当てて欲しいが、新番組でも独自色が出せる番組であれば異論はない。

今回は独断と偏見で、若林さんの出演番組のポートフォリオを整理し、まずは時間を捻出してみたい。

継続‼︎

オールナイトニッポン(ニッポン放送)
→ 言わずもがな。このベースキャンプがあればいつでも立て直せる。

あちこちオードリー(テレ東、佐久間さん)
→ 今後のテレビ活動のコアとなる番組。程よい緩さでゲストの胸襟を開かせるスタイルは唯一無二。

オドぜひ(中京)
→ さしてエッヂの効いてない素人相手に安心して見てられるのは若林さんの実力故。替えは利かない。

激レアさんを連れてきた(テレ朝、弘中アナ)
→ 弘中アナと息の合った独自の空気感を生み出す代表作。言語化の才能、着眼点のセンスを遺憾なく発揮。

しくじり先生(テレ朝、AMEBA)
→ メイン色はやや薄いが、内面に切り込んでいく番組が故、良さを出せる突っ込みボケの機会多数。

日向坂で会いましょう(テレ東、秋元先生)
→ 日向坂との関係により他番組でのトークの幅も広がっている。秋元先生との今後の思わぬコラボにも期待。

オードリーのNFL倶楽部(日テレ)
→ 趣味的な位置づけで若林さんの息抜きに良い。

撤退‼︎

スクール革命!(日テレ、内村さん)
→ 太い内村さんメインの番組だが、ジャニーズ複数の大人数雛壇は、独自色を出すには制約が多すぎる。

ヒルナンデス(日テレ)
→ 役割は果たした。歳を重ね朝の情報番組のトーンにミートさせる事に違和感が生じてきている。

潜在能力テスト(フジ)
→ 純粋に若林さんである必要がない。

でんじろうのTHE実験(フジ)
→ 若林さんに対話してもらいたいのは、科学ではなく人の内面だ。

ソレダメ!(テレ東)
→ VTR中心の構成でトークの尺が短く、深みは出しづらい(コスパは良さそうだが)。

どうぶつピース‼︎(テレ東)
→ 犬も猫も大政絢も可愛いし、息も長くなりやすい動物番組だが、動物の内面は深掘りできない。

くりーむ上田さんが上位互換できると感じる番組は若林さんの独自色が出せてない、という整理であり、撤退リスト入りさせている。

日向坂で会いましょうは、番組だけで見れば撤退だが、良い波及効果が見られる為、継続入りさせた。ここは今後も動きを注視する必要はある。

必要となる事務所との折り合い

実際若林さんが撤退したくても、ケーダッシュステージが首を縦に振らない現状があるだろう。

幾らでも代替がいる吉本とは違い、ケーダッシュは兎にも角にもオードリーに稼いでもらう必要があり、レギュラー半分降ろすなど常軌を逸した方針どころか、まだまだ詰め込もうと特別番組を繰り出している。

若林さん自身も、現在のポートフォリオには納得してないように感じる。あちこちオードリーに西野さんが来た際にも、西野さんのmoveへの納得感を示していたし、他ゲストに度々投げかける将来展望は自身への問いかけでもあると感じる。

そうこうしている内に時は過ぎ、40半ばに届いてくる。事務所との折り合いは付ける必要はあるが、1度の人生、自分の為にもファンの為にも新たな挑戦へ漕ぎ出して欲しい。

そこには若林さんの価値を最大化する為のポートフォリオの最適化・リソースシフト、そして事務所を説得する中長期におけるビジョンとプランニングへの落とし込みの必要性が伴う。

若林さんは何と言うか
「これはね〜難しい問題なのよ。正直、これ俺じゃなくても良いよねって番組はいくつかあるし、自分を出せる楽しい番組だけやりたいし、ネタ書いたりする時間も取りたいから、絞りたい気持ちはあるのよ。ただ、長い目でこうしていきたいってのがまだ固まってないのもあって、そこは事務所と詰められてないのよ」
「そうだよね、若林くんは色々出来ちゃうから詰め込まれちゃうけど、そろそろ方向性出して行かないとかもね」
「てかサトミツ、そこはお前が固めていってくれないと困るのよ。西野さんみたいに10年スパンでこうなってくっていうのをバーンッと作って事務所と話したいのよ。日向坂の頑張り見て泣いてる場合じゃないのよ笑」

サトミツさんに擦り込むのが得策なのか

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