🧬「意志が弱いのは、理想や願望が薄いから」

習慣とは ＝ 脳のニューロン着火と接続、そのループのこと。

そのループを繰り返す事で、それは太いコード状態となり、感情と思考が自動化し、一体化するもの。

例えば「条件反射」

それは、恐怖を考えた瞬間に、同時に不安も感じてしまうという無意識下での思考と感情の一体化。

そうやって、感情＋思考のセットが幾重にも作られ、無意識の人格が出来上がってしまう。

例えば「価値観」

それは、感情を伴う記憶によって、思考言動感情のパターンが形成され、そのパターンがまた大きなパターンとなり、人格の肝となるもの。

嬉しかった、楽しかったという感情の記憶、成功体験、それが次なる思考を生み行動を促す、そういった人格の要、それが価値観。

新しい事に挑戦しそれを習慣にする、自分で新しい自分を作るという事は ＝ そのパターン化の中で、新たな細いコード(パターン)を作っていくという事。

例えば「長続きしない、飽きてしまう」

それは、頭(細いコード)では分かっていても、体(太いコードの束)が勝手に... というメカニズムに他ならない。

では、どうすれば細いコード(パターン)を太くしていけるのか、不要な太いコードを細くしていけるのか

それは

・自分で苦しみを感じるのをやめる
・罪悪感を感じるのをやめる
・恥ずかしいと感じるのをやめる

つまり、負の感情を放棄する。

そのために、自分の無意識の感情(習慣)を疑う ✕ 外部刺激(無意識で反応してしまう現実)も疑う。

それは言い換えると

「これまでの自分」ではなく「これからの自分」を選ぶこと。
これまでの経験則ではなく、これからの意識で生きること。
常にこれからの意識でいられるように、過去よりも理想を大きくする事。

意識を過去ではなく、理想や未来に向けること。
「理想 願望 未来 可能性 希望」だけを見ること。

⇨ そうすると、不平を言ったり、誰かを責めたり、言い訳をしたり、自分を残念に思うことも無くなります。

誰でも突然未知の場所へ来たら、安心できる慣れ親しんだ場所へ戻りたがるもの。

それがまさに、脳と体の習性であり、同時にその感覚こそが、実は習慣の産物だったりするわけです。

「やっぱり明日からにしよう、自分には無理だ、自分には合わない... 等々」

その自分への言い訳(習慣)に納得してしまうと... 

それはまた同じ行動に繋がり → 同じ経験を経て → 同じ感情を生み出し → 同じパターンの自分を強化させるだけになってしまう。

往々にして何かを継続できない人は、意志が弱いからと言われがちですが

実はそうではなく、元々、脳と体のメカニズムがそうなっていることが、そもそもの原因です。

だからこそ、その原因を踏まえていない自己責任論や人格否定等は論外でしかありません。

いかにその脳と体のメカニズムを踏まえ、いかにその意志を習慣より大きくできるか。

いかにそのための未来の理想に意識を向けられるか。

その大前提として、いかにその理想や願望を大きく明確なものへと育めるかが、何よりも必要であり、大切なのです。