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事業会社出身製造系おじさんコンサルタント(フォークリフトの免許付き)


社員紹介第9回目は、上野 展照をご紹介します。


ご挨拶

初めまして、株式会社アルベナの上野です。SAPを中心に製造/購買系のコンサルティング業務に携わっています。私の売り文句は「事業会社出身の製造系おじさんコンサルタント(フォークリフトの免許付き)」です。好きな業務は改善です。身長182cm、体重95kg、(執筆当時)の巨体に加え、入館証などの写真を撮ると「受刑者」のように映る強面の私ですが、この記事を通じて、印象が柔らかくなることを期待しています。

ネジ1本を買う仕事から

社会人のスタートは、テレビのアンテナを作る工場でした。材料調達を行う資材部門に所属して、ネジやパイプ、鉄板などの購買を行っていました。仕入先の工場で次々とネジが出来上がっていくところや、大型機械で分厚い鉄板を切って曲げる様に、たった数円の部品1つを作るためにも様々な英知が結集されているのだと感動したことを覚えています。

そんな愛おしい部品たちは購入したからといって勝手に倉庫の棚に入ってくれるわけではありません。パレットと呼ばれる板に載せて納品された部品は相当な重さです。それらを倉庫に入れるために、フォークリフトの運転免許、床上式クレーンの操縦免許、クレーンの紐をパレットに掛けるための玉掛け免許を取りました。これで(フォークリフトの免許付き)の地盤の出来上がりです。

ERP導入がその後の契機に

そんな中、会社全体でERP(SAP)導入の指令が下ります。私は工場のキーユーザとして導入プロジェクトに参画しました。活動の中で、特に業務フローを起こすことにハマりました。いままで存在しか知らなかった他部門を含め全体が俯瞰できたことで業務理解が深まり、業務改善に魅せられました。

そして、SAP導入を経て本社情報システム部門に異動になります。情報システム部門ではユーザサポートとシステム保守が主業務でしたが、私の興味はSAP利活用に向きました。この時、一緒にコンサルタントとして活動してくれたのが現アルベナ代表取締役の相馬でした。相馬と一緒に全社の在庫削減、販売見込みの精度向上などの活動にとても大きなやりがいを感じ、その後のコンサルタント転職の契機となりました。

コンサルタントとして「逃げないこと」を誓う

コンサルタントへ転職しましたが、私はコンサルティングの技術を全く持っていません。右も左もわからない中でひとつ心に決めたことがあります。それは「逃げないこと」です。

前職でプロジェクト導入している際、導入ベンダーから「わからないので出来ません」と言われると、目の前が真っ暗になりました。わからないことは仕方がないとしても、困っていることを資料にまとめたり、考える糸口になる機能を探してくれたりするだけでも、何かは出来たはずです。あの無力感だけは与えないようにしようと誓いました。

そうすると、徐々に会議運営や機能調査ができるようになり、その上でこれまで培った現場の知見が業務理解の助けや提案の基礎として力になってきました。経験を力として活用できることは非常に嬉しかったです。また、ここに至るまで(そして今でも)全力で仕事をフォローしてくれるアルベナメンバーには大変感謝しています。こうして私は「事業会社出身の製造系おじさんコンサルタント(フォークリフトの免許付き)」となりました。

趣味は、神社とビールとお勧め

さて、そんな私としては、趣味の話をきっかけに打ち解けられると大変嬉しいです。私の趣味は、神社散策とビールです。休日になると神社で御朱印をもらうことを起点に、その周辺を散策しています。御朱印帳はもう5冊目になりました。御朱印を集めることが趣味ではなく、神社という場所と仕組みが好きです。神社でお祈りするとき、みなさんはどうやって祈ることを決めるでしょうか。きっと一番叶ってほしいことを決めて祈ると思います。これは自分がいま何に困っていて、その中で解決の優先順位が高いことを確認する内省のプロセスです。自分の考えを整理し、理解すると、心が落ち着きます。だから私は神社が好きで、神社周辺の散策が非常に良い気晴らしになります。

ビールは美味しくて楽しいから、これに尽きます。ビールが美味いという話をつまみにビールが呑める方、ぜひ一緒に吞みましょう。
他にも、好きなことで言えば、ゲーム、漫画、音楽鑑賞、写真撮影、料理、相撲観戦などたくさんあります。何より、誰かに勧められたものを体験することが好きです。なので、みなさんの最近のお勧めをぜひ聞かせてください。一緒に盛り上がらせてもらえると嬉しいです。

経験は何事にも勝る

最後に、これからの意気込みを。旧時代的な言葉ですが、「何事も経験」は正しいのだと思います。お客様の課題としっかり向き合い、困っていることから逃げず、一緒に解決に向かって何かしらの提案を出し続けることこと。この経験が地力となり、新しい知見の源泉となり、高い価値につながっていくのだと考えます。自身の価値を向上させるにあたり、新たな挑戦を経験し続けさせてもらえるアルベナは最高の環境と感じています。

ERPの導入、グループ展開、バージョンアップなどの時流は一息ついてきました。これからは導入したシステムをどれだけ活かせるか、「利活用」による投資対効果の向上が求められると思っています。そのためには、課題に対するデータ分析、KPIの設定、分析を可能にするデータ標準化、改めての業務効率化などの知見が必要になってくるでしょう。この利活用をアルベナの掲げる「Simplification」に基づいてどれだけ経験を積めるかが、個人としても、業界としても価値創造のために必要なのだと思います。

言うは易し、行うは難し。経験することは困難の連続ですが、誓いを曲げずに、これからも誠心誠意取り組んで参ります。


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