電車に5分乗って、20分歩いて、行ったことがないカフェへ

「行ってみようかな、友達がバイトで働いているし」ということで、柄にもなくカフェに行ってきました。

11時に起きて、ベランダで陽射しを浴びて、朝食、家での書き仕事、昼食を取って、アルプラゾラム(ソラナックス)を1錠(0.4mg)を飲んで、40分後に家を出発。
服用から40分後は、まだ薬が効いていないタイミングですが、6時間以上眠れたし、心も割と穏やかだったので。
何より最寄りの駅からの電車出発時刻があったので。
1時間に1本はなかなかつらい。
それでも出かける前にトイレに行くのは大事です。

最寄り駅までは15分で、そこから目的地までは電車で1駅。
ホームでの待ち時間は5分ほど。
苦手な電車ということで、少し緊張していましたが、近くの女子高校生二人組が「同じ中学だけど別の高校に進学して付き合い出した男友達と女友達」に絡みに行ったものの、イチャついている二人にどう向き合えばいいか分からず、気を遣って距離を取った様子を眺める余裕はありました。
こうして自分の不安以外に目を向けるのは、たぶん大切なこと。
「緊張するのは当たり前」と自分に言い聞かせていたら、電車がホームに。

ホームでも電車でも立たざるを得なかったですが、背負っていたリュックは降ろして、自分を少し楽にしました。
電車が目的地に到着し、そこからはカフェに向けて、出かける前に確認したGoogleマップを脳内で思い浮かべながら歩くことに。
15分という距離は大したことないかもしれませんが、歩いたことない土地の15分は少し長く感じます。

アルプラゾラムはまだそれほど効いている感じがなかったですが、カフェに向かって歩きながら考えていたことは「焦るな自分」。
行ったことがない場所に行くということで、「早く着きたい、早く何事もなく店を出たい」と考えてしまいますが、なんとか歩幅を小さく、ゆっくり前へ。

途中でコンビニが見えたので、少し遠回りにはなりますが、トイレを借りに寄りました。
最終目的地までこまめにトイレに行くのは大切です。
体内のいろいろ、心の中の不安をできる限りそぎ落としていく感覚。
どこにでもトイレがあるわけではないですし。
コンビニでチョコレートを買って、「トイレ借りていいですか?」と店員さんに尋ねるのは、私にとってよくあること。

のんびり写真を撮りながら歩いて、カフェに到着。
昼はお客さんが多かったようですが、夕方は雨も降っていたので客足はまばら。
人が少ない方が落ち着けるのでラッキー。
メニュー表を見たら、私が好きなマンゴーのジェラートがあって、さらにラッキー。
ジェラートを口に運ぶと、「あぁ…美味しい」と店長さんにギリギリ聞こえない声量で感想が口をついて出てきました。
行ってよかったです。

店長さんと少しおしゃべりをしたからか、アルプラゾラムが効いてきたのか、おそらく両方だと思いますが、カフェを出てから「よし、もっと動けそう」となりました。
「予定は欲張らない。一カ所でも行けたらよし。考えもなしに動くと疲れる」と自分の経験上、分かってはいましたが、自分の衝動に従いました。
25分くらい歩いて近くの書店へ行き、お気に入りの帽子屋に入り、スタバでスイーツをテイクアウトし、別の書店にも足を伸ばし、15分くらい歩いて駅に向かい、電車に乗って帰ってきました。

楽しかったです。
ふと「昔は自分から積極的に東京に出かけ、海外研修も志願して行ったなぁ」と考えました。
「それなのに今は」と嘆くか、「昔はできたのだから」と希望を持つかは自分次第。
書店では「死にたくなった時、不安に襲われた時の対処法」が書かれていそうな本を片っ端から探していましたが、特にいい本は見つからず。
自分で自分の経験や対処法を書いて読み直した方が良さそう、と思い、今日もここまで書きました。

誰かの、今日を生きるための参考になれば幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?