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自分の得しか考えていない人は回り回って損をする
こんばんは、社会不適合者でもなんとか仕事に行っている、なつなぎです。
突然ですが、自分が得することしか考えていない・他人から与えられることしか考えていない人、あなたの身の回りにも居ませんか?
たとえば、
・自分は全く仕事をしないのに、周りに働かせてサボっている人
・口は達者で指図してくるのに、誰かにやらせるだけで全く動かない人
・差し入れやお土産は誰よりも早く貰うのに、自分は一度も持ってこない人
・自慢話を延々と繰り返し、他の人の話には一切耳を貸さない人
などなど……
いかがしたでしょうか?
本来ならこのような人々とはなるべく関わり合いになりたくないものですが、もしかしたらあなたの身の回りにも一人や二人、思い当たる人物が居るのではないでしょうか?
ああいう人間ばかり得をしていて腹が立つ!
そう感じられた方。
ごもっともです。その気持ち、めちゃくちゃ分かります。
でも、ちょっと待ってください。
ギブは一切しないくせに他人からテイクすることばかり考えている人たち=テイカーは、実は回り回って損をしています。
今回は、テイカーと呼ばれる人々が損をしている理由についてお話ししていきたいと思います。
どういうこと?と思われた方、少しでも参考になれば嬉しいです。
私が遭遇したテイカー
実在したテイカーの事例をご紹介します。
①自慢話しかしないマウンティング同級生
私が学生の頃のお話です。
クラスメイトで、口を開けば自分の自慢話しかしない人が居ました。仮にAさんとします。
Aさんの口癖は「私だったら~」でした。誰かが話していても、その人の話を強引にさえぎってまで自分の自慢話をするタイプです。
上記の例で言うと、【自慢話を延々と繰り返し、他の人の話には一切耳を貸さない人】ですね。
私が、私なら、私のときは……と、終わりの見えない自慢話で他者の時間を平気で奪います。少しでも自分の話に反応が返ってきたらしめたもの、気を良くしたAさんはラジオMCもびっくりのマシンガントークを繰り広げます。
相手が引いても、顔を歪めても、彼女は全く怯みません。それどころか相手が口を挟んでこないのを良いことに、更なるマシンガントークを展開していくのでした。
結果どうなったか。
半年後には、Aさんは完全に孤立してしまいました。
最初は渋々ながらAさんの話に付き合っていた同級生も居たものの、半年もすれば流石にみんな我慢の限界だったようです。
ただ本人はというと、なぜ自分が孤立しているのかが分かっていない様子でした。
②香典は出さないのにお返しだけ真っ先に貰う同僚
以前勤めていた職場での出来事です。
当時、人間関係がぎくしゃくしていました。
同じ部署で働いている二人がいがみ合い、日常的に相手の陰口や悪口を叩き合っている。そんな状況でした。
伝わりやすいように、仮に一人をBさん、もう一人をCさんとします。
あるとき、Cさんの親族が亡くなられました。
そこで、部署のみんなでお金を出し合って香典を贈ろう、という流れになりました。
しかしその話を聞いたBさんは、身銭を切ることを断固拒否。
仕方なく、香典はBさんを除く人たちで出すことになりました。
ここまではまあ、分からなくもありません。
そして後日。
Cさんが香典のお返しに、折り詰めのどら焼きを持ってきてくれました。
するとなんとBさん、当たり前のように、すかさず自分の分のどら焼きを確保したのです。
自分は香典を一円も出していないのに、です。
これにはびっくりしました。当然ながら私もドン引きしました(笑)
よくよく振り返ってみると、Bさんが今までお土産や差し入れのたぐいを持ってきたところを、私は一度も見たことがありませんでした。
それなのに誰かがお土産や差し入れを持ってきてくれると、真っ先に自分の分を確保しに休憩室へ飛び込んで行くのです。
上記の例で言うと、【差し入れやお土産は誰よりも早く貰うのに、自分は一度も持ってこない人】ですね。
のちに仲の良い元同僚(勤続年数15年以上)に話を聞くと、「何年も一緒に働いているが、お土産や差し入れを持ってきたことは今までに一度もない」そうです。
それだけならまだしも、人にはあげないのに貰えるものは誰よりも早く貰いに来る……というのが衝撃でした。
以上の事例は極端かも知れませんが、都市伝説ではありません。いずれも私が実際に遭遇した、実在する人々です。
テイカーが損をする理由
前提が長くなりましたが、ここでやっと本題です。
テイカーが損をする理由についてです。
話を戻します。事例②のBさん。
一件するとBさんが損をしているようには見えません。
Bさんが真っ先にどら焼きを確保しにきたときの周りの反応は、実に様々でした。
・ドン引きする人
・ああいう人だから仕方ない、と諦めている人
・口には出さないけど明らかにAさんを見る目が変わった人
・この状況を面白がっている人
さて、この中でBさんが困ったときに助けてくれる人は誰でしょうか?
…………
答えは闇の中ですが、Bさんが【自分だけ得しようとしているところを目の当たりにしている人たち】です。
容易に想像出来るのではないかと思います。
同じように、Aさんの場合も想像してみてください。
どうでしょうか?
【自慢話を延々と繰り返し、他の人の話には一切耳を貸さない人】
みなさんは助けてあげたいと感じますか?
人は皆、親切な人に親切にしたくなる
心理学の世界では、返報性の原理という言葉があります。
平たく言うと、人は自分に親切にしてくれた人には親切に接し、邪険にされたら邪険に扱うということです。この法則の面白いところは、善意にも悪意にも同じように効果が働くという部分です。
身近な例だと、接客してくれたお店のスタッフの感じが良く、何も買う気がなかったのに気付いたらそこで買い物をしていた、などです。これは無意識に【親切にしてくれた人には親切にしよう】という心理が働くためです。
私達は無意識にテイカーを区分けしている
以上を踏まえ、【自分だけ気持ち良くなろうとしている=自分以外の他者を出し抜こうとしている】AさんやBさんに、みなさんだったら親切に接してあげたいと思えるでしょうか。
中にはイエスと答える仏のような方もいらっしゃるかも知れませんが、私ならノーです。
事実、私はBさんが居る日に差し入れを持っていくのをやめました。
意図的ではありますが、別に意地悪をしようとか、そういう意味で持って行くのをやめたわけではありません。
その会社は交代勤務制だったので、どうせ持って行くなら【普段からお世話になっている人=自分に親切に接してくれている人】が居る日に持って行こうと考えただけです。
そういった意味でも、実はBさんは損をしていると言えないでしょうか?
程度の差こそあれ、世の中ではこういったことがあちこちで起こっています。
えこひいきというものが世の中からなくならないのも、このことと無関係とは言いきれないんじゃないかと私は考えています。
もちろん例外はありますが、最初から誰かをひいきしてやろうなんて思っていないんですよね。結果的に、ひいきしているみたいになってしまうだけで。
おわりに
最後にテイカーから身を守る方法をお話しして締め括りたいと思います。
実は身近な存在であるテイカー。
身を守るには自分から離れるのが一番ですが、職場に居たり家族に居たりすると、なかなか難しいですよね。
職場であれば転職、家族であれば別居するなど、そういった選択肢はあるものの、それぞれ事情が違うので直ぐには出来ない面もあると思います。
するとこんな風に、相手を変えようと躍起になる人が居ます。
話せば分かるはずだ。きっと変わってくれるはずだ。
残酷な真実ですが、他人はそう簡単に変わりません。
変わろうとして変われるのは、自分自身が変わりたいと思ったときだけです。
また自分の身を守れるのも、自分自身だけです。
なので手っ取り早く距離を取るなら、
相手にしないこと・反応しないこと・適当にあしらってしまうこと
が一番です。
物理的に距離を取るのが難しいなら、心理的に距離を取ってしまおうというわけです。
相手が何か言ってても、必要以上に反応しない。
クレクレ要求されるのなら、軽くあしらう。
みなさんの周りに川が流れているとしましょう。
その川には時々、落ち葉や枝などが流れてきます。それらを見て、どう思うでしょうか?
あ、落ち葉だ。あ、枝だ。
こう思うだけで、特に何かしようとはしないですよね。
テイカーが何か言ってきたりしても、こんな風に受け流してしまいましょう。
あ、なんか言ってる。あ、なんか要求してる。
もちろん無視はいけませんが、大真面目に反応する必要はありません。
みなさんの貴重な時間や労力を、テイカーに割いてしまうのはもったいないです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
これからも自分なりの思いや考えをnoteに投稿していきますので、ご縁がありましたらまたお会い出来ると嬉しいです。
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