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100億人でサバイバル:日本科学未来館の防災常設展示を体験してきました!

こんにちは、あーモンドです。

今日は9月1日、防災の日です。
今年は関東大震災から100年目の年であり、特に地震や水害をはじめとした自然災害が猛威を振るっている事も重なって、テレビでは例年以上に大々的に防災についてのニュースや特別番組が放映されており、今後来るであろうと大震災に向けて、人々の防災意識がより一層求められているように感じます。

そんな災害への防災意識向上に向けて、今回私は日本科学未来館の常設展示「100億人でサバイバル」に行って参りました。

日本科学未来館は科学技術を文化として捉え、社会に対する役割と未来の可能性について考え、語り合うための、すべての人々にひらかれた場として2001年に設立され、2030年に向けて下記のような想いのもと様々な展示を開催しています。
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あなたとともに「未来」をつくるプラットフォーム

大きな変化のなか、未来が不透明ないま、
ミュージアムにできることは、なんだろうか。

未来館がほんとうにつくり、つたえたいもの。
それは、先端の科学技術の成果でもなければ、その知識でもない。

あなたの声が、行動が、世界を変え、未来をつくる。

月を超えて火星へ。人生は100年へ。人もロボットも街もかしこく。地球はずっと美しく。
そんな夢のような未来は、あなたがいるから実現できる。

未来館は、あらゆる人々が立場をこえて、場所をこえて、
つながり、ワクワクし、わたしたちの未来をつくりだすプラットフォームへ。

次の10年、ミュージアムのその先へ。

さぁ、はじめよう。あなたと。未来館と。
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引用:日本未来科学館公式サイト(https://www.miraikan.jst.go.jp/aboutus/)

特に現在開催されている常設展示は地球環境、医療技術、宇宙開発に向けた内容となっており、その中でも現在から未来にかけて進化していく科学技術への個々人の向き合い方を問いかける、共に考えていく事を示唆する内容になっています。

そもそも防災は、災害を予防し、または災害が発生した際にその被害を最小限に抑えるための対策や活動を指す言葉です。具体的には、自然災害(地震、洪水、台風、火山噴火など)や人為的な災害(テロ事件、事故、戦争など)に備え、その発生を予測し、被害を最小限にするための計画、訓練、準備、教育などが含まれます。

これはまさに、未来に向けて私たちに何が出来るのか、を考える、持続可能性(サステナビリティ)に向けた問いかけでもあります。

「100億人でサバイバル」の展示ブースでは、主に原子力災害と地震災害について、私たちが知るべき知識と記録、教訓と備え方について順を追って解説していました。

「100億人でサバイバル」展示ブース


それらをより体感的に感じられるように、地球環境と人間社会の中で、どのようなハザード(災害の危険分子)が何に影響を与えあって実害をもたらすのかを動きで見せる模型があったり、


実際に研究に使われている地震や津波のシミュレーターや、地震計測器による危険予測の研究データが紹介されています。

これらの展示を通して特に印象的だったのは、

今、私たちがおかれている状況に潜む危険因子をどれだけ自覚をもって生活できているのか、という意識への問いかけでした


感染症にまつわる歴史の展示からも、現在を生きる私たちの身の回りには、見えているようで見えていない危険因子がたくさん存在しているからこそ、問題意識から目を背ける事なく、安全に暮らせるための対策方法を考え抜くことが必要なのだと、身を以て理解する事ができました。

また、それらを踏まえた上で、隣接している展示ブース「地球環境とわたし」に行ってみると、そこでは過去と現在以上に、これからの未来に向けた社会的取り組みが数多く紹介されていました。

「地球環境とわたし」展示ブース


植物によって二酸化炭素と水に戻せるプラスチックが作れるかも、という研究や、未来の農作物の可能性など、未来はまだまだより良い方向へ進化する、と感じられる内容でした。


そのほかにも宇宙開発における最先端の取り組みや、医療技術や微生物の活用による生活環境の改善についてなど、決して憂うことばかりではない未来に向けた科学者たちの想いと努力がひしひしと伝わってくる空間でした。

そして何と言っても楽しみなのは科学館のショップコーナー。ここではビーカーやフラスコなどの実験器具から、宇宙食や昆虫食などの非常食に加え、図鑑に水晶を育てるキットなど、みているだけでワクワクするようなお土産が勢揃いしています。

私もどうしても気になって宇宙のグミという商品を買って食べてみました。
実際に宇宙に持ち込まれた乳酸菌を元に作られたグミだそうで、程よい乳酸菌の甘みが感じられてとても美味しかったです。
ちなみに売り上げは東日本大震災における復興プロジェクトに一部寄付されるものでした。

宇宙のグミのパッケージ


日本科学未来館は、今ある社会への学びを深めつつ、未来に向けた取り組みに対し体感的な理解を深められる素晴らしい場所です。

皆さんもぜひ、今知れる限りの未来に向けた人類の歩みを実感しに足を運んでみてください。


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