<精神面・医療面から見る>ゲイ・バイ男性が青年期・中年期から高齢期向けて生きるために必要なこと

◇ゲイはうつ病にかかりやすい現実とその中で生きる術とは?

ふと本屋に立ち寄って見た本の中で「ゲイ・バイ男性のうつ傾向率」について驚愕の数値を見ました。20代男性で40%越え。                                   30代以降では少しづつ数値は落ちていますが、これは根が深い問題ですね。 自殺企図も10%を超えていました。

これは肌で感じるのですが、ゲイ男性で「毎日あまりにも多くtweetを繰り返す」「孤独をSNSに吐き出し続ける」といった方の多さです。発信内容を見るにあたり、精神の不安定さを感じざるを得ない方が多すぎるように感じます。
ストレートの方でも、抑うつ状態で精神科への受診率は1/4~1/5程度と言われています。うつ病との生き方で大切なこととして、自分の考えです。

①うつ病は心の風邪。自然治癒はない。 すぐ病院に行くこと
②孤立を避けること。なんでも話せる友達を2~3人はつくること

①病院に行けない方は、自己肯定感の低い人こそ「助けて=ヘルプ」を出せない傾向があります。

これは気合の問題ではなく、医療のプロに頼るべきです。
決してご自身の気合や怠惰などという問題ではないはずです。むしろ、無理をすることで後遺症を残してしまうことは避けたいものです。実際に、弊社が支援する高齢者を精神病棟に入院する手配をしたことがりましたが、中で見た他の入院患者さんの心の傷の深さは計り知れないものを感じました。


②孤立を避けること。

なんでも話せる友達を2~3人はつくることこれは老若男女言えることで、人間ひとりでは生きられないものです。高齢期支援を事業でやる中で「この人は人との付き合いを疎かにして生きてきたんだなぁ」と感じることがあります。身内であるご家族からも厳しいことを本人に向けて言われている現場も何度も見ました。
このような時に、必要な人は自分への理解者です。かけがえのない友達や家族です。それは高齢期も青年期も少年期も変わらないものです。

人間ひとりでは生きていけないものです。かねがね私はカミングアウトは個人の意思であり、自己責任でもあると考えています。

自身の家族に話せないことはセクシュアリティだけではないはずです。そもそもストレートの方も同じで親や家族にだからこそ話せない話は一つや二つだけではないのです。

一緒に生きていける仲間づくりが大切だと感じるのは、高齢になればなるほど価値観の差や経済的格差などどうしても壁は発生してしまいます。   それゆえに人間づきあいの煩わしさを感じ、孤立するケースが散見されます。

孤立は、「孤独死」リスクにつながり、「メンタル不全」とも関係が深いのです。もしこれを読んでいただいた方は今からでも友達をつくることをご検討頂きたいものです。


◇精神不安からリスキーな性行為を避けること

最近とある方から「ゲイ・バイ男性のHIV陽性者の率」を見させて頂きました。HIV検査受診率が約6割程にもかかわらず、HIVまたはエイズ陽性の方が15%ほどいるという数値に驚愕しました。

これは予想ですが、HIV検査未受診者やHIV検査をしばらく受けていなかった方も調べれば、20%は軽く超えるのではないかと予想します。

「HIVにかかっても死なないから大丈夫でしょ?」という声が聞こえてきそうですが、高齢期のゲイ男性支援をしている立場から言うとそれは希望的観測です。

たしかにHIVは適切な服薬をこなすことで長く健康に生きていけるようになりました。

しかし、HIVを患った状態で高齢期に突入をしたらどうでしょうか?

・HIV陽性患者の場合、認知症を引き起こすリスクが高まる     

・HIV陽性者の場合、入院時や施設入居時にたらい回しあう可能性が高まる

という現実があります。リスキーな性行為に走る背景には「自暴自棄」や「うつ病などのメンタル不全」「覚せい剤などの薬物乱用」などがあります。根本にはこころの問題があり、前述同様にこころの問題を放置した結果、HIV感染や高齢期に苦労をすることは避けたいものです。

とはいえ、どんなに注意していても感染するリスクはあります。勿論感染してしまった場合でも、事前準備で老後を乗り越える方法はありますので、気になる方は問い合わせをお願いします。


長々と書いてしまいましたが、見て頂いた方の中で老後や生き方に不安を抱えている方は是非一度ご連絡ください。


アライアンサーズ株式会社 代表取締役社長 久保わたる

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