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412.才能を殺す天才

僕たちは知らず知らずのうちに誰かの才能を殺しているかもしれない。また、自分の才能を誰かに殺されているかもしれない。

同僚や知人、家族に「〇〇をやりたいと思っているんだけど」と言われた時、あなたはどんな反応をしているだろうか。返答次第では才能を殺す可能性がある。殺してばっかりでは言葉が強いので、潰すという表現に変えてみよう。


就活をしていると、自分の夢や将来について話す機会が多い。自分がこれから進むべき道を決める、大事な期間。この期間でのやりとりで大きく自分の方向性が変わることだってあり得る。だから誰と話すかはすごく重要になってくる。

相談相手「これから何をしていきたいんですか?」
就活生『〇〇をしていきたいです』
相談相手「なんでですか?」
就活生『......』

就活生であれば上記のようなやりとりをしたことが一度はあると思う。この「なんで?」が強敵。そもそも、これからやりたいことに対して明確な意味付けは必要なんだろうか。意味付けや自分の意志がハッキリしている人はいいけど、なんとなくぼんやり頭の中でしか考えてない人は否定された気持ちになってしまう。

まだ言葉にできていないだけで、感覚的に自分がやっていきたい方向性が見えたから話している人もいると思う。せっかく自分が輝けそうな新しい芽が出始めたのに、「なんで?」のこの一言で可能性を潰してしまう。ハッキリとした理由がない夢は”悪”と捉えられてしまうから。


正直、やってみないと分からない部分は多い。最初は自分にとって向いていることだと思っていたことがやってみたら違うと感じることもあるし、何となく始めたものがやっている内にしっくりくることだってある。だったら相談された側はすんなりと受け止めて応援してあげればいいのではないだろうか。

就活生『〇〇をやってみたいと思ってるんです』
相談相手「いいですね!もっと具体的に話を聞かせてください!」
就活生『実は、、、』

みんながみんな言葉にできるような立派な理由なんていらない。過去のことはいくらでも意味付はできる。「今××をやっているのは、▲▲というために始めまして」なんて言っている人も後から意味付けしたに違いない。やりながら修正していくのが普通。最初から自分の思い通りに進むことの方がよっぽど珍しいはず。


なぜなぜ攻撃に疲れてしまう就活生。大変すよね。僕もです。伸び伸びと自分がやりたいことを尊重してくれるような環境を見つけられることを願っています。

もし自分が誰かに相談されたら、理由を聞くよりもまず「いいね」と肯定して応援するところから始めたい。否定や痛いところを突くのは誰でもできる。正論が最良の選択でない時だってある。最低限僕の周りからはあたたかい空気が流れるようにしていきたいな。


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