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436.みんなおめでとう

みんな卒業おめでとう。本日3/22はかつて僕が通っていた大学の卒業式。僕は今の大学に編入したため、2つの大学に通っていたことになる。だから、かつての大学。

僕の考えが変わらず、ずっと同じように授業を受けていたら今日が卒業の日になっていた。大学を変えなかったらどんな人生だったんだろう。今の選択に全く後悔はなく、むしろ良い選択だったなと心から思えるのだが、大学を変えない人生はどんな人生だったのか気にはなる。


僕がかつて通っていた学部は医療系。2年生の頃はご遺体の解剖もしたし、カエルの解剖もした。筋肉や神経、生理学なども勉強したなあ。

そして1年前。みんなが4年生となって「実習先で頑張ろう」と意気込む中、大変なことになった。実習先も見つからない。外にも出られない。医療系の学部は4年生が一番大変な時期。友達と会って、あーだこーだ言いながら進めるはずだったのに。僕は当事者ではないから分からないが、本当に大変だったと思う。

実習、卒業研究、国試、就活。1つずつ着実に乗り越えていった同級生たちが本当に誇らしい。僕は医療の世界から逃げた人間である。だからこそ、4年間やりきったみんなはすごいなと思う。


入学式の日、先生から「この学年は全員で卒業できるといいな」と言われた。僕は全然意味が分からず、『みんな普通に卒業できるやろ!おれは大丈夫やから、みんな頑張ってくれよな。全員で卒業しようぜ』と思っていた。そして蓋を開けると、離脱者は僕一人で僕を除いて、みんなストレートで卒業。とんだ笑い話である。笑


今振り返っても、僕には医療系の世界は向いていなかったと思う。違う道に進むのは勇気がいる決断だったけれど、本当に良かった。今やっていることは本当に楽しくて、ずっと大学に通っていたらできなかったこともたくさんある。

多分、どんな選択も正しい。ただ、自分にとってどんな選択になったのかは自分で意味付けをしていくしかない。「良かった」と思えるのか、「ミスった」と思うのか。あとは自分次第。選択を正解にしていく覚悟は必要かもしれない。


学校をやめたからと言って、誰かと気まずくなったわけでもなく、今でも連絡を取り合っている。一番仲が良い友達にメッセージを送っておいた。グループLINEで全員に送ってほしいと依頼して。僕にできることはみんなの卒業を祝うことくらい。それでいい。

かつては一緒に勉強した同級生たち。それぞれが違う環境で頑張って、「あいつも頑張っているんだな」と思えたら十分。お互いに刺激し合える存在になれるように。僕は僕で頑張ろうと思う。


みんな卒業おめでとう。


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