会計視点で考える、個人のお金の流れと自己投資のヒント
「若いうちにお金を使った方が良いよ。歳をとってからじゃ使えなくなるから」「お金があるならNISAをやるべき」「老後に備えて貯金をしておこう」「貯金したってお金の価値が下がるだけ」
お金にまつわる情報が多い…!そして、人によって言ってることとやってることが全然違う…!
お金に関する話題や意見はたくさん飛び交っており、混乱している人も多いのではないか。僕の場合、貯金はある程度あるし、NISAをやってるし、体験にお金を使ってはいるものの、結局良く分からない。
とはいえ、お金には一生向き合わないといけないから悩ましいところ。
昨日保険マンをしている後輩とお金について話したことと、会計の本に書いてある企業のお金の話がリンクしたため、自分の備忘録の意味も込めて、「会計知識を自分の生活にどう落とし込むか」を考えていきたい。
企業が使うキャッシュフロー(C/F)の考え方
キャッシュフローはお金の流れのこと。いくら黒字を出していたとしても、企業はキャッシュがなくなると倒産するため(黒字倒産)、経営者はキャッシュがあるかどうかを非常に気にしている。
キャッシュフローの観点は3つ。
①営業CF
②投資CF
③財務CF
キャッシュフローと言っても複数の要素があり、プラスが良い訳でもないしマイナスが悪い訳でもないという、時と場合によって意味合いが変わってくるのが面白い。
しかも、同じ企業でもフェーズによって投資CFをプラスにするべきフェーズもあるだろうし、財務CFをマイナスにするべきフェーズもあるだろう。
そう考えると、キャッシュフローの考え方は企業だけではなく、個人にも通用するのではないかと思えてきた。
個人が使うキャッシュフローの考え方
①営業CFをプラスにするべく頑張る
営業CFに関しては、仕事を頑張って収入を上げよう、というシンプルな着地に落ち着く。入ってくるお金が多いほど使う選択肢は広がるから。
僕もがんばりたい。
②若い時は投資CFがマイナスでも問題ない
投資は「時間」や「労力」、「体験」に置き換えてみるのが分かりやすいだろう。僕のような独身の20代が大金を貯金していても、今の時点で大きな意味を持たないから(大金を必要とする場面が少ない)、お金を体験などに投資をする方が意味を持つはず。
「自己投資」と呼ばれるお金の使い方をすれば、後々お金(営業CFのプラス部分)として返ってくるのが最大の魅力。
NISAの観点に触れるなら、若いうちにNISAを買って投資CFをマイナスにしていても、早ければ早いほど複利的に増え、後から解約した時に投資CFを大きなプラスにすることができる。
③多少のプラスは良いが、プラスに振り切りすぎると怖い財務CF
目の前にお金があったとしても、借入金であれば後から返さないといけない。だからこそ、借り入れしたお金を使うことでお金を生み出したり新たな価値を得たりできるかどうか、を考えるのが大事になってくる。
投資なのか消費なのか、自分なりの尺度を持って考えるのも大切。
何にリソースを割くべきか
お金の使い方も時間の使い方も同じ正解はなく、人それぞれ「自分だったらどうすべきか」を自分の頭で考えないといけない。
僕の場合は体験や勉強にリソースを割く優先度が高いため、積極的に新たな体験をしにいこうと思っている。
noteで記事を書くのも投資的な側面が強い。今すぐお金になるわけではないものの、言語化力を上げたり情報のキャッチアップ能力を上げたりするのに役立つから、時間を割くようにしている。
情報が多い時代だからこそ、自分なりに情報収集をして自分の頭で考えられるようにしたい。
読んでくださる方のプラスになるような記事を書くための活動費として使わせていただきます!