アルフ巡礼者 / Alf Pilgrim

アルフレッド大王とエドマンド殉教王を求めて旅する巡礼者あるいは書記。(旅行マンガや文献…

アルフ巡礼者 / Alf Pilgrim

アルフレッド大王とエドマンド殉教王を求めて旅する巡礼者あるいは書記。(旅行マンガや文献の和訳,など) A pilgrim or a scribe, worshiping King Alfred the Great and King Edmund the Martyr. Maybe

マガジン

  • アルフレッド巡礼記

    アルフレッド大王の聖地巡礼にイングランドに行ってきた(2回)つれづれを、マンガと補足情報などでつづります。

  • アサシンクリード ヴァルハラ関連

    アルフレッド王が出てくるゲーム「アサシン クリード ヴァルハラ」についてのメモなど。

  • 「アングロ-サクソン・クロニクル」抜粋訳

    9世紀イングランドのアルフレッド王の治世の頃に書かれたアングロサクソン民の歴史書、「アングロサクソン・クロニクル (年代記) (Anglo-Saxon Chronicle)」から、ヴァイキング(デイン)が出てくるあたり~アルフレッド王関連部分を、抜粋して和訳しています。(2020/10/26現在、「A.D. 878」年まで。随時追加)

  • 『アルフレッド王の生涯』私家訳

    9世紀後半イングランド南部の王様「アルフレッド大王」の伝記「Vita Alfredi」の和訳の試みです。 ウェールズの修道僧でアルフレッド王の教師・顧問の一人であるアッサーが、王の存命中に、王本人や周囲に聞き書きしたりながら、ラテン語で書いたものです。 ここでは Albert S. Cookの英訳等をベースに、少しずつ翻訳して追加していく予定です。

最近の記事

アルフレッド巡礼記 5日目その2: ウィンチェスター大聖堂(2)

アルフレッド大王聖地巡礼記、5日目、その2。 5日目はウィンチェスター大聖堂の続きと、周辺史跡、およびアルフレッド王に縁のありそうな場所を散策します。(ウルヴジー城址、シティ・ミル、ハイド・アビー、グレート・ホール、ウィンチェスター城址、等々) まずはウィンチェスター大聖堂の続き。 <<(前回はこちら) ◆本篇>>各ページの補足はこちら p5-11. p5-12. p5-13. p5-14. p5-15. 短いですが今回はここまで。 次回はウルヴジー城址、シ

    • 聖スウィザン(スウィジン)についての覚書き

      「アルフレッド大王聖地巡礼記 5日目(2)」で触れた聖スウィザン (または聖スウィジン/スウィズン, St Swithun/ Swithin)」について調べていたら長くなったので、忘れるのも勿体ないので、一旦ここに保存しておきます。 上記記事から分離したので、一部重複しています。 不完全で偏っており、過誤に満ち、読みづらいと思いますが、ご容赦ください。 (雑すぎるので、また後で書き足すかも知れません) 聖人になった後に創作された奇蹟の数々については、ほぼ触れてません。

      • アルフレッド巡礼記 5日目その1: ウィンチェスター大聖堂(1)

        アルフレッド大王聖地巡礼記、5日目。 古都ウィンチェスターの名所やアルフレッド王に縁のありそうな場所をゴリゴリ回ります。(ウィンチェスター大聖堂、ウルヴジー城址、シティ・ミル、ハイド・アビー、グレート・ホール、ウィンチェスター城址、等々) まずは街のシンボル、ウィンチェスター大聖堂から。 <<(前回はこちら)/(次回はこちら)>> ◆本篇※前回までは各ページの下に補足を書いていましたが、今回から別に分けてまとめました。>>各ページの補足はこちら p5-1. p5-2

        • アルフレッド大王が登場する作品:あれこれメモ

          アルフレッド大王 (King Alfred the Great) が出てくるドラマや映画、小説 (言及のみ含む)、ゲームなどを、ぼちぼち、毎度ながらだらだらと読みづらい文章で (すみません)、紹介したいと思います。 紹介イラストはまだ 1作しか描けてませんが、今後紹介したい作品の概要と合わせて、とりあえずnoteに上げておきます。 随時追加したいです。 (2022年6月) ◆ドラマ「ラスト・キングダム」 The Last Kingdom (2015~2022)【注】下記は

        アルフレッド巡礼記 5日目その2: ウィンチェスター大聖堂(2)

        マガジン

        • アルフレッド巡礼記
          12本
        • アサシンクリード ヴァルハラ関連
          8本
        • 「アングロ-サクソン・クロニクル」抜粋訳
          4本
        • 『アルフレッド王の生涯』私家訳
          5本

        記事

          アルフレッド巡礼記 4日目その3: ウィンチェスターの続き

          アルフレッド大王聖地巡礼記、4日目の更に続き。 夕方5~6時を過ぎてもまだまだ明るい夏のイングランド、とりあえずウィンチェスター大聖堂の周辺を散策。 「シャーロック・ホームズ」 (『ソア橋』) の余談もチラっとあります。 <<(前回はこちら) /(次回はこちら)>> ◆本篇▶聖スウィザン-アポン-キングスゲート教会 (St Swithun-upon-Kingsgate) ▶オースティンの肖像画のデータ (public domain) は今回はこちらから。  ▶「高慢と

          アルフレッド巡礼記 4日目その3: ウィンチェスターの続き

          アルフレッド巡礼記 4日目その2: ウィンチェスター(とホームズ余談)

          まんがアルフレッド大王聖地巡礼記、4日目の続き。 計らずもアルフレッド王の防衛都市の双璧を渡り歩く事になった4日目、 ウォリンフォード (Wallingford) の次は、いよいよイングランドの奈良...もとい旧首都ウィンチェスター (Winchester) へ入城。 <<(前回はこちら)/(次回はこちら)>> 取りあえず5ページだけですが、余談が長くなったのでアップします。 ※毎度ながら非常に曖昧な記憶を掘り出しつつ描いておりますので、記憶違い・勘違いなど多々あります

          アルフレッド巡礼記 4日目その2: ウィンチェスター(とホームズ余談)

          アルフレッド巡礼記 4日目その1: Wallingford (と「ボートの三人男」)

          まんがアルフレッド大王聖地巡礼記、4日目。 アルフレッド王の生誕の地ウォンティジ (Wantage) を後にして、王都ウィンチェスター (Winchester) に向かいます。 途中、ウィンチェスターと並ぶアングロ・サクソン時代の城塞都市のひとつ、ウォリンフォード (Wallingford) にチラっと寄ります。 【2022/2/3 追記:「ボートの三人男」内の言及】 【2022/6/25修正:4-9ページ差し替え】 ※毎度ながら非常に曖昧な記憶を掘り出しつつ描いております

          アルフレッド巡礼記 4日目その1: Wallingford (と「ボートの三人男」)

          アルフレッド巡礼記 3日目: Wantage

          まんがアルフレッド大王聖地巡礼記、3日目。 「アルフレッド・ジュエル」のオクスフォードから、王の生誕の地、バークシャーのウォンティジ (Wantage/ ウォンテージ) へ。 毎度ながら非常に曖昧な記憶を掘り出しつつ描いておりますので、記憶違い・勘違いなど多々あります。ご了承ください。 相変わらずあっちこっちに話が飛んでおり、読みづらくてすみません。 (noteの文字編集機能が少しだけ増えたので、試行錯誤中です) 本編※3-1~3-4ページはTwitterへの初掲載時から

          アルフレッド巡礼記 3日目: Wantage

          【アサクリ】教会比較:ナナミンスター(修道女の大聖堂)【ヴァルハラ】

          ゲーム「アサシンクリード ヴァルハラ」に出てくる教会について、現地写真との比較やシロウトの雑感をテキトーにだらだらと書きます。 今回はウィンチェスターの「修道女の教会」(The Nun's Minster) について。(※便宜的に「ナンミンスター」「ナナミンスター」等の表記も使っています) ▶「オールド・ミンスター」についてはこちら。 ▶ ウェアラムの教会や砦についてはこちら。 ※ 2021年10月19日にディスカバリー・ツアー (観光モード) が公開される予定ですので

          【アサクリ】教会比較:ナナミンスター(修道女の大聖堂)【ヴァルハラ】

          【アサクリ】教会比較:ウェアラムの2つの教会+α【ヴァルハラ】

          ーム「アサシンクリード ヴァルハラ」に出てくる教会について、比較やシロウトの雑感をテキトーにつらつらと書きます。 今回はウェアラム (Werham/Wareham) の教会について。 ▶オールド・ミンスター回 ※ 2021年10月19日にディスカバリー・ツアー (観光モード) が公開される予定ですので、きちんとした歴史ネタはそちらなどをご覧いただければと思いますが、とりあえず自分の狭い知識の中でニマニマした所をメモしておきたかったので...。 【!注意!】ゲーム後半のネ

          【アサクリ】教会比較:ウェアラムの2つの教会+α【ヴァルハラ】

          【アサクリ】教会比較:オールド・ミンスター【ヴァルハラ】

          ゲーム「アサシンクリード ヴァルハラ」に出てくる教会の内、 自分が実際に行ったことのあるウィンチェスター (Winchester) およびウェアラム (Wareham) の教会について、シロウトの雑感とメモをテキトーにだらだらと書きたいと思います。 まずはウィンチェスターのオールド・ミンスターから。 ※ 2021年10月19日にディスカバリー・ツアー (観光モード) が公開される予定ですので、きちんとした歴史ネタはそちらなどをご覧いただければと思いますが、とりあえず「解答

          【アサクリ】教会比較:オールド・ミンスター【ヴァルハラ】

          【アサクリ】 ゲーム内の写本その他画像のメモ【ヴァルハラ】

          Ubisoft社のゲーム「アサシンクリード:ヴァルハラ」に使われている (実際の) 写本などの元ネタを、今更ですがメモ。 【改訂2021/8/30】壁画の元ネタを1件追加。 【お断り】 ・一部の、元ネタが解った物のみ掲載しています。 ・英語版でプレイしています。うっかりすると日本語版と表記がズレます。 ・アサクリシリーズの経験は「無印 (1作目)」と「ヴァルハラ」のみです。 ・写本についても素人です。浅学ゆえの過誤はご容赦・ご指摘いただければ幸いです。 【!注意!】ややネ

          【アサクリ】 ゲーム内の写本その他画像のメモ【ヴァルハラ】

          【アサクリ】ラテン語碑文メモ【ヴァルハラ】

          9世紀後半が舞台のゲーム「アサシン クリード ヴァルハラ」内のルーンストーンについて別記事で書きましたが、 ローマ時代の名残りのラテン語碑文の石碑もいくつか転がっているので、こちらも雑にあれこれ覚書き。 ※ ちゃんとした解説はそのスジの人がとっくにやっていると思いますので、素人のメモです。 なお、ブリテン諸島のローマ碑文・石碑 については、「Roman Inscriptions of Britain」(1965年に刊行され増補改訂されている書籍のオンライン版。以下適宜「RI

          【アサクリ】ラテン語碑文メモ【ヴァルハラ】

          【アサクリ】ルーンストーンまとめ【ヴァルハラ】

          ゲーム「アサシン クリード ヴァルハラ」に出てくるルーンストーン (ピクチャーストーン) と、その元ネタ (?) についての、雑な覚書きです。 【注意】ルーン自体には触れてません。すみません。あと上 (ページトップ) の画像にあるルーンストーンの元ネタはわからなかったので、先に白状しておきます。 ◆◆◆ 主人公エイヴォルの故郷ノルウェイのあちこちにある「ルーン・ストーン/ルーン石碑 (Runestone)」ですが ヴァイキングについての知識が (も) かなりゼロに近い自

          【アサクリ】ルーンストーンまとめ【ヴァルハラ】

          【アサクリ】アルフレッド王の封蝋の元ネタメモ【ヴァルハラ】

          ゲーム「アサシン クリード ヴァルハラ」のシネマティック・トレイラー (2020年4月発表)に出てきたお手紙について書いた記事で、「アルフレッド・コイン風の封蝋スタンプについてはまたいつか」と書いてすっかり放置してましたが、 ▼動画の1:00~あたり 今更ですが、折角なのでメモしておきます。 【2022/1/23:封蝋についてやや追記(些末)】 ◆スタンプの外形はエセルウォルドのシール 外形は、大英博物館に所蔵されている、9世紀半ばのイーストアングリアのダニッチ司教、エ

          【アサクリ】アルフレッド王の封蝋の元ネタメモ【ヴァルハラ】

          31~43節「アルフレッド王の生涯」(Life of Alfred) 私家訳(869~871年)

          18~30節 の続き>> <はじめに> これは、アッサーによる アルフレッド王の伝記 (Vita Ælfredi regis Angul Saxonum / De rebus gestis Ælfredi regis) の英語版、「Asser's Life of King Alfred 」(以下 LoKA)から自分用に翻訳した、仮訳です。 完全性、正確性などは保証しかねますが、もし誤訳、ご指摘、ご質問等ありましたら、忌憚なくご教唆頂ければ幸いです。 ※随時修正・追加します。

          31~43節「アルフレッド王の生涯」(Life of Alfred) 私家訳(869~871年)