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料理をほとんどしない僕がオカンにレシピを聞きながらペルー料理を作ってみることにした①

まず、僕の生い立ちをお話しさせて下さい。
日系ペルー人の母(アマゾン界隈出身)とペルー人の父(リマ=首都=港町界隈出身)から生まれた僕です。
10歳の時に父の仕事の関係で、日本(大阪)に来ました。
そして、その後日本で健やかに育った僕です。
その様な僕が、自分のおふくろの味を再現することでアイデンティティを探っていく旅(レシピ)を記録します。お付き合い下さい。

本日のレシピは…


①レンテハス・コン・リングイッサを作る

スペイン語で、
レンテハス=レンズ豆。コン=アンド。リングイッサ=ソーセージ。
この料理は、幼少期から食べている”いわゆるおふくろの味”である。
このレシピの開発はオカンに電話してレシピを聞き出すことから始める。

まず、食材を買う。
レンズ豆とリングイッサは東京に唯一ある、南米食材店「KYODAI MARKET」(五反田)で購入。
レンズ豆800gで450円くらい。リングイッサ900gで1320円。
他食材は近所のスーパーで買う。
 ●材料(5〜6人前のレシピ)●
   1. レンズ豆 400g
     2. リングイッサ 一人前につき1リングイッサ
   3. パクチー お好みで
  4. トマト お好みで
  5. 玉ねぎ 一個の半分
   6. オレガノ 2つまみ
7. 塩 4匙
8. 胡椒 少々
9. (写真に載ってないけど)ニンニク 3カケ
10.(写真に載ってないけど)オリーブオイル ひとたらし
11. (写真に載ってないけど)お米 食べたい分だけ(※固めに炊いておく)
12.(写真に載ってないけど)卵 一人前につき卵1つで目玉焼き作成



↑↑上記の材料で料理を作成していく。↑↑
まず、レンズ豆を400g測る。
400gのレンズ豆に対して頭かぶるくらいの水量で30分ぐらい水に浸す。
レンズ豆を仕込んでいる間に、リングイッサを焼き始める。
フライパンを用意し、少々のお水を入れる。
(絶対油入れちゃダメ。何故かというと水を引いてリングイッサをじわじわ焼いて、水がフライパンから無くなったあとは、リングイッサから出る油でさらにじわじわと焼いていくから。ジューシーに焼く秘訣)
弱火でじっくり、ゆっくり焼く。
レンズ豆とリングイッサを仕込んでる間に、玉ねぎ半分を用意し
微塵切りにしていく。(目が痛くなる)
ニンニクも用意していく。僕はニンニクリスペクトなので3個❤︎
明日の仕事に差し障りがあるのであれば、もちろん1〜2個でもOK‼︎
捌いていくぅ‼︎‼︎
玉ねぎとニンニクの面倒を見ている間にも、
ときどきリングイッサの面倒も見てあげる。
(ひっくり返したり、しなかったり!)
とりあえず準備が出来た、玉ねぎとニンニクの為にフライパンを用意!
オリーブオイル少々入れて、火入れ。
ニンニクを炒めて香り出し。(焦げないようにね!)
ニンニクの素敵な香りがしてきたら、玉ねぎ投入し、軽く炒めていくぅ!
色々な作業をしている(30分間)に、着々と正しくレンズ豆は膨らんでいるのであった…。
膨らんだレンズ豆を救出。ザルに上げてお水を全部捨てる。
ザルに上げたレンズ豆をそのまま鍋にGO‼︎新鮮なお水も豆に被る位に投入してあげる。
そしてじっくりコトコト煮込んでいく。
実はYouTubeでもレンテハス料理の作り方をレクチャーしている動画があって、
チェックしていたところ、
その動画では煮込む段階でアクがたくさん出ていて
”ほんまにこんなアク出るんか?”と思ったので、
ここでオカンに”アクどないやねん”の確認の為のオカンFacetimeを繋げる。
オカン曰く、アクは多い少ない関係なしにアクが出てたら取り敢えず掬っていくとのこと。
ここでオカンのご指摘。”沸騰するから、水を追加して”
水を350cc位加えた。
水位UP。
沸騰し更にアクも出るので、アクを取っていく。
ひたすら木ベラで混ぜる。(混ぜないと焦げます)
先程、炒めたニンニク+玉ねぎを鍋に”いってらっしゃい”をする。
そして、味をつけていく。
結果的に僕は小さじ4投入したが、これは味見しながら加減がオススメ。
胡椒、少々。
乾燥オレガノ、僕はふたつまみ。
乾燥オレガノの香りをより引き立たせる為に、手の平でよじって入れる。
よじってGo‼︎‼︎
ひと回り、円を描くようにオリーブオイルを回し入れる。(これが隠し味らしい…)
レンテハスがなんとか出来た…。(Esta rico=とても美味しい)
リングイッサもじっくりコトコト出来てた。(面倒見てあげないと焦げます)
ジュワッと肉汁サイコーっす‼︎



レンテハスとリングイッサの準備ができたところで、盛り付け。
固めに炊いていたお米をいい感じのお皿によそい、レンテハスもザラっとよそう。
その上に、パクチー・カットしたトマト・目玉焼きを添えて完成。
パクチー=香りのアクセント
トマト=酸味の追加
目玉焼き=マイルドさ
でもでも、目玉焼きなくてもでも十分美味しいです。目玉焼き界隈はお好みでどうぞ!!!


●まとめ●

めちゃくちゃ美味い。
味付けがシンプルなので、豆の香ばしさが舌でダイレクトに感じられる。
そこに、リングイッサのたまらない肉肉しい味と
爽やかなパクチー香り+トマトの酸味、卵のマイルドさが
相まって、美味しさの幸福度アップ。

さらに僕にとっては”オカンの味や”。再現できたことにめちゃくちゃ感動した。

僕のおふくろの味の旅は続く…。
   

                                                  Continuará...


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