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2019年6月 アラカンParis1人旅④誕生日はノルマンディー上陸作戦75周年式典【パリの旅程】

2016年から2019年までのパリ1人旅の旅程をご紹介します。
いつか、誰かのお役に立てれば嬉しいです。

誕生日はパリで!

誕生日はいつも1人。どうせなら誕生日を大好きなパリで迎えよう。
2017年からはじめて3度目のパリで迎える誕生日。
誕生日、ノルマンディー上陸作戦75周年式典のテレビ中継に妙に感動する。

【旅行期間】9泊10日
【予約方法】個人予約(エールフランス航空・アパート)
【航空会社】エールフランス航空
【宿泊エリア】5区
【服装】アウター:スプリングコート、Gジャン、レザージャケット/トップス:ノースリーブ・半袖・長袖カットソー、ノースリーブシャツ/ボトムス:デニム・夏用ワイドパンツ/夏用ストール
※6月でもウルトラダウンジャケットは必需品

【1日目】羽田からCDGへ

今回は深夜便が予約できず、日中出発の便でパリへ

2020年現在、10月24日まで羽田発が欠航です。
羽田空港第3Terminal、出発ロビーが恋しいです。

AF279便(羽田発14:20パリ着19:45)

パリ5区のアパートへ

CDG空港からタクシーでアパートへ

いつものように管理人さんから鍵を預かり、ホッと一息。
日暮れが遅い6月のパリは、21時近い時間でも明るいです。

【2日目】

マルシェで買い出し(パリ5区)
ブーランジェリーで買い出し(パリ5区)
リュクサンブール公園(パリ6区)
モスクのcaféでミントティ(パリ5区)
アパートで仕事

パリ滞在はMarché Maubert(マルシェ・モーベル)で買い出しから・・・

アパートの近くには、徒歩でも行ける2つのマルシェがあります。

土曜日のこの日は、Marché Maubert マルシェ・モーベル

規模は大きくありませんが、食材は一通り揃います。
16区のMarché Président Wilson(IENA) マルシェ・プレジダン・ウィルソン(イエナ)よりお値段はお安いです。

2018年パリNo.1クロワッサン Maison d’IsabelleとEric Kayserでパンを買う

Marché Maubert(マルシェ・モーベル)の近くには評判のブーランジェリーがあります。

2018年「パリで一番美味しいクロワッサン」のLa Maison d’Isabelle(メゾン・ディザベル)

ここではもちろん、クロワッサンを

Eric Kayser(エリック・カイザー)

日本にも支店がある「メゾン・カイザー」のエリック・カイザーがオープンした第1号店です。

マルシェからアパートまで戻る47番バス停の近くにあります。

こちらでは、バゲットを半分。
「Une demi-baguette.」って言いたかったので…

本日の買い出し

Jardin du Luxembourg(リュクサンブール公園)でランチ

ベンチでサンドイッチを食べていると「市民コーラスの集い」なミニコンサートが始まりました。

公園の使い方…素敵です。

リュクサンブール公園からアパートまでは89番のバスで12分です。
パリの移動は、バスがとても快適ですが、時々「パリらしい」が起こります。

この日はバスが故障したらしい。仕方がないので徒歩で

通りすがりのPanthéonとArènes de Lutèce

新古典主義建築の建築で18世紀後半に建設された、フランスの偉人たちを祀る霊廟「パンテオン」を通る。

ここは「フーコーの振り子」の実験が行われた場所で、現在も展示されています。

Panthéon(パンテオン)

Arènes de Lutèce(リュテス円形劇場)

ガロ・ローマ文化時代に作られた円形闘技場の遺跡。
Le14Juillet(パリ祭)前日の7月13日に消防のパーティが開催される場所です。

【3日目】

マルシェで桃を買う(パリ5区)
モンマルトル散策(パリ18区)
ビル・アケム橋からエッフェル塔(パリ16区)
ベルティヨンでピーチ・メルバ(パリ4区)
シャンゼリゼ劇場でコンサート(パリ16区)

Marché Monge(マルシェ・モンジュ)でpêche plate(ペッシュ・プラット)を食べる

日曜日は、アパートから徒歩10分のMarché Monge(マルシェ・モンジュ)

Marché Maubert(マルシェ・モーベル)より大きなマルシェで食材の他にも衣類や日用品も販売しています。

夏のマルシェで良く見かける平たい桃pêche plate(ペッシュ・プラット)を1つ買って・・・皮のまま食べられる。

猛暑のパリでモンマルトルを歩く

この日は35℃近い猛暑、なんと日差しが強いこと。
それでも湿気がないので木陰はヒンヤリ。

Pont de Bir-Hakeim(ビル・アケム橋)のエッフェル塔

パリ滞在で必ず会いにゆくエッフェル塔。
Pont de Bir-Hakeim(ビル・アケム橋)からのエッフェル塔が一番好きです。

16区のPassy周辺は、高級住宅地。
エッフェル塔が見えるセーヌ川沿いのアパート

「いつか、この辺りのアパートを購入したい」

と言ってみる。

サン・ルイ島のBerthillon(ベルティヨン)のサロン・ド・テでPeach Melba

猛暑のこの日はアイス日和。

老舗のアイスクリームブティック「ベルティヨン」は、いつも行列ですが、サロン・ド・テの行列は10人ほどだったので思い切って並んでみました。

シャンゼリゼ劇場でシャンパーニュとモーツァルトの夜

今回で2度目のシャンゼリゼ劇場。
イル・ド・フランス国立管弦楽団の「Passionnément Mozart !」の当日券が買えました。

お隣になったご夫妻との会話も楽しい。
今回の演奏「Les noces de Figaro(フィガロの結婚)」は、この年の12月にオペラを鑑賞するきっかけになりました。

毎回、少しだけ「残して」次回の渡仏のこじつけにするのです。

【4日目】ノルマンディー地方 ルーアンへ

私が好きなエッフェル塔を嫌ったモーパッサンの「脂肪の塊」に登場するルーアンへ

2019年は、ノルマンディー上陸作戦75周年式典が開催される記念すべき年。ノルマンディーの都だったルーアンに行きましょう!

Saint Lazare(サン・ラザール駅)からGare de Rouen-Rive-Droite(ルーアン=リヴ=ドロワ駅)までSNCF(IC)で1時間30分
購入タイミングによって値段が変わるので、チケットはアプリから事前に予約しました。

第二次世界大戦の痕

ルーアンは、モネの連作、ジャンヌ・ダルク終焉の地、フランス文学に登場する街。
そして、第二次世界大戦の連合軍による史上最大規模の上陸作戦「ノルマンディ ー上陸作戦」

今でも英国空軍の爆撃の痕が残っています。

ルーアン焼き

ルーアンはフランスで初めて白色軟質陶器の制作に成功した街です。
16世紀に始まったルーアン焼き(白色軟質陶器)のブティックが数軒残っています。

ルーアン駅前の薬局で薬を買う

前日は35℃を超える猛暑、この日は15℃でレザージャケットが必要な寒さ。

体調を崩して、膀胱炎の薬「Gyndelta 90 capsules」を買いました。

フランス在住のブログを検索して薬の写真を見せましたが、同じ薬はなく、同じ効果だからと説明されました。

これが非常に良く効きますが「90カプセル」はいらなかったのではないかと思う。

パリから日帰りでルーアン

ルーアンの街は魅力的で日帰りですが充実した1日でした。

①パリからルーアンへ ジャンヌダルクの塔
②ジャンヌ・ダルク教会とジャンヌ・ダルクの処刑場、ヴュー・マルシェ広場
③ルネサンス様式の大時計Le Gros-Horloge
④フランボワイヤン・ゴシックの最高峰ルーアン大聖堂
⑤サン・マクルー聖堂とサンマクール回廊
⑥ガレットとシードル
⑦モーパッサンの『脂肪の塊』とフローベールの『ボヴァリー夫人』
⑧印象派コレクションフランス第二位 ルーアン美術館

【5日目】

Station Fで仕事(パリ13区)
サン=シュルピス教会(パリ6区)

Station F(スタシオン・エフ)でリモートワーク

パソコンとインターネットがあれば仕事ができる働き方。

アパートのWi-Fiは「パリでも仕事をしましょう」と申しております。

気分を変えて、世界最大級のインキュベーション施設「Station F(スタシオン・エフ)」のフリーで使えるスペースで「今日は1日、仕事の日」

サン=シュルピス教会で贅沢な雨宿り②

仕事を終えて、パリ滞在で必ず立ち寄るサン=シュルピス教会近くのcaféへ

ここのChocolat chaud(ショコラショー)が本当に美味しいのです。
旅ではなくて、滞在には「いつもの」を作ると楽しみが増えます。

caféを出ると突然の雨が降り出し、目の前のサン=シュルピス教会まで走る。

昨年写真を撮った正面入り口でしばらく雨宿り

この広さでも雨が吹き込むほど雨と風が激しくなり、教会の中へ

17世紀に建設され、ドラクロワのフレスコ画やグノモンの日時計など観光スポットとして人気のサン=シュルピス教会を雨宿りのために使うとは…なんと贅沢な雨宿り。

サン・ポール・サン・ルイ教会も雨宿りに使いましたが、教会は日常の中で癒される場所ですね。


【6日目】誕生日はベルギーで

Thalys(タリス)に乗って、ベルギーのブリュッセル南駅へ、そこからICに乗り換えます。

2年ぶりにベルギーのブルージュとオステンドへ

Thalys(タリス)に乗って【乗り方・チケット予約方法】
ブリュッセル南駅 パリから1時間30分の鉄道の旅
ベルギーでIC(InterCity)に乗る【チケットの買い方と乗り方】

パリ北駅「駅のピアノ」

ベルギー王室の避暑地 オステンドのカモメとランチ

古くからベルギー王室の避暑地のオステンド

「何もないですよ」とブルージュ在住者に不思議がられましたが、何もない、北海を見るためだけにオステンドに行くのです。

2年前は、数多く軒を連ねた屋台も1軒だけになっていました。

屋台の「ツブ貝のスープ」が忘れられない美味しさなんです。

灰色海老とSURIMIの盛り合わせとつぶ貝のスープでランチ

ベンチでランチ、そして…カモメに狙われる。

「エサをあげないで」の張り紙・・・どの国も同じですね。
と言う事で話し合いでお帰り頂きました。

ブルージュで誕生日撮影

2年前、オードリー・ヘップバーンの主演した映画『尼僧物語 The Nun's Story』のロケ地となった「ベギン会修道院」で写真を撮りたかった。

ブルージュ在住、同郷の静岡県出身の女性にアテンドと撮影をお願いしました。

海外で暮らす女性とは初対面でも気が合います。

レースの地図の前で

運河の街ブルージュらしい景色の中で

「屋根のない美術館」ブルージュ

白鳥の湖 愛の湖(innewater)
オードリー・ヘップバーン『尼僧物語』のロケ地 ベギン会修道院
馬車のある風景 マルクト広場・鐘楼・ギルドハウス・西フランドル州庁舎
北のベネチア ブルージュ運河クルーズ
街ごと世界遺産「屋根のない美術館」ブルージュとベルギー王室の避暑地オステンドを歩く

【7日目】パリ5区を楽しむ

アパートがあるパリ5区は「じっくり観光」より「パリを滞在」が楽しめるエリアです。

ソルボンヌ大学など大学が集中するエリアで「カルチエ・ラタン」の一部でもあり、学生向けの書店やリーズナブルなカフェやレストランが揃った地区です。

「パリ胃袋」と言われるムフタール通りのcafé
午前中は静かです。

Le Jardin des Plantes de Paris(パリ植物園)の6月の薔薇

アパートから徒歩5分もかからない、パリ植物園へ
6月の薔薇が咲き誇るJardin de Roses(ばら園)をお散歩。

滞在した10日間に四季があるほど気温が変動しましたが、この日が一番過ごしやすい気温でした。

Cafe De La Grande Mosquée

モスクのcaféでひと休み。

今回の滞在中、このcaféには何度も立ち寄りました。

2019年6月 火災から2か月後のCathédrale Notre-Dame de Paris(ノートルダム大聖堂)

Marché Maubert(マルシェ・モーベル)までバスで、そこから歩いてセーヌ川沿いまで15分ほど。

左岸のセーヌ川沿いにあるシェイクスピア・アンド・カンパニー書店は、1万冊の蔵書を持つ英語文学専門の図書室も併設しています。

Shakespeare and Company(シェイクスピア・アンド・カンパニー書店)近くからの撮影したノートルダム聖堂

橋を渡ってシテ島、正面から
2019年4月15日衝撃の火災から2か月後のノートルダム大聖堂

火災前と修復中のCathédrale Notre-Dame de Paris(ノートルダム大聖堂)

【8日目】

マレの古着屋(パリ4区)
モスクでクスクス(パリ5区)
セーヌ川沿いを散策
夜のルーヴル美術館(パリ1区)

なんと、冬 マレの古着屋へ

滞在も残りわずか。外に出ると余りの寒さで、レザージャケットとストールでも足りない。

引き籠りで仕事をしようかと思えど、さすがにもったいないのでマレの古着屋さんへ

合皮のムートンジャケットを購入

日本に持ち帰るために洗濯中!
この厚みのジャケットが部屋干し一晩で乾きます。

ヨーロッパの乾燥はしみじみとすさまじい。

寒い日はクスクスで

アパートの目の前にあるRestaurant La Mosquée de parisは、パリ最大のモスク「Grande Mosquée de Paris(グランド・モスケ・ド・パリ)」に併設されたアラブ料理レストランです。

たらふく食べて、アパートへ這うように戻る。
滞在先の選択肢に「美味しいレストランが近い」は重要です。

最後の夜は、ルーヴル美術館とパリの夜景

22時まで日暮れない初夏のパリは、ライトアップまでの時間が長い。
一人旅の自分ルール「21時を過ぎたら街を歩かない」

最後に少しだけ・・・観光客が多く居る界隈を歩きました。

Place Colette

メトロ1号線、パレ・ロワイヤル=ミュゼ・デュ・ルーヴル駅がある「Place Colette」から

観光客で賑わう、絵にかいたような「パリのcaféらしい風景」

Le Nemours

Café Ruc

この界隈は、夜の女性1人歩きでも安心できます。
メトロ1号線は、観光客の利用が多い分、スリも多いので十分に注意です。

▼スマホを盗られるとこんな悲劇?喜劇?が待っています
パリのスリ被害 ルームシェアで救われた

【9日目・10日目】深夜便で帰国

AF274便(パリ発23:25 羽田着 翌日18:30)

お借りしているアパートは、明確なチェックアウト時間が決められておらず、次の借主の予定で遅い時間でもアパートに荷物を置かせて頂けます。

空港に向かうまでは、いつもの店で買い出し、いつものcaféで過ごす。

服装や持ち物に着いて質問される機会がありますが、今回の滞在で真夏から真冬のような気温差を体験しました。

日本の6月とは違うパリの気候、1つ「冬用」を用意されていれば体調を崩すことも少ないように思います。


お役に立てましたらサポートをお願いします。 これからも喜んで頂けるように精一杯頑張ります。