3月2日 ジェネラリスト/エキスパート
3月2日ですね。
ジェネラリストとエキスパート。
この二つを使い分けることは難しいです。
私の三十代は前者の追求に費やされました。
なんでも知りたい、したい。経験し、学びたい。
が、それだけでは身は立てられない。それを理解したのが二十代から三十代にかけての私でした。
ジェネラリストでありたいと思う以上、その探求はプライベートの興味分野にも及びます。仕事はほどほどに、片っ端から自分自身が興味のもてる分野をかじっていました。
仕事をがないがしろにしていたわけではありません。が、仕事に対する取り組みは、ITが面白そうなので学ぼうというモチベーションが主です。会社が求めるような、会社のために粉骨砕身する姿勢ではありませんでした。
浅く広い知識なので、なかなか経営者にもアピールできません。自分の好奇心を優先する仕事のやり方なので、経営者からも取り立てられません。その結果、私はくすぶっていました。
私が身を立てられるようになったのは、kintoneに賭けようとした四十代以降のことです。ジェネラリストからエキスパートに転身を図らなければ、と一念発起してからのことてす。
kintoneを担ぎ、それを肩書きにした私。
そうなって初めて独立に向けての活路がひらけました。
では、ジェネラリストとして模索した経験は無駄だったのでしょうか。
そんなことはありません。今の営業活動の中で大いに役立っていると思います。
ジェネラリストはウィキペディアや人工知能の知識に到底かないません。が、会話の中でその場で知識が使えます。それが会話を助けます。
会話の中でその都度検索していては話になりません。
すぐに返事を返し、会話を実のあるものにする。知識は広く浅い方が、ネタとして会話を助けてくれます。たとえ浅薄な知識であっても。
ざっくりといえば、作業者としてはエキスパートが役に立ちます。そして、営業担当・経営者としてはジェネラリストが身を助けている。それが私の感想です。
私の結論としては、ジェネラリストとしてやっていると、20代〜30代のうちは身の助けにはなりません。その時期はエキスパートとして努力していた方が良さそうです。
ただ、長じてからはジェネラリストとして蓄積した知識が役に立つと思います。
私の場合、20代後半から30代頭にかけ、サーバーやネットワークやデータベースやプログラムが面白くて仕方なかった時期に独学で色々と学びました。ジェネラリストとして興味の赴くままに。
それらも今に活かされています。
それぞれの方にそれぞれの人生があるため、一概にこれがいい、という特効薬は見つかりません。
ですが、参考にしてもらえれば幸いです。
ありがとうございます。 弊社としても皆様のお役に立てるよう、今後も活動を行っていこうと思います。