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灰汁詰めのナヴォー

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2018年12月の記事一覧

ライムのゆくえ:3

ライムのゆくえ:3

前回

 朝六時。ジュークボックスに百円玉を入れ、ビリー・ワードとドミノスの「Sixty-Minute Man」を流した。ガラララーンとドアベルが鳴り、今日初の客人が入店した。

「おはよう、相変わらず音楽の趣味がいいね」

 太った初老の男、とこっちがカウンターミナル席についた。彼はここの常連で、朝の散歩の後ここでコーヒーを頂くのが日課だと言っている。

『シックスティィィーミニッメェ〜ン、シッ

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ライムのゆくえ:2

ライムのゆくえ:2

前回

「ふわ〜ん」

 コンビニのイートインスペースでクソでかい欠伸をし、首をカラカラと声立てながら首を左右に振った。もう一時間以上居座ったからだ。二本レッドブルはとっくに空である。

 バーから出て、コロナのじいさんに会いたい一心だった僕はカプセルホテルで仮眠をとり、午前三次チェックアウトして、バー店長が言っていたじいさんのコロナ回収経路上のコンビニで待機していた。

 スマホゲームにも飽きて

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Pre-cure:Christmas's special!

Pre-cure:Christmas's special!

 *このnoteはふたりはPre-cure本編ではありません。クレイトンは今回お休みです。

 町の郊外にある大型総合ショッピングモール「エイアン」。クリスマス前だが、平日のため、人はそう多くない。

「ホッホッホーッ!さあ言いなさい、お嬢ちゃん、クリスマスプレゼントは何が欲しいのかね?」

「えっとね……」サンタクロースの膝に乗っている小学校低学年に相当する女の子が恥ずかし気にサンタに耳打ちした

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ふたりはPre-cure  ④

ふたりはPre-cure  ④

「誰だてめぇ!」黒パーカーのガイはバットを手放し、一歩飛び下がると、腰に帯びているポリスバトンを取り出し、振って伸ばすした。パトンを持っている右手を戻し、右拳を前に突き出す構えを取った。素手の者に対する圧制の形。喧嘩慣れているな、とクレイトンは思った。木製のバットはパコンと声立てて地面に落ちた。

「サミー!なるべく早めに片付けるからしっかり要キュア者を守れ!」

 サミーはじむーに肩を貸し、立た

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ライムのゆくえ

ライムのゆくえ

コロナビールにねじ込んだライムは飲み終わった後どうなるか、考えたことないか?

この前Twitterでアンケートを取ったが、そのまま捨てる派が2票で取り出す派の1票に勝った。とても残念な結果でした。シーライフのこと考えているのでしょうか?その日、僕は酒の勢いで行きつけのバーの店長にこの事を話した。

「お客さん知らないの?コロナの瓶は『コロナの爺さん』が回収しにきますよ」

「本当ですかぁ?うれし

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ふたりはPre-cure ③

ふたりはPre-cure ③

「ふぅー、楽しかった〜」

 カラオケに出た鈴さんは頬が赤く染まって、額に汗が浮かんでいる。さっきまでシャウトしまくったからだ。

「ハァー、外は涼しいね」「そうだね」

 外はすっかり暗くなった。8時24分、魔法の時間が過ぎ去る予感がした。

「そろそろいい時間だし、何が食べますか?」

「うーん、どうだろ」鈴さんが自分の腹をさすった。「お腹空いてないよね」

「俺もだ」

 カラオケで注文した

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ふたりはPre-cure ②

ふたりはPre-cure ②

「ハァー!ハァー!フゥー……」横浜パシフィコまで走った俺はあの二人が追ってこなかったことを確認し、安堵の息を吐いた。何だったんだ一体、急に銃とか持ち出して、絶対やばいでしょう。

 走ったせいで体が熱くなり、制汗剤を塗っておいたにも関わらずシャツが濡れた。うえ、最悪。せっかくクールに決まってきたのによ。俺はジャケットを脱ぎ、シュマグを解いて、涼しい海の風が服を乾かしてくれると願った。

「じむーく

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