『合唱コンクールでやらかしちゃった話』
昨日書いたように中学2年の私は
担任の先生からピエロ認定されました。
中学2年の私はクラスで
『クラスを和やかにするNo.1』に
選んでもらったんです。
1年時には3位だったので
張りきって盛り上げていたんですね！
（遠い目）
私は友達の笑いのネタのために
合唱コンクールの指揮者に選ばれてしまった。
ホントはやりたくないですよ。
でも、やるっきゃない。
やらないと桂三枝に似た女性の担任に
メチャンコ怒られますから。
昨日書いたように私のことを
『このクラスにはピエロがいる』
と言った先生です。
音楽の時間に先生から
指揮棒を渡されて
課題曲『翼をください』
を練習することになった。
良い曲ですよね！
『今〜わたしの〜♪
願いごとが〜♪
叶うならば〜♪
翼がほしい〜♪』
この大空に〜
翼を広げ飛んでいきたいよ〜
痺れますよね。
今も大好きです。
指揮棒を上下に振って
そこから三角形を描く。
4拍子になるのかな⁉️
何度も
私1人だけ練習させられた。
次にみんなの歌に合わせて
指揮棒をふる練習をする。
中々合わない。
だって音楽のセンスないんだもの。
何度も練習を重ねて
体育館で行われる
本番を迎えることになった。
ドキドキする〜
話は変わりますが
当時、リーリンチェイ
（現在ジェット・リー）主演の
映画『少林寺』
が大流行していた。
映画を
友達みんなで観に行ったが、
素晴らしい作品だった。
2、3回くり返し観たほどに。
（当時の映画館は何回でも観れたから）
その中のワンシーン
みんなでやる突きに注目してください。
↓
『ハ〜ハッ、ハッハッ』
と股を開いて両手を真ん中の位置に
バチッと合わせ
左、右手で交互に突きを
繰り出すポーズにハマった。
休み時間にみんなで真似しては
爆笑していた。
私が真似をすると
なりきってやるから面白いと絶賛された。
基本、モノマネ得意でした。
廊下を歩いていると
他のクラス生徒から
『アークン！少林寺〜』
と言われたら
一つ返事で真似をする。
『ハ〜ハッ、ハッハッ』
爆笑になるから
益々張りきってやる。
廊下を歩くたびに
各クラスから声がかかるから
忙しくて仕方ない。
まぁウケるからやるんですが！
今考えたら
何がそんなにオモロいのかわからない⁉️
中学2年ってそんなお年頃でした♪
中学時代なんて
親の前ではブスッとしても
友達同士は何でも笑ってましたから。
話しを戻そう。
合唱コンクール当日。
体育館でやります。
いよいよ私たちのクラスの番がきた。
指揮者の私は指揮棒を持ち
観客に一礼をする。
曲がスタートすると
舞台端から
音楽の先生が
指揮棒を振る真似をして
正しいリズムを私に教えようとしている。
よほど、要注意人物と思われたんだろう。
私の指揮棒が狂うと
ブンブン手を振って正しくやれと
ジェスチャーで知らせてくる。
私の指揮棒をみんなが見て歌っている。
中々気持ちがいいもんです。
中盤に差しかかったところで
観客の他のクラスの生徒から
『アークン少林寺〜』
いらぬ掛け声がかかった。
えっ？今か？マジで？
と迷うも
条件反射でついやってしまった。
（体育館の壇上で指揮者の私がですよ！）
4拍子のリズムで
『ハ〜ハッ、ハッハッ』
と突いてみた。
大爆笑。ウケている。
『ええぞーアークン』
『あいつ、マジでやりよった〜』
という声も聞こえてくる。
その時、一瞬ゾクッと寒けがした。
見られている。
どこだ？どこだ？
舞台下から
鬼の形相をした三枝先生が睨んでいる。
ヤバい。あれは殺し屋の目だ！
三枝先生ではなく、ゴルゴ13の目だ！
スナイパーにロックオンされた。
やられる……
舞台袖からは音楽の先生が
違う違うこうだ！と指揮棒の振り方を
指導している。
いやいや〜
単なる間違いで少林寺はしないよ。と、
一瞬笑えてきたがゴルゴ先生の顔を
思い出して後半は真面目にやった。
観客に一礼をして下がると拍手が起こる。
まあまあやなと舞台袖で自画自賛していた。
すると、
ゴルゴ三枝先生が猛烈に走ってくる。
『やってくれたな！！！！
あんた何考えてるの？
何の真似や〜』
と殺し屋ゴルゴの目で襲ってくる。
ヤヴァイ
逃げる私。
追いかけるゴルゴ。
その様子を見て笑う生徒たち。
かくして、合唱コンクールは終わりました。
ここで一つお知らせがあります！！
皆さんくれぐれも
これだけは覚えていてください。
耳の穴をかっぽじってよく聞いてください。
指揮者が指揮の途中で
いくら仲の良い友達の頼みでも
少林寺の真似をしたら
メチャンコ怒られることを‼️
最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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#66日ライラン
7日目
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