『元芸人から学ぶ活きた学問』
私の知り合いにK君という人物がいる。
実に興味深い男です♪
学生時代はヤンチャで、
3日に一度は先生から呼び出されていた。
大学入学後、
アルバイトでお金を貯めて夢であった
NSC(吉本のお笑い養成学校)に
入学をする。
NSC在学中に
M-1グランプリ(若手の漫才日本一を決める大会)の予選に参加して3回戦進出を果たす。
NSC卒業後しばらくして
千鳥や笑い飯の笑いの量の違いに
勝てないとお笑いを諦めたんです。
決めたらスッパリと辞める潔さを
持っている。
その後、
ある人にお店をやるように勧められる。
アルバイトで貯めた資金で飲食店を経営する。
もちろん
失敗やたくさんの苦労もあったが、
現在、約40店舗の飲食店のオーナー。
有望な若手に投資をしているとも言っていた。
元芸人で社会で活躍している人物として
TVに取り上げられたこともある。
お笑いの世界で学んだトーク術を活かして
営業、新ビジネスの発掘と日々忙しい。
できるだけ自分が関わらないで
仕事を回す仕組み作りをしている。
K君の話しはいつも面白く
定期的に会いたいという衝動に駆られる。
続きが気になって仕方ない話し方を
するから。
さすがは元芸人。
家庭教師を雇って色んな勉強
(PC、日本や世界の歴史、地理、
社会の仕組み、投資等)
を勉強し直しているんだとか。
以前、彼が言っていた言葉がある。
「最近、色んな勉強を始めた。例えば、地理なら教科書の記録としての記事はすぐに忘れる。でも、九州の博多で食べたラーメンの味は忘れない。記憶は忘れないからいつまでも覚えている。今は実地の学び方で勉強を学び直してる。楽しい」
と言っていた。
簡単に言うと
『記録は忘れても記憶は忘れない』
ってことかな。
なるほどねー
『記録』と『記憶』は違うのか⁉️
彼の発する言葉一つ一つに
納得してつい頷いてしまう。
「ボルトに走りで勝つ方法知ってる?」
と聞かれたこともある。
実に奇想天外な解答を教えてくれた。
店の失敗談をはじめ、
身の回りに起こることを実に楽しそうに
話してくれる。
全てが学びなんだろう。
彼は毎日の生活の中で、
実地の勉強をしている。
実学と言ったらいいのかな。
人と会うことも、
新ビジネスを考えることも
全てが仕事に繋がっているそうだ。
プライベートと仕事の境界線が
あまりないと言っていた。
ボケやツッコミを考えていた頭脳を
ビジネスにフル活用している。
成功も失敗もみんな人生の中では
良いダシになっている。
『勉強は机上だけではない。
体験を通してするものだ』
K君から学んだ言葉である。
【まとめの結び】
◆『体験を通した実地の学びの有用さ』
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