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俳優ノート『吉沢亮さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2021年大河ドラマ『青天を衝け』に主演する吉沢亮さん。

“国宝級イケメン”と言われる俳優さんもずいぶん増えましたが、誰もが納得してしまうのが吉沢さん。中学時代に、学年の3分の1の女子から告白されたというモテ伝説も、さもありなん。

しかし、イケメン即ブレイクとならないところが芸能界の奥深さ。所属事務所アミューズのオーディション(2009年)では、野村周平さんにグランプリを取られ、『仮面ライダーフォーゼ』(2011年)ではメテオを演じるも、フォーゼ役の福士蒼汰さんには後れを取り。

そんな意外と下積みがある吉沢さんに、ブレイクの兆しが見えたのが2017年。『銀魂』、『斉木楠雄のΨ難』と立て続けに福田雄一監督のコメディ作品に出演したほか、ドラマ『ぼくは麻理のなか』では陰キャラを演じ、演技の幅の広さを示しました。

2018年に怒涛の出演ラッシュでついにブレイク。案外、ラブコメドラマが少ない吉沢さんが、主演の波瑠さんの相手役を務めたのが、『サバイバル・ウェディング』。

作品の出来としては正直あれですが、吉沢さんが正統派イケメンとしての魅力を存分に発揮している他、ブレイク前の『#リモラブ』松下洸平さん、『姉ちゃんの恋人』奈緒さんの演技も新鮮ですし、一旦表舞台から消えた伊勢谷友介さんやブルゾンちえみさんの姿も貴重。

最後は映画『キングダム』(2019年)。原泰久さんの大ヒットマンガを、日本映画としては異例のスケールで描き、興収57億円の大ヒット。続編の制作も決まっています。

主演は山﨑賢人さんでしたが、吉沢さんは準主役として、一人二役を見事に演じ分け、絶賛されました。

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