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ドラマ日記『鎌倉殿の13人』(初回)

鎌倉時代、源頼朝(大泉洋さん)にすべてを学び、武士の世を盤石にした男、二代執権・北条義時(小栗旬さん)が、いかにして武士の頂点に上り詰めたのかを描く大河ドラマ第61作『鎌倉殿の13人』の初回。コメディー色強めな異色の大河ながら、随所に名優たちの演技が光りました。

1175年、平清盛(松平健さん)が君臨していた日本。伊豆では、北条義時が兄・宗時(片岡愛之助)、姉・政子(小池栄子さん)らとのんびり暮らしていた。しかし、流罪人・源頼朝が、義時の幼なじみ八重(新垣結衣さん)と恋仲になり、男児を産んだことで状況は一変。

冒頭、馬に乗り、追っ手を振り切る義時と”姫”のシーンからスタート。あらすじからすると、“姫”とは八重であろうという視聴者の予想を裏切る、ラストの大泉オチ(笑)。

現代語を多用した異色の大河。「首チョンパ」発言の時政(坂東彌十郎さん)が、ジタバタする場面など、序盤はコメディー色強めのホームドラマ感。一方、頼朝と八重の子供・千鶴丸(太田恵晴さん)がさっそく水に沈められて殺されるなど、陰惨なシーンはさりげなく。

とはいえ、従来の大河らしい正統派の演技を見せたのが、平清盛役の松平健さんと、三浦義村役の山本耕史さん、そして伊東祐親役の浅野和之さんといった名優たち。

『暴れん坊将軍』と『新選組!!』『陽炎の辻』の二人は、時代劇のエキスパートですが、浅野さんも良かったなあ。『コウノドリ』の院長、『もみ消して冬』の執事、『義母と娘のブルース』の良一(竹野内豊さん)の上司ですよ。辻萬長さん降板の代役で、緊急登板なのにさすがだなあ。

余談:ピロリ菌治療で一週間の禁酒明け。刺身やアジ南蛮をツマミに日本酒が美味しい。チーズセットも待っているので、赤ワインが楽しみ。

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