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自分だけの空間でレコードを堪能。下北沢でみつけた「部屋でレコードが聞けるホテル」に泊まってみた。

IT・デジタル世界の反動なのか、最近わたしは「あえてアナログなもの」に惹かれてしまう傾向にあります。

部屋でレコードが聞けるホテルが下北沢にあると聞き「え、最高。絶対行きたい」と。

思い立ったらすぐ行動。予定のない休日に何も考えずブッキングできるのは、単独行動の醍醐味です。

マスタードホテル下北沢

下北沢駅から徒歩10分。
古着屋さん巡りをしながら到着。

クリエイティブで個性的なお店が並ぶ「reload」の通りに、そのホテルはありました。

店がぎゅうぎゅうに詰め込まれている下北沢のイメージとは打って変わって、すぐ側は住宅街。

人とサブカルが融合され、都会的かつ、あたたかみすら感じるようなスポットです。

さあ、レコードが待ち構えているお部屋へ早速向かいましょう。

「おひとりさまプラン」を予約。部屋は白を基調としたシンプルなお部屋。

現代にリ・スタイルしたような、かっこよくもスタイリッシュなレコードが待ち構えていました。
見惚れてしまいます。

お部屋にレコードがあるだけで、テンションが上がります。

平成生まれのわたくし、実はレコードに触れたことがなかったのです。祝!レコードヴァージン卒業。

フロントでたくさんのレコードの中から3つまで選ぶことができ、お部屋へお持ち帰りします。

ソウル、R&B、ジャズ、ヒップホップ。
ジャンルレスさがたまらないです。

アーティスト名を見ても全くピンと来ず、完全にジャケ選び。

どんなアーティストに出会えるかワクワク。

かなり昔のレコードばかりなのに、デザインが全く古臭く感じないんです。

このゆるっとしたイラストに、ひと目惚れ。

真ん中で手を上げているおじさんが、まさか
あの有名な「忌野清志郎さん」だとは思いも知らず手に取りました。

このレコードは1982年のライブ音源だそう。
「偉大なR&Bアーティストを紹介したい」という意向のもと、海外アーティストを招いたライブだそうです。

歴史や背景を知った上で聴く音源は、より愛着が湧きます。

指紋をつけないよう緊張しながら盤をそっと出し「これで良いんだよね?」と自問自答しながら針を落とす。

平成生まれの私には馴染みがない、最初のジリジリ音。はじまるぞ……という高揚感をかき立ててくれます。

清志郎さんのファンキーで独特なボイスが、このシンプルで真っ白な空間を一瞬で派手なカラーに染めてくれました。

セブンのCM曲「ずっと夢〜を見て〜」の、独特だけど優しみのあるイメージとは打って変わって、ファンキーすぎるボイスのギャップに一気に惚れ込んでしまいました。

RCサクセション

真ん中が清志郎さん。
え、これホントに40年前?!

奇抜なメイクと、ヒモが長いレディースのようなハット。ヒモが長く伸びているハットは今の流行りですよね。

そして靴下をズボンインするスタイル。
海外セレブ「ヘイリー・ビーバー」の着こなし!?

時代の最先端すぎて驚きが隠せない……

お風呂はレトロ銭湯「石川湯」へ

ホテルから徒歩5分ほどの「石川湯」へやってきました。レトロ感溢れる佇まいがたまらんです。

1927年に開業。昭和初期からこの地域に根付き愛されているという歴史の深さに圧倒されます。

42度の熱湯が体の奥まであたためてくれました。

脱衣所もお風呂も清潔で良い湯でした。23:45まで営業しているのがありがたい。

モーニング

モーニングは、併設のカフェでいただきます。
ベーグルとスープとドリンクのセット。

ベーグルはもっちもちで食べやすくて美味しい。
クリームチーズとツナの相性抜群です。

陽の光がダイレクトに入ってくるこのカフェで迎える朝は最高です。

提供時間は7:00〜10:00。

アナログレコードは、普段の音楽にさらなるスパイスを加えてくれる

普段は指ひとつで音楽が聞けますが、レコードは音楽が鳴るまでにひと手間があります。

音楽を大事に大事に愛撫するような感触。

この手間が逆に、心を満足させてくれます。

魅力ある「アナログ」の扉をあける機会に。また、日頃の喧騒から離れ音楽のチカラで癒されたい時に。下北沢を観光したい時など。様々なシーンで楽しむことができます。

単独行動ポイント

◆ひとり充実度 ★★★★★

レコードメインで行くのなら、むしろひとりで訪れたい。ひとりだからこそ、未知の音楽に出会えて、心ゆくまでひたることができます。

◆上質な音楽と最高なお酒でペアリングする部屋飲み

レコードから流れる音楽は、まさにご褒美。
そんなご褒美をつまみにして、お部屋でまったりお酒を楽しむのがオススメ。音楽が耳にゆっくり入ってくる感覚がたまりません。

下北沢駅から歩いて5分、クラフトビール専門店「北沢小西」でお酒を購入。

「北沢小西」 

◆ひとりはしご酒

周辺はひとり飲みスポットがたくさん。
昼は部屋でゆったりレコードタイム、夜は下北沢の街に繰り出してみるのはいかが?実際に私が足を運んだスポットはこちら。


いかがでしたか?
今回は「ひとり下北沢観光」いち押しスポット『マスタードホテル下北沢』をご紹介しました。
未知のアーティストと出会うきっかけにもなるこのホテル。

下北沢へ来たら、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

行ってみたい!と思った方、スキしていただけたら嬉しいです。

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