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コーポレートチームにミッションは必要か

この記事は、【2022 春 LayerX Advent Calendar(概念) 】42日目の記事です。なお、ひとつ前の記事はYuma Ohnoさんの「LayerXインサイドセールスの「これまで」と「これから」」で、次回は三井物産デジタル・アセットマネジメントのmaruoさんの記事が公開予定です!

こんにちは。ハタラクをバクラクにしたいLayerXの木村(akkyy_k)です。コーポレート全般(特に経理、労務)と広報PRを担当しています。

みなさんGWに向けてラストスパートされているでしょうか。

私はGWはMr.Childrenのライブを満喫すべく、毎朝、朝ご飯の準備をしながら予習に勤しんでいます。

では早速、本題。

このnoteでお伝えしたいこと

LayerXはこの4月より全社でOKRを導入しており、私が所属している経理管理部でも同様にOKRを導入しました。

その過程の中でチームミッションを掲げることになったので、そこに込めた想いついてお話ししたいと思います。

ともすれば、間接部門であり、時にコストセンターとして捉えられることもあるコーポレート部門であっても貪欲に、LayerX流にいえばアニマル※に、他部署の経営手法を活用し、自分達のラクを追求し、同時に事業サクセスへの貢献を掲げていいのではないかというお話しです。

※LayerXには5つの行動指針があり、その一つにBe animalを掲げています。

LayerXのコーポレートチーム

お読みいただいている皆様によりわかりやすいよう、前提としてLayerXの経営管理部の体制についてご説明します。

が、その前に正式部署名は経営管理部になりますが、職種としてはコーポレートという言い方を使っており、slackでのグループも@Corporateとしているので、以後はコーポートチームという呼称を使います。

LayerXのコーポレートチームの管掌範囲は経理、労務、総務、法務と言われる領域です。

もちろん連携はしますが、人事の中でも採用に関するところや、情シス、セキュリティに関わるところは別の部署が主管しています。

チーム体制はこのような形で(うち1名はCFO)、

FY2019:社員数 35名、うちコーポレート2名
FY2020:社員数 39名、うちコーポレート2名
FY2021:社員数 76名、うちコーポレート3名

FY2022に入り2名のメンバーが新たに加入し、本記事執筆時点では5名(私が広報を兼務している状況なので、正確には4.5名)で対応しています。

業務の外部委託は行なっておらず、経理の記帳や給与計算も今は自前でやっています。
9ヶ月ほど前に、ワークフローの導入など行い効率化したことについて記事を書きましたが、

そこから社員数も倍近くになり、事業の進展に伴い請求書数、仕訳の数、締結する契約書数は増え続け、一周回ってまた効率化が課題になっている状況です。

コーポレートのチームミッションとそこに込めた想い

こうした状況の中で、

コーポレートチームがバクラクを体現し続けることで事業サクセスを後押しする!

というコーポレートチームのミッションを定めることになりました。

「バクラク」というのは、LayerXが展開しているコーポレートDX支援のサービス群の名前で、業務負荷が圧倒的に下がり・ラクになるようにという想いが込められたワードです。

バクラクブランドの詳しい作成過程についてこちらをお読みください。

これはOKR策定の過程で併せて決めたものですが、以下のように各々から似たような趣旨の案が出てきたものを統合したものになります。

事前にKPTをやり、会社の前提を擦り合わせていたとはいえ、なかなかのシンクロ具合に驚きましたw

・スケールしてもリモートしてもバクラクで回る仕組みを作る
・経営管理チームをバクラクに(スケールしてもバクラク)
・スケールに耐え得る体制作り、チームがバクラクな状態を目指す

これらのたたきを統合していく中で、

・視座が自分達のチームだけによっている
・あくまで事業と会社のサクセスのためという要素も必要

という声もあり、最終的に
コーポレートチームがバクラクを体現し続けることで事業サクセスを後押しする!

に決まりました。

余談ですが、Objectivesは経理、労務、総務、法務といった領域ごとに定めました。

具体的には

・経理:長時間労働に頼らない、月次決算の5営業日締めの安定運用を実現する
・労務:スケールしても労務手続きミス・漏れを生じさせない体制作り
・法務:契約者数が増えても締結業務が滞らない仕組みを作る
・総務:コーポメンバーがリモートワークでもみんなが困らない職場環境を作る

といった具合です。

コーポレートチーム全体に対するObjectiveはあえて設けていないので(先のものはチームミッションの位置付け)、MECEじゃないよねとか、平仄があっていないといった納得感のなさは回避できたように思っています。

コーポレートチームにミッションは必要か

さてここまでは当社のチームミッションとその作成プロセスについて書いてきましたが、果たしてチームミッションは必要なのでしょうか。

形式に多少違いはあれど、多くの全社でMission/Vision/Valueを定めている昨今、それで十分ではないでのしょうか。

私の意見としては、全社の旗印として掲げるMissionなどは当然にプロダクトサイド/ビジネスサイドで目指したいところ、提供したい価値に重きが置かれ、それを支えるコーポレート部門のMissionとしては一段飛躍があることから、それをつなぐものとしてチームミッションがある方がいいのではないかと思っています。

その職種上、定期的に発生する反復タスクを、個人で黙々とこなすということが多くなりがちなのがコーポレートのお仕事です。

だからこそチームでの一体感を追求するような動きが必要なのではないでしょうか。

プロダクトサイドやビジネスサイドではインセプションデッキを行い、ミッション/ビジョン、OKRを定め、KPTで振り返りを行いといった具合でチーム運営を行い高いアウトカムを追求しています。直近でこうした動きを見ていると、全く同じようにはできないとしても、そこから学びコーポレートとしてチーム力の強化、パフォーマンス向上に努められるのではないかと思うのです。

さいごに

LayerXのコーポレートチームでもバクラクになるため、自社サービスに限らず、SaaSの活用はどんどん進めています。

ベンチャー企業でのSaaS活用のリアルにご関心がある方が入ればぜひお話ししましょう。

またLayerXののコーポレートチームでは引き続き採用を募集しています。
お気軽にご連絡下さい。


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