渡邉明弘

青木茂建築工房で修行→独立して既存の再生に特化した建築設計事務所を設立。実績はHPに掲…

渡邉明弘

青木茂建築工房で修行→独立して既存の再生に特化した建築設計事務所を設立。実績はHPに掲載中。コメント大歓迎です!

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  • 渋谷日記

    日々の記録です

  • AWAについて

    AWAの考えやメンバーのことを語って行く予定です

  • 一級建築士試験でやったこと

    学科・製図を一発で合格した時にやったことをシェアします。資格は効率よくサクッと取って、本来やるべき事に集中しましょう☺︎

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  • 固定された記事

高学歴のコンペキラーじゃなくても独立する方法

※一定の購入数ごとに価格UPしていきます。 建築家になりたい。仕事は覚えたから独立したい。 でも、自分なんかが独立してやっていけるのだろうか…。 多くの建築学生・社会人が一度は考えますよね。僕自身も何の変哲もない地方の大学生だったのでよく分かります。 それから10年ちょっと経って、今は渋谷に事務所を構えてスタッフ2人3人に業務委託・バイトを数人ずつと建築を作れるぐらいにはなってきました。まだまだですが、少しずつ自分達が作りたいと思う建築を作れる環境が見えつつあり、それな

¥550
    • 240914.SAT〜240920.RFI|白いスペースから茶色いテクトニクスへ

      土曜日はJIA関東甲信越支部 住宅部会の勉強会に講師としてお声がけ頂き、《REDOJIMBOCHO》の見学会とレクチャー。参加者全員がJIA登録建築家だけあって、普段よりかなり深掘りした質問が来る。それらの多くは今回のテーマでもある技術と事業に関するものだったけれど、創造的な行為としての再生というメッセージを講演には差し込んでみた。 10/10にも講演が入っているから、バージョンアップした講演ができるように準備しよう。さっそく概要を事務担当にシェアして窓口業務を指示。 翌日

      • 240907.SAT〜240913.FRI|日本空間デザイン賞2024受賞、JIAレクチャー準備

        国内最大級の空間デザインに関するアワードである日本空間デザイン賞の事務局から、サステナブル空間賞に入賞したと連絡が来た。 さっそく関係者に情報をシェアするようスタッフに指示。審査員や入賞者の多数派はインテリアデザイナーが占める賞に入選できて、サステナブル関係の賞に入ったのはとても嬉しいこと。資料を作ってくれたスタッフも褒めてあげたい。 Lビルは23回目の現場定例。エレベーターシャフトを新設するために空けた、床スラブの開口補強の鉄骨を確認。扉枠の下地鉄骨も設置されている。今

        • 240831.SAT〜240906.FRI

          Aビルは32回目の定例。10月末には大方の施工を終えて検査と是正の期間に入りたいから、内外装関係はそろそろ最終決定のリミット。現場監督は冷静に話してくれるけど、内心かなりヤキモキしてると思う。このタイミングで担当者が体調を崩してしまって、現場から預かった施工図をその日中にチェックバックしてとりあえずAWAの担当者にパス。 Iビルは構造家にまとめてもらった耐震診断(簡易診断)の結果と補強案を施主に提示。もともと他の設計事務所から受けていた提案では全く使えないプランになってしま

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        記事

          240824.SAT〜240830.FRI

          インドで味わった体温超えの気温を東京で体験したのも束の間、今年もお盆を過ぎると日差しに柔らかさが混じるようになった。僕にとって、誕生日は夏の終わりを告げるイベント。昔から何となく誕生日が楽しみじゃないのは、寂しさと抱き合わせだからなのだろうか…。 リブランディングを依頼しているデザイナーと打ち合わせ。今年はAWAのリブランディングに取り組んでいて、その柱になるウェブサイトの作り直しを集中的に進めている。そろそろ方針が固まってきて、今はたたきの図版やテキストに赤入れを始めてい

          240824.SAT〜240830.FRI

          スタッフ募集!

          先日AWAのウェブサイトでも公開しましたが、事業拡大に伴いスタッフを1~2名程度募集することにしました。 主に経験者や第二新卒の方にjoinしてほしいなと思っているので、転職時期等の相談も柔軟に対応したいと考えています! 学生のアルバイト・有給インターンのご応募もどしどしご応募ください^^ ビジョン既存のポテンシャルを最大化することをテーマにしている建築設計事務所です。 新築や内装リノベーションはもちろん、既存建築の再生や長寿命化のプロジェクトを多く手がけています。 特殊

          スタッフ募集!

          240817.SAT〜240823.FRI|伝えることの大切さ

          AWAのシニアスタッフが、増沢洵が設計した《立体最小限住宅》の図面をプレゼントしてくれた。近代建築史に残る名作の、貴重な資料と言ってもいいぐらいの資料だ。どういう経緯で彼の手に渡ったのか分からないけど、何十年もきっと大切に保管していたのだろう。僕が持ち主だったら自分が元気なうちに然るべき人に渡したいと思うだろうから、譲る先に僕を選んでくれた事に感謝して有り難く受け継ぐ事にする。スタッフたちとじっくり読み込んでみよう。 それにしても、昔の人が描いた手描きの図面は分かりやすい。

          240817.SAT〜240823.FRI|伝えることの大切さ

          240810.SAT〜240816.FRI/働く意味

          今日から世間ではお盆休みに。AWAが監理しているプロジェクトは、どれも8/10から18まで工事がストップしている。それに合わせてスタッフ達も有休を取って、最大で9連休をゲットしている。担当プロジェクトが止まるタイミングは絶好のチャンスだから、しっかり英気を養って欲しい。 そんな感じで、事務所はカレンダー通りで稼働しているものの入れ替わり立ち替わりで半分ぐらいが空席の日が続く。僕は社内外からの連絡がほとんどないこのタイミングで、自分の作業に集中する。そのひとつが求人の掲載だ。

          240810.SAT〜240816.FRI/働く意味

          240803.SAT~240809.FRI

          週末はハニ定例という同業者の人たちのパーティに呼ばれて参加。X(旧Twitter)経由という事もあって、名札がXのアカウント名。匿名アカウントの人も多いSNSだから、相互フォローだった人と何人も初めて顔を合わせた(僕は実名顔出しなので向こうは初めから知ってるけれど…)。当たり前だけれど一つ一つのSNSアカウントの先には生身の人間がいることを妙に実感した。 Lビルは内装解体と補強工事が終わったので、現地で補強されたスケルトンの状況を見ながら仕上げの方針を施主と議論。施主の性格

          240803.SAT~240809.FRI

          240727.SAT〜240802.FRI|身体が資本

          今週はコロナ陽性になってしまい、自宅で身体を休めつつ外せないウェブミーティングをちょこちょここなす。発熱と倦怠感は医師の診断を受けて薬を処方してもらったらほとんど治ったものの、頭痛が数日続いて思うように仕事ができなかった。月末はいろいろな支払いの締切があるし、今月は特にスタッフのボーナス支給もある。体調のいいタイミングで何とか振込処理を完了。 他にも諸々の締切があったのだけれど、担当スタッフまで体調を崩してしまった。送信ボタンを押すだけにして毎日データを差し替えていたので、別

          240727.SAT〜240802.FRI|身体が資本

          240720.SAT〜240726.FRI

          丹青社の担当者、AWAの担当スタッフと一緒に、冬に竣工したウィンド小伝馬町ビルの打ち上げ。仕事中は実務的な話ばかりしてきたから(当たり前だけど)、そうじゃない、どんな仕事がしたいとか、お酒の好みとか、家庭や健康の話とか(おじさんになったなと思う)、そんな話を飲みながらずっとしゃべった。週末体調不良になるとも知らずに。、 Aビルは週イチの現場定例と月イチの総合定例。現場定例ではテナント工事を想定した分電盤などの仕様の調整、サッシ間の外壁をやりかえたことで生じる外壁仕上の検討、

          240720.SAT〜240726.FRI

          240713.SAT〜240719.FRI

          三連休は珍しく仕事の一切を頭から取り除いてゴルフやランニングをしてリフレッシュした。ゴルフのスイング動画をSNSのストリーに上げてアドバイスを募ったら「太れ」というコメントばかり。、笑 Aビルは26回目の定例。塔屋解体部分の床スラブの型枠が取れたので確認。電気設備業者から、着工後に生じた設計変更をまとめて欲しいと相談がきた。ちょっとした設計変更を口頭とメールだけでやり取りしてたから、混乱してきたのかも知れない。図面を修正するので、ついでに着工後に分かった既存図と現況の違いを

          240713.SAT〜240719.FRI

          240706.SAT〜240712.FRI|建築か事業か両方か

          アラウンドアーキテクチャー代表の佐竹さんに誘われて、AA主催のイベント「建築家が不動産事業を語る文法」@オンデザインイッカイに参加。ゲストの青木公隆さん、駒田由香さん、宮崎晃吉さんによるミニレクチャーと3者のクロストーク。会場を提供した西田司さんが質問を振られてからは4人のトークみたいに。進藤強さんや若林拓哉さんからもコメントが。 村野藤吾が「建築一言/商業的一面」で綴ったように、建築的でアカデミックな側面と経済的でプラグマティックな側面は水と油とされてきたけれど、そういった

          240706.SAT〜240712.FRI|建築か事業か両方か

          240630.SAT〜240705.FRI|抽象化の力

          MOUNT FUJI ARCHITECTSの作品集出版記念講演へ。約30人限定のチケットが取れて、しかも原田夫妻の両方が登壇されることはとてもラッキーだった。 終了後にお二方と直接話す機会があったので、講演新建築2023年8月号に発表したときに月評で触れていただいたお礼を伝えた。 講演を聞きながら、マウントフジの作品が心に響くのは抽象化が徹底されていることに加えて、抽象化の価値を現代的に再定義しているからではないかと思った。抽象化は、人間が複雑な現実を捉えるために不可欠な作業

          240630.SAT〜240705.FRI|抽象化の力

          240622.FRI〜240629.SAT|紹介されるプロ

          名和さんの展覧会@プリズミックギャラリーへ。構造技術そのものよりも、何かとセットになって意味のある存在になるという感じだった。地下で展示されていた卒業設計から、ある意味で同じことが繰り返し実践されているように思う。 上期も終わったので、四半期ごとにやっている税理士と定例MTG。上期に関する経営成績の報告を受ける。ぼくの試算では何とか目標どおりのはずだったけれど、出てきた数字もだいたい同じでひと安心。 あわせて、事務所の移転やウェブサイトの更新といった大きな出費が経費となるの

          240622.FRI〜240629.SAT|紹介されるプロ

          240615.SAT〜240621.FRI

          ぼくの友人であり最初のクライアントである作家、雲野たかよし達によるグループ展へ。今年からアルコールインクという画材を使い始めたようだ。アルコールとインクをキャンバスで合わせると予想不可能な滲み方をするそうで、その上に鉛筆で描き足して女性の顔に仕上げるのだそうだ。同じテーマに向き合い続けるタイプの作家だから、手法の変化が分かりやすい。 全てをコントロールしきるのではなく、自分の支配下にないモノを何かに見立てる作業は、ぼくが取り組む再生の建築と通じるところがあるかも知れない。

          240615.SAT〜240621.FRI