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バラの輝き。11回目。(今日の短歌)

 今回は「バラの輝き」、11回目です。
 外の見学は寒いので、今回は室内での短歌の集まりで、当日に書いたものもありますが、事前に作った短歌を持ち寄ってもらいました。
 おいしいコーヒを飲み、おいしい食事をして、ビートルズの音楽の流れる中での集まりです。
 偶にはこういうのも、ゆったりしていいですね。

① 月一のバラの輝き室内にビートルズが流れる高倉珈琲館
② 立春に孫が生まれて幸せを祈る思いを陽太(はるた)に込める
③ 日本人脳は疲れてる大丈夫どうにかなるさ何とかなるよ
                           天祐

① 立春のこよみの上でも春の香り胸がときめく弾む心かな
② 積雪やあれほど積もった雪が溶け桃の花咲き鳥の群れ集う
                          なおこ

① 紅梅もスイセンも凛として天を仰ぎてすべて善なり
② 我々も神のこころ持て喜び来て周りはすべて家族の様なり
③ 戦争のいつ果てしない寒空に樹々鳥達も人もなすがまま
④ 人の心は恐ろしきなり犬猫ら愛していたら我は神なり
⑤  冬空の霊峰富士はツインタワーの陰になり身半分となり
⑥ 我が国の勇士サムライ今居るか我が国護れ神国日本を
                        ノア

① 北風の中にも咲く蝋梅のかすかに漂うほのかな香り
② 今日も又蝋梅を見に公園へ感動溢れる満開の花に
③ 寒空の人影まばらな公園に咲く蝋梅の香りかすかに
④ ついに来たか夫の介護腹据えて今日もひたすら世話するこの身
⑤ 今日も夫はこんこんと眠り続け我傍らで日記など書く
⑥ 膀胱がんの手術終え秋の日差し爽やかに受け退院となる
⑦ 手作りのサンドイッチをほうばりてご満悦な夫の顔は
⑧ 正月の空は青く雲はなく空気冷たく日は暖かく
⑨ 一人になりて味う正月は淋しくはないゆったり感は
⑩ 初めて迎える一人の正月クラシックを心ゆくまで
⑪ 初詣は近くの神社へ列をなし静かな社今日はにぎわう
⑫ 流れ来るピアノの曲はラ・カンパネラ弾くは盲目のピアニスト
⑬ 妹の明るい声はスマホから墓参りは二人で行ったと
                       原由希子

① 今日はまだ窓からの光燦燦と椅子を持ち出し至福の中に
② 太陽は人の心を育みぬいつまでも居たい冬の窓辺よ
③ 考えまいこれから先を考えまい今の幸せ懐に入れ
④ 早く寝て体力回復朝起きるこんな生活これからの道
⑤ 人生を振り返りせば波高くやっと小島にたどり着くかな
⑥ 死後の世が有るか無いかはそれぞれが責任取れば良いことなりて
⑦ 電子機器高齢若者壁有りて文明の階段目に見るようで
⑧ 久しぶり短歌持ち寄る喫茶店コーヒーの湯気笑顔の中に
                          章予


ここからは海外からの投稿です

① 元日に空を仰いで初歩き夕日を浴びてみな走り行く
② せせらぎの生きるが如くほとばしり行先知らず大河に流る
                        富美子(在米)

①  白妙の雲と見まがう朝煙恐竜の形して立ち上る
② 白無垢のカゴメ飛び立つ青空に対でたわむるさが(罪)なき世界 
③ お年玉孫らにあげし初めての体験気持ちは自己満足の
④ 昼下がり雪交じり雨晴れる明日未来を信じ今日も又行く
⑤ 空回り子らの好物準備しか早朝からに”食べてきた”とは
⑥ 今日も又三十一字を捻りつつドライブ流るバイオリンの音
⑦ 頼もしか破邪顕正(はじゃけんしょう)きばらっせよ
               イーロンマスクと福田ますみ氏
⑧ 我が思いお経となりて訴える逆転勝利破邪顕正と
                       熊谷初江(在米)

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