「貴方に世界を残す」(詩)
私は 貴方の とりとめのなさを愛した
一定でいられないところや
いくつでも色を生み出してしまうところ
流れの強弱に
貴方自身が翻弄されてしまうところまでも含めて
貴方は世界そのもの
貴方が 色付き 落ちるのなら
その染まった大地も
そして朽ちて届く 無数の命への糸が
描いていく模様も
そこから続いていく これからの全てを
貴方が消え去った後のどこを切り取っても
貴方を世界と捉え続けるほどに
愛している
言葉が刺して 決めるものならば
この手に 渾身の限りを尽くして
愛しています
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