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「おやすみ」(詩)

ああ なみだがながれでた夜はねむたい
あしたがどんなにしんどくても
この夜が ほんの瞬きでも
または長ったらしい暗闇であっても
目からこぼれた塩水に
からだはうっとりと誘われている
あたたかい寝床にもぐりこんで
すこし冷たい夜をへだてよう
どこかでは いけない
ここに眠って
やってくる朝に
目が いたみませんように

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