【国語算数理科デザインってなーに?第一弾】
第一回:しぶにゃん(澁谷和之さん)のお話
国語・算数・理科・デザイン!、運営チーム(MOD)のたいぴーです。梅雨明けはまだ発表されていませんが、連日の暑さにへこたれそうです汗。皆さんも、熱中症にはくれぐれもお気をつけください。さて、今年も -若者と地域をつなぐプロジェクト事業-『国語・算数・理科・デザイン!』の開催が決定し、参加チームの募集を開始しました。高校生に限らず、皆さんにはどしどし応募していただきたいのです、、、(https://forms.gle/tZ5oQ4kV3eQXu5JZA)👈応募フォーム
が、その前に!!
「国語・算数・理科・デザイン!って、何??」
「というか、そもそもデザインってなんだ?」
「ん?観察???」
「なんで冷蔵庫??」
など、数々の疑問が皆さんの中で渦巻いているかもしれません。
そこで、全3回にわけて、デザインについて、そして、観察について、もう一度ご紹介することを通して皆さんの疑問を少しでも解消して行きたいと思います。題して、
『国語・算数・理科・デザイン!』ってなーに?
記念すべき第1回目は、先日7/10日に行われた事前説明会での運営チーム(MOD)、しぶにゃんさん(澁谷和之)のお話を紹介させていただきます。
秋田でデザインに生きる彼の熱~い熱~いお話の始まり始まりー。
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どうも、皆さん。改めまして、え~と、澁谷です。
まぁまぁまぁ、なんか、『国語・算数・理科・デザイン!』ってね(笑)
社会だろ!みたいなところだよね。
まあ僕、普段デザインでご飯を食べているんですけど、デザインって何だろう?
きっと大半の方は絵を上手に書くとか、おしゃれにするとか、綺麗に形作るっていう認識があると思います。それももちろん大事なデザインの一つなんですけど、きっとデザインっていうのは、もっとそういったテクニックじゃない、みんなが携えてなきゃいけない力なんじゃないかって思うんです。
みんな小学校のころは国語だったら「あいうえお」とか 算数だったら「1+1=2」とか普通に習ってくるよね。
同じように、何か社会を良くするって言ったらおかしいんだけども、もっと身の回りのことを考える力っていう意味でデザインというものをもう少しみんなで学べるんじゃないかな。というところをメッセージとして『国語・算数・理科・デザイン!』という名前を僕の方でつけさせてもらいました。
さぁ、早速いくんだけど、これは毎年この説明会の時にみんなに見てもらってるんだけど、これ椅子です!
みんな見てるねー。どっか変なとこある?なんか見て思ったことある人!
参加者A:「足が三本!」
おおーそうだね。他はどう?
参加者B:「顔みたい!」
面白いこと言うなあ。
今、皆じっくり見てくれたね。これ見ればわかるよね。
いま 「あーーーっ!」てなったでしょ?
この感じを覚えていてほしい。この一番のポイントは上の形だね。
きっとみんなの家に必ず1個はあるんじゃないかな。「ハンガー」。
椅子の背もたれの部分がハンガーのかたちになっているんだね。まあ、よくちょっと暑くなったら「ジャケット脱ごう」って言って脱いで、でも、「かけるとこないなー」ってなったら、ここに何気なくかけちゃったりすることあると思うんだけど、その人間の何気ない風景をこのデザイナーの方は見てたんだろうね。「あの人椅子にかけたなぁ」と、観察してた。
「あれは、椅子だけどハンガーだな」って思ったから、「じゃあ背もたれハンガーにしたらいいじゃん。」ってね。椅子を見るということをしてたんだね。
僕らはだいたい学校に行くと、「はい椅子!」「ちゃんと後ろまでお尻入れて、背筋のばして座ってください! 」
こういうことを教えてもらうんだけど、「これはハンガーなんだよねー」なんていう頭のおかしい先生はいないよね。でも、もっといなきゃいけないんだよね。だってハンガーとして使ってる人がいるんだから。これがきっと国語・算数・理科・デザイン!なんじゃないかと。そこが欠けているんじゃないか?という話
で、もう一つ!
これも毎年僕が持ってくる写真。これ僕が見本で作ったものなんだけど、ティッシュボックス。 みんなの家にも必ず1個はありますよね。どう?これ見て、
参加者C:「重なっている! 」
おおーそうだね。
これはよく拡大してみると。。。
これみんな使ってるよね。
ある日、母とコタツでテレビを見てたんだよね。通販番組がやってて、
「今日のお買い得品はこの掃除モップ用品!これなんと、今ならイチキュッパ!全国百セット限定だよ。皆さん!こちらまでお電話ください!0120….」
みたいに言ってたの。
んで俺とうちの母ちゃんお茶飲みながら、「いいな!これな!買うが!ちょっと、これ、0120、メモしねね、メモしねね!」って、気づいた時にすぐそこにあったのがティッシュケースだったのね。そのとき僕は母ちゃんがやってることを観察してました。
「あ、ティッシュ box って、メモ帳でもあるんだな 」って。
だから僕は、よく花がらだったり、 カラフルだったりするティッシュボックスをノートにしちゃったんだよね。まあこれはどうでもいい情報だけどメモができるからmemottieっていう(笑) 商品化したいなと思ってまだ頑張ってるんですけど 、これもさっきの椅子と同じで「あっ、メモ帳としてティッシュボックス使ってる」っていうワンシーンをずっと見てたっていうこと。ただ見てたということだ。 ね?
抜き打ちテストをしますよ。これは去年もやりましたけど、、、、
「あー??」って顔になってるね!みんな、いいね!これが多分本当なんだけど、問題です!
A だと思う人!上が緑で下が青。
じゃあ、Bだと思う人!いいねーこの感じがいいね。わかってんだけど、わかんねんだよなって感じでしょ?
じゃあどちらも緑!って人
おおー、どちらも緑!結構分かれましたねー
トントンと行こう!
「ああああああーーー」
ね? 今すごいコンビニいろんなところにたくさんできてきて、 毎日のように見ている。
みんななんとなくわかりそうなんだけど、わかってない。。見てるんだけど見ていない。
まあこれだけ、僕らは何も見てないんですよ。僕も初め。。
駅にいっぱいポスターって貼ってるよね。
あれ見てる人なんてほぼいないからね。 みんな「もう遅刻だ遅刻だ!」バーって行って、 ポスターなんか誰も見てないんだよね。基本見てないんですよ僕ら。 でも、無意識にみてたりする部分もある。この「観察する」っていうことを、みんなで面白がろうっていうのがこの『国語・算数・理科・デザイン!』。 これが一番真ん中にあります。
今回秋田県の事業ということでね、〜若者と地域をつなぐプロジェクト〜。。。
とても難しいよね。「地域とつながるってなんだよ」って思うじゃん?
でも、これからみんなはそれぞれに秋田だったり東京だったり海外だったりどこかの地域に自分が属しながら活躍していくと思うんだけど、そうしたときにやっぱり地域とどういう風に自分らしく活躍できるのか?そこには何らかの力が必要なんだよね。そこの、地域とつながる、地域とつながりたいっていう気持ちを育むにはやっぱりその地域のことを観る力がないと、どんなところに行ってもみんなの思った力は発揮されないんじゃないかな?
そういったところから、地域とつながるには観るっていう事が大事なんじゃないかな。
地域を見る、観察すると、地域が知れてくるよね?
「あ、この地域めっちゃ山綺麗じゃん」とかでもいいし、「ここの人みんな温かいなぁでもいい。」そこに何らかの気持ちが生まれるよね。それはいい気持ちでもいい、楽しいでもいいし、つまらないとかでもいい、怒りでもいいよね。見てて、「なんでこうなんだろう?」「なんでこんなゴミ捨ててんだろうここの地域!」って、思う気持ちがあるということがまずすごく大事だなって。
それってやっぱ、見たから出てくるよね。
観て、感情ができて、「なんかしたい!」「何かしなきゃ」って思うことが地域とつながるっていう。。この一連って実は、僕が毎日やってることなんです。これデザイン。この連続。だから、これって別にデザイナーという人だけがやることではないなと思ってて、みんなやってるんだよね本当は。 観察するっていうのは、デザインの一番の基本なんだね。
ということで、きっとこういった学びの時間が僕らには必要なんじゃないかなということを、夢見て、この『国語・算数・理科・デザイン! 』っていうのを今回秋田県の皆さんと手を組んで、展開しています。
なんとなく「観る」っていう事が面白いのかなー?っていうのを感じてもらえたと思います。
今回は、そのテーマは~食べる~です。
「食べる」を観るんだよ。
みんなお腹すいたら食べるっていう事を観察なんかしないよね。
「腹減ったー。うわーラーメンうめぇー!」って食って、「腹いっぱいー」みたいな。
そこにきっと観るというフェーズは無い。朝昼晩食べるというありふれた行為を、一度ちょっと引いて、食欲をちょっと我慢していろいろ観察することで、その地域らしさだったり、そこの地域の人達らしさみたいなものが見えるんじゃないかな。ということで、今回僕らが設定したのが「食べる」っていう当然の行為なんです。
「食べるを観察しよう」なんてね、何を言ってるんだ!と思うんだけど、 そんなことをちょっと今回は僕ら精一杯向き合っていきたいと思っています。
澁谷さん。ありがとうございました。
皆さん、いかがでしたでしょうか?知っている気でいるけれど、観ている気でいるけれど、実は知らないこと、観てないこと、たくさんあるなぁと思いました。それらが視える世界は、どんななんだろう?と、ワクワクしてきますね。ということで、少しでも興味があった方は、ぜひ、応募お待ちしております!
【参加条件】
・2〜3人のチームであること
・高校生(※県内の専門学校、大学等に在学中の方も可)
【応募方法】
チームメイトとチーム名を相談したうえで、1人1人応募フォームから登録をお願いします。
応募の方法は
・フォームに直接入力
・手書きで質問と回答を書いた紙を写真に撮りこちらのフォーム内に添付
・エントリーシートのPDFをダウンロード/印刷し直接書き込みそのデータ/写真をフォームに添付
のどれでも構いません!
【採択チーム数】
12チーム採択します。12チームに採択されなくても、今後のプログラムには閲覧者として参加可能です。
【締め切り】
2022年7月24日(日)締め切りです。
【応募フォーム】👇
国語算数理科デザイン! 概要
■令和4年度若者と地域をつなぐプロジェクト事業
■事務局SNS
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■[事業概要]
主催|秋田県あきた未来創造部地域づくり推進課
運営|一般社団法人ドチャベンジャーズ
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