百人一首ツイノベ解説 #031
家出した君を泊めた次の日の朝、雪が街を彩っていた。コートを羽織った君が白い地面に一歩踏み出すとき、一瞬だけ躊躇する姿が嫌いだった。最寄り駅まで送った帰り、店先のシャッターが開いていく。なぜか、中を見てはいけない気がした。それは、僕の後ろめたさだったのかもしれない #twnovel
— 秋助/秋乃アキ@感傷リップループ (@akisuke0) January 20, 2018
No.181 夜明けの逃避(百景 31番)
— 秋助/秋乃アキ@感傷リップループ (@akisuke0) January 20, 2018
坂上是則
和歌
「朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪」
歌意
「空がほのかに明るくなってきた頃、明け方の光る月かと思うほどに、吉野の里に白雪が降り積もっていますね」#百人一首ツイノべ
歌意を咀嚼した末に生まれたツイノベではなく、なんとなく、雪で積もっていて気持ちが勝手に溶け出したイメージ。
(注:和歌の歌意は今日マチ子さんの著書『百人一首ノート』から拝借しています)
この記事は有料ですが全編公開になっています。私の活動を応援してくださる方がいましたら投げ銭してくれると嬉しいです。また、サポートやスキのチェック。コメント、フォローをしてくださると喜びます。創作関係のお仕事も募集していますので、どうか、よろしくお願いします。
ここから先は
0字
¥ 100
改めまして、秋助です。主にnoteでは小説、脚本、ツイノベ、短歌、エッセイを記事にしています。同人音声やフリーゲームのシナリオ、オリジナル小説や脚本の執筆依頼はこちらでお願いします→https://profile.coconala.com/users/1646652