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エスカレーターで後ろに倒れ込む話

いつからか忘れてしまったけど、自分はエスカレーターに乗るのが苦手だった。全然関係ないけど一瞬「エスカレーター」と「エレベーター」ってどっちがどっちだっけと悩んで、その度に「話が段々エスカレートする」という言葉を挟まないと思い出せなくなってしまった。

閑話休題。エスカレーターに乗ると、なんだか誰かに後ろから引っ張られている感覚に陥って倒れそうになるのだ。もちろん、本当に誰かに引っ張られているわけではない。見えない誰かに逆らうように力強く手すりに掴まる。

この感覚はエスカレーターが長いほど大きく揺れていく。特に秋葉原駅のエスカレーターなんて終盤になるほど倒れそうになって恐くなるのだ。最近はコロナ対策で手すりに掴まらないようにしているため、どんなに引っ張られても前屈みになって堪えている。

何が原因なのか。そもそも原因なんてあるのかを考えたとき、なんとなくいつも思うことがある。自分は15年間ほど日記を書き続けていてたまに読み返す。1年前の今日はこんなだった。何月何日にこんなことをしたなと昔を再生するのだ。

今、自分のフリーランス活動が、人間関係が手放しで順風満帆。と言えるわけではない。どころか、泥沼を泳ぎ続けているだろう。だから過去に縛られる。だから思い出に囚われる。そういった「うしろ」にあるものが、自分を反対方向に引っ張っているのだろう。

「うしろ」を克服することができたら。人生は、きっと。

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改めまして、秋助です。主にnoteでは小説、脚本、ツイノベ、短歌、エッセイを記事にしています。同人音声やフリーゲームのシナリオ、オリジナル小説や脚本の執筆依頼はこちらでお願いします→https://profile.coconala.com/users/1646652