見出し画像

バス登園ができなかった話

幼稚園児のころ、朝の集団バス登校がとても苦手だった。そもそも幼稚園自体が苦手で、それでも毎日通っていたのはそこでしか生きる術がなかったからだ。

子どもにとって、些細なことかもしれないが幼稚園が世界の全てであった。初恋相手である先生と会えるのが一番の救いだったかもしれない。

バス代は納めているのにも関わらず母の自転車で送り迎えしてもらっていた。いじめてくる嫌いな子はいた。集団生活に馴染めなかった。乗り物は苦手なわけではない。

そのどれもがバスに乗れない理由かと聞かれたら不明瞭なものだった。と、そんなことを卒園アルバムを見ながら思い出す。

改めまして、秋助です。主にnoteでは小説、脚本、ツイノベ、短歌、エッセイを記事にしています。同人音声やフリーゲームのシナリオ、オリジナル小説や脚本の執筆依頼はこちらでお願いします→https://profile.coconala.com/users/1646652