百人一首ツイノベ解説 #028
僕が住んでいた街が冷凍保存されたと聞いた。人口増加、環境維持、事情や思惑はいくつもあったのだろう。スノーボウル都市と呼ばれているそうだ。人や動物、建物が凍てついていく光景を思うとやりきれなくなる。地球が抱える全ての問題が解決されるまで、あの街は眠り続けるのだ #twnovel
— 秋助@感傷リップループ (@akisuke0) January 17, 2018
No.178 冷凍都市(百景 28番)
— 秋助/秋乃アキ@感傷リップループ (@akisuke0) January 17, 2018
源 宗于朝臣
和歌
「山里は 冬ぞ寂しさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば」
歌意
「山里は、冬こそ特にさびしさが勝って感じられるものだ。人の訪れもなくなり、草も枯れてしまうと思うので」#百人一首ツイノべ
どんなに楽しい思い出でも、いつか雪のように溶けて消えて忘れてしまう。それを美しく思って溶けていくのか。それを悲しく思って冷凍保存するのか。どっちも間違いで、どっちも正しいのだろう。
(注:和歌の歌意は今日マチ子さんの著書『百人一首ノート』から拝借しています)
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