百人一首ツイノベ解説 #002

実家の扉を抜けて振り返ると、2階のベランダから高校の制服が干されている。社会人になって友人とルームシェアをすることになった。家の構造上、振り返ってもベランダが見えることはなくなってしまったけど、夏になると制服が干されていた光景を思い出す。

季節が変わると服も変えるのが衣替えだ。けれど、制服からスーツに変わった光景を見ると悲しく感じるのは、服を変えたから季節が変わったのだと錯覚してしまう。

(注:和歌の歌意は今日マチ子さんの著書『百人一首ノート』から拝借しています)

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改めまして、秋助です。主にnoteでは小説、脚本、ツイノベ、短歌、エッセイを記事にしています。同人音声やフリーゲームのシナリオ、オリジナル小説や脚本の執筆依頼はこちらでお願いします→https://profile.coconala.com/users/1646652