百人一首ツイノベ解説 #004
学生時代、悲しいことがあるといつも大学裏にある公園の高台へ行く。そこにある寂れたベンチに座って、向かいの何だか分からない建物を眺める。ある日、今でも自分の中で一番の友人だと思う奴とベンチに座った。
冬の日だ。「将来が見えない」とか「友人関係が面倒だ」とか、たぶんそんな話をした気がする。あのときのささやかな気持ちは、今、雪のように溶けていった。名残水で足下を濡らさないように歩き続けるしかない。
(注:和歌の歌意は今日マチ子さんの著書『百人一首ノート』から拝借しています)
この記事は有料ですが全編公開になっています。私の活動を応援してくださる方がいましたら投げ銭してくれると嬉しいです。また、サポートやスキのチェック。コメント、フォローをしてくださると喜びます。創作関係のお仕事も募集していますので、どうか、よろしくお願いします。
ここから先は
0字
¥ 100
改めまして、秋助です。主にnoteでは小説、脚本、ツイノベ、短歌、エッセイを記事にしています。同人音声やフリーゲームのシナリオ、オリジナル小説や脚本の執筆依頼はこちらでお願いします→https://profile.coconala.com/users/1646652