秋雨

自分や誰かの今この瞬間の呼吸を楽にしてあげられるように。そんな文が書けたら幸いです。 …

秋雨

自分や誰かの今この瞬間の呼吸を楽にしてあげられるように。そんな文が書けたら幸いです。 めちゃくちゃな事しか吐けないけど誰かに刺さったらいいな

最近の記事

独り言

自分の全てを話せる理解者が欲しいと誰もが望んでいる。かつての私もそう思っていた。 でも誰かに自分の全てを見せるのは何よりも怖いことだ。話したくとも理解されない、批判されたらと思うと望んでもいないのに口をついて出るのは悲劇のヒロインぶったことばかりでまた自分が嫌になる。 素直な人間だったらそんな事にならずに済んだのかもしれない、なんで自分はそうじゃないのだろうなんて考え始めたらもう終わり。己が世界で一番醜く汚い人間に思えて仕方なくなり、自己嫌悪に陥る。 周りの人間に「なん

    • ありがた迷惑

      「なんで普通にならないの?ちゃんとできないのはおかしいよ、できるのにやらないのは勿体無いよ。」 誰でも人と関わる上で求めるものは少なからずあると思う。たとえそれが今の自分にはないものだとしても。「思っていた人と違う」はプラスの時にも使われるが大半はマイナスな時に用いられている気がする。そんなもの勝手にお前が期待したものなんだからわざわざ伝えてくるなよと思うが、相手も嫌われるのを覚悟の上で言ったとしたら何かもわからないそれは自分が生きていく上で必要不可欠なものなのかもしれない

      • アイドル

        先日、知り合いの頼みで地下アイドルのライブに同行した。 前々からいつかライブハウスには行ってみたいとは思っていたがまさか初めて足を運ぶ理由があまりよく知らないアイドルのライブの為になるとは思っていなかった。これだから人生は面白いなぁなんてしみじみと考えながら待ち合わせ場所に向かった。 待ち合わせ場所には先に到着していた知り合いとその他のファンの方がちらほらと集まっていた。 入場の時間になるとそれぞれのオンラインチケットを受付の方に見せドリンクチケットを受け取る流れで次々

        • 上書き保存

          何だか最近眠れない夜が多くなった気がする。 今日もちゃんと友人と楽しい休日を過ごしたし、たくさん話をして一緒に美味しいご飯も食べた。 楽しかった。ちゃんと楽しかったはずなのに何でこんなにも満足できないのか。 誰だったか思い出せないが、何年も前に「お前の心は底に穴が空いたバケツなんだよ。いっぱい幸せを欲しがってしまうから周りの人間がどれだけ頑張って注いでも底に穴が空いているから満足どころか少しも残らずに全部溢れちゃうんだよ」と。 当時の私はそれじゃ貪汚な人間みたいじゃないか、

        独り言

          いつか

          記憶が過去の思い出に変わるまでにはどれほどの時間を要するのだろうか。 いつか聞いた話によると、人は交際相手と別れて忘れるまでに交際期間の半分を要するらしいが、こんなにも事あるごとに考えていてはきっと思い出になるのも忘れるのもきっともっと先になるのだろう。 約10000キロ。彼と共に過ごした日常での車の走行距離のことだ。 たった3ヶ月だったがほぼ毎日のように一緒に過ごしていた。 彼はカメラマンを生業としていた。彼の撮る写真は私の人生で見るどんな写真よりも格好よく綺麗だと思って

          在り方

          人が他人に対し否定をすることなく、この人にはこの人にしかわからない事があるからと思えたらきっと喧嘩や戦争はなかったのではないだろうか。  最近、ASDとADHDを持つという人に出会った。ADHDはなんとなく聞いた事があったけれどASDが何なのかわからなくて聞こうと思ったが彼はそのことが自分にとってコンプレックスでありハンデだと言っていた為、本人に聞くのは躊躇われた。後に調べてみたところADHDは不注意、多動性、衝動性といった特性がありASDは社会的コミュニケーションや対人関

          在り方

          『君はもう大丈夫?』。当時の恋人と別れ数ヶ月後に再会した時にかけられた言葉だ。高校の先輩だった彼とは在学中も何度か話した事があったが卒業後に急に仲が進展し付き合うに至ったのだが2年を共にした後別れた。 久々に再会し、お互いの近況報告をしている時に彼にはほんの少し前まで恋人がいた事を知った。ふと交際当時の事を思い出した。彼は誰にでも思わせぶりな態度を取り最後には相手からその愛想の良さで振られる人だった。その彼女にも同様の理由で別れを切り出されたようだった。なんだか本当にこの人

          おとな

          大人って一体なんなんだろうか。辞書で引くと一人前に成人した人の事らしい。一人前に成人した人という漠然とした言葉でしか表せれないということは誰しもが大人の本当の意味なんてわからないのではないだろうか。先日、22歳の女性が癇癪を起こしているところに遭遇した。ある人は見下したように嘲笑い、ある人は彼女より大きな声を上げることで彼女を威圧していたり我関せず高みの見物をしている人などその子を馬鹿にしたような目で見ていた。私はその場であることに気付いた。彼女より年上の人間しか周りにいなか

          アイ

          それぞれに愛の形が存在するのは既知の事だろう。だがその在り方に関しては何回新しいものに出会ってもそれは違うのではないだろうかと否定されてしまうことが多々ある。考えや行動によって示されるそれは他人が否定していいものではないが自分の考え方や指針から少しでも外れてしまうとそれは愛ではないと自分から切除しようとしてしまう。私の場合そういった場面を見る機会が人よりも多いと思う。細かにいえば私の場合は人には人の考え方があってそれ自体には納得はできなくとも理解するようにしている。例えば私に

          遺書

          酒に浸った時ほど文を書きたくなる。理由はきっと自我を忘れ誰にどう思われようととどうでも良くなるからだろう。いつかこの文を読む君は呆れて失笑するだろうか。そうしてくれると嬉しい。 こいつは酒に溺れてたもんなって思ってくれたならそれはそれで私を理解してくれていた事になるのだと今から嬉しくなるのはきっと私が消えた時に君を一番に愛していた証拠となるだろう。綺麗事を書けるほど真っ直ぐ正直に生きれない私ではあるがこの文を読んでいる君はきっと私が消えた時に一番大切な存在であったことを理解