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2021年3月の記事一覧

映画「BLUE/ブルー」見た

「BLUE/ブルー」
監督:吉田恵輔
出演:松山ケンイチ、木村文乃、柄本時生、東出昌大 ほか
上映時間:107分   公式サイト

オンライン試写会にて。(3/30)

ボクシングの道を歩む男たちの生き様を描いた群像劇。

瓜田(松山ケンイチ)と小川(東出昌大)、楢崎(柄本時生)をメインに、小川の恋人 千佳(木村文乃)の視点も交えてリングにかける男の情熱や挫折、成長、不屈を克明に。淡々と。

ガッ

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星の子

「星の子」
監督:大森立嗣
出演;芦田愛菜 ほか

ちひろの物心つく前から親が新興宗教にハマってしまい、その環境が刷り込まれ、おかしなことだと認識しないまま時が流れ・・・。

南先生の言葉で、気付き始める。
第三者の声は届きやすい。

同級生に2人、友達がいて良かった。

少女を越えようとする思春期の揺れ動き、心の不安を聡明に表現した芦田愛菜が良い。

子供は親を探すものだと伝わる焦燥が印象的。

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スパイの妻

「スパイの妻」
監督:黒沢清
出演:蒼井優、高橋一生 ほか

抑制の効いた演出、耳なじみが良い役者の言葉遣い、持続する緊張感。

演技もドラマも見応えがあった。

ほぼ二人芝居で、互いを信じる夫婦愛を。

権力を振りかざす愚かな行為と、無益な戦争への警鐘も込められた優れた脚本。

本編で多く目にした縦の構図が印象的。
「目の前だけでなく、先を見ることも大事」というメッセージに見えた。

Fukushima 50

監督:若松節朗
出演:渡辺謙、佐藤浩一 ほか

「トモダチ作戦」を安直な配置にしてしまった印象。

福島第一原発事故は現在進行形なのに終わった感を出すのは・・・。

桜咲くが何だかなぁ。

もっと原発安全神話への批判精神も込めてほしかった。

もしくは、決死の覚悟を抱かざるを得なかった過酷な現場のみに焦点を絞るとか。

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」鑑賞

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」鑑賞

『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』
総監督:庵野秀明
監督:鶴巻和哉、中山勝一、前田真宏
声:緒方恵美、林原めぐみ、宮村優子、坂本真綾、三石琴乃、立木文彦 ほか
上映時間:155分   公式サイト

2007年から始まった「新劇場版」シリーズの最終作。

前作から9年を経て、ついに公開!

これで最後という意気込みが全カットにみなぎっていて、瞬きが惜しい。落涙さえ鬱陶しい。
画面を凝視しつづけ

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