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話題沸騰中、蜷川実花さんの手掛けたプペルのMVを勝手に考察

映画「鬼滅の刃」の上映スケジュールが電車の時刻表みたいな感じになって何回も何回も上映されている中、それにあやかる形で絶賛広告を拡大させているのが、映画「えんとつ町のプペル」。

キングコングの西野亮廣さんが手がける絵本「えんとつ町のプペル」がついに映画化。2020年12月25日に公開になります。


それに伴ってどんどん色んな広告を打ち出す西野さんですが、先月中ごろ、映画のオープニングテーマがHYDEさんの「HALLOWEEN PARTY」であることを発表、そしてつい先日そのMVが公開されました!


今日はこのMVについて、勝手に考察していきますよ!



✅時代を超えて、変わらないもの


映画プペルのオープニングテーマ「HALLOWEEN PARTY」のMVのすごいところを言い出したらキリがないんですが、
(製作費全額、西野さんのポケットマネーというかオンラインサロンの売り上げからでているところとか、ナニソレって感じ。)

なんといっても
クオリティが半端ない!
なに、この世界観!!この表現力!!


それもそのはず、監督はあの蜷川実花さん

西野さんから蜷川さんに「製作費のことは忘れてくれていいから。」という依頼をしたところ、蜷川さん、本気で製作費のこと忘れてとんでもない額つっこんでつくったとのこと(笑)。蜷川実花の本気の本気、ってことですね。

まあこの辺の詳しいことはオンラインサロンで記事読むなり、Voicyで聞いてもらえるとより楽しめると思うので、一旦置いておくとして、、、


このMV、2バージョンあるのご存知でしょうか?


ダンス編とドラマ編。




「ドラマ編...?」


公開された時、僕はちょっとびっくり。
2種類あるなんて、そんなこと聞いてないよ?


期待と疑問を胸にドラマ編を見てみることにしたわけですが、



やられた(笑)。あっぱれ。


もしまだ見てない方がいたらぜひ見ていただきたいんですが、もうね、なんていうか違和感バリバリ(笑)。あからさまになにか訴えている。


ということで、今日はこのMVドラマ編の根幹を成す「問い」とそのアウトプットの仕方を勝手に考察していきます。

先に言っておくと、今日の話は100%僕の推測/見方なので、蜷川さんや西野さんがこう考えていたというわけでもないし、違う受け取り方した人がいればそれはそれでいいと思います。


結論から言うとこのMVの問いかけは、「時空を超えて変わらないものはなにか?」であって、その解答として「愛」や「エンタメで感動すること」が描かれていたのかなと、僕は思いました。


ここまで聞くと、「ふーん、よくあるやつね」で終わってしまうんですが、今回のMVが素晴らしいと感じたのは、その魅せ方ですね。まさしく魅せられた。


まず初見のときにおかしいなと思ったのは「あまりにもプペルと関係なさそうなドラマの設定」「あからさまな『現代』感」


西野さんはプペルも含めて300年つづくエンタメをつくるとたびたび言っていて、その中でいつまでたっても「古びないこと」にすごく意識を向けています。

そんな人が制作を依頼しているのに、コロナの時期だからといってなんとなく「『現代』感」を挿入するなんて、死んでもありえない。


コロナの時期だから「マスクをつけたカップル」を登場させて、働き方改革の中、「上司からの残業の電話」を設定し、リモートワークの弊害ともっぱら話題の「印鑑」をわざわざ入れてきている。


これが「流行りに乗った」なわけがない。


つまり、

このMVはプペルの大ヒットと共に、
5年後も、10年後も、50年後も、100年後も、300年後も視聴されることを念頭にイチからデザインされている、のではないかということです。


年月が経てば経つほど、「時代を超えて変わらないもの」と「変わってしまうもの」の対比がより鮮明になるように描かれているのかなと。


いやー、参った。


「愛」や「エンタメの感動」を描く作品なんて、いくらでも切り口はあると思いますが、これはほんと鮮やかな切り口でした。
まあでもそこの説得力を担保しているのはあくまでダンス編で描かれている部分の圧倒的なクオリティなんだと思いますが。


ただまあ短い映像作品なんで、カップルの感情曲線とか結構強引な感じがして、見ていてもやもやした人も多いかもしれません(笑)。そこもなにかしら意図があるのかしら。僕にはわかりませんでした。

(一緒に行くと約束していた舞台に遅れてきた彼氏をあんなあっさり許すもんですかね?結構終盤になるまでむっとしてたよ彼女さん(笑)。)



ということで、映画えんとつ町のプペルのオープニングテーマ「HALLOWEEN PARTY」のMVに潜む「問いのデザイン」の考察は以上になります。

それでは、また。


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追記2020.10.28 「秋のイギリス編」追加しました!

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