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「今日の1曲」2022.07.08 - 07.14

7月8日(土)

今日の1曲 は1970年代の終り近くに出たアメリカの男性シンガーソングライターによるヒット曲です。カントリー系のアーティストで、70年代半ばまではグループで活動していましたが、その後ソロに転向してからの曲。

1970年代後半から80年代にかけて、パートナーシップを組んだプロデューサーの手腕もあって、大ヒットを次々と飛ばすようになります。今日の曲もそんなヒット曲の1つ。

女性シンガーとのデュエットでも多くのヒットのある人ですが、今日の曲は1人でうたっています。カントリーだけでなく総合チャートの方でもヒットしました。

1979年のヒット曲でした。19時ごろに。

【She Believes in Me (1979)】
ケニー・ロジャーズの『ザ・ギャンブラー』からのシングル・カットで、カントリーとアダルト・コンテンポラリーのチャートで1位、総合チャート5位というクロスオーバー・ヒットでした。売れないシンガーソングライターが恋人について歌う歌。


7月9日(日) 

今日の1曲 のオリジナルは1960年代のヒット曲で、モータウンの人気ヴォーカル・グループによるバラード・ナンバーでした。数多くのカバーのある曲ですが。

今日のバージョンは、1970年代終盤近くに出たアメリカの女性シンガーによるカバーです。彼女の大ヒットしたアルバムに収められ、シングルカットされたバージョンで、全米トップ10入りするヒットになりました。

当時この女性シンガーは1950〜60年代のヒット曲をいくつもカバーしてリバイバル・ヒットさせていましたが、そんな曲の1つです。

1978年から翌年にかけてのヒット曲を、19時ごろに。

【Ooh Baby Baby (1978-9)】
オリジナルはスモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズの1965年のヒット曲。リンダ・ロンシュタットのこちらのカバー・バージョンは、全米7位となるヒットになりました。プロデュースはピーター・アッシャー。サックスはデヴィッド・サンボーン。


7月10日(月)

今日の1曲 は、1970年代前半に出たオーストラリアの男性シンガーソングライターによるヒット曲です。彼のソロとしてのデビュー曲だったんですが。

この曲はそれなりにヒットしたものの、その後レコード会社ともめたり契約を切られたりといろいろあったようで、一時音楽から離れて俳優業に専念したりしたりと苦労があったようです。

結局、1980年代に入ってすぐ、その俳優業でブレイクし、それに伴ってミュージシャンとしても復活してヒットを生み出しました。その後も俳優とミュージシャンの両方で活躍を続けています。

1972年のヒット曲でした。19時ごろに

【Speak to the Sky (1972)】
リック・スプリングフィールドは1980年代に大ブレイクしますが、60年代後半からバンド活動をスタートし、70年代に入ってソロ・デビューを果たしました。そのデビュー曲がこちらで、オーストラリアで6位、全米チャートでも14位になっています。


7月11日(火)

今日の1曲 は1970年代前半のアメリカの映画の主題歌となった曲です。スポーツ映画というか、アメリカのカー・レーサーの実話を元にした映画でした。

歌っているのは、当時長い下積みの後に人気が出てヒットを連発していた男性シンガーソングライターでした。もっともこの曲は彼の書いたものではありませんでしたが。

彼は人気の絶頂で飛行機の事故で亡くなってしまうのですが、この曲のシングルは彼が事故で亡くなった翌日に発売されたそうです。映画の公開はその2ヶ月ほど前でしたが。

1973年のヒット曲でした。19時ごろに。

【I Got a Name (1972)】
ジム・クロウチの航空機事故による死の翌日に発売されたというシングルで、全米10位になるヒットになった曲です。映画『ラスト・アメリカン・ヒーロー』のテーマ曲で、クロウチの曲としては珍しく、彼自身の作詞・作曲ではありませんでした。


7月12日(水)

今日の1曲 は1970年代前半のソウル/R&B系男性シンガーによるヒット曲です。1960年代から活動していた人で、その7枚目のアルバムのタイトルチューンでした。

この人は南部(ルイジアナ)の出身ですが、所属レーベルはニューヨークの会社で、このアルバムはフィラデルフィアでのレコーディングでした。プロデュースやバックのミュージシャンもフィリー・ソウル系の面々。

そんな取り合せの、渋さと爽やかさの入り交じった曲ですが、今日の曲は全米11位というトップ10入り寸前まで行くヒットとなっています。

1971年暮れから翌年にかけてのヒット曲。19時ごろに

【Drowning in the Sea of Love (1972)】
ジョー・サイモンは1960年代から活動をしていたソウル/R&Bのシンガーで、もともとはゴスペル・シンガーだったそうです。ソングライターでもありますが、この曲はギャンブル&ハフの作詞・作曲でした。全米11位にまで上ったヒット曲。


7月13日(木)

今日の1曲 は1960年代から活動していたアメリカの男性ファンク/R&B系シンガー兼サックス・プレイヤーが70年代に入って結成したバンドのヒット・チューンです。

いわゆるノベルティ・ソングというやつで、扱うテーマは原始人(笑)という曲です。全米チャートでトップ10に入り50万枚以上売上げるヒットになりました。

歌詞に出てくる原始人の女性がいて、そのキャラクターで数年後に続編みたいな歌も生れました。そちらもそこそこのヒットになっています。

そんな1972年のヒット曲を、19時ごろに。

【Troglodyte (Cave man) (1972)】
ジミー・キャスターは1960年代から活動していたファンク/R&B系のシンガー兼サックス・プレイヤーで、彼のバンドのこの原始人をテーマにした曲が全米6位となるヒットになりました。ヒップホップなどでも数多くサンプリングされています。


7月14日(金)

今日の1曲 は1960年代後半のほんの短い期間活動したアメリカの男女のデュオのほぼ唯一のヒット曲です。アルバムも1枚出しただけでデュオは解散したのですが。

もともと男性の方はソングライターでもあり、ソロでも活動していたところに女性シンガーと出会い、デュオを結成して活動を始めました。そして2人は結婚するのですが。

その結婚が上手くいかず、子供も産まれたにも関わらず2人は離婚ということになり、デュオも解散という、まあよくある話といえば話なんですが。そのおかげ(?)で1枚だけ出したアルバムはかなりなレア物として知られているのだとか。

そんな2人の1968年のヒット曲を、19時ごろに。

【Playboy (1968)】
ジーン&デッブは1960年代後半の短い期間活動した男女のデュオで、男性のジーン・トーマスはソングライターでもありました。2人は結婚したのですがほどなく離婚してしまい、アルバム1枚を残しただけで解散。その後活躍することはありませんでした。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。