「今日の1曲」 2020.11.14 - 11.20
11月14日(土)
1970年代の後半はディスコ・ブームというのがあって、ヒット・チャートにはディスコ・ナンバーが目白押しでした。
普段はディスコの曲をやらないようなアーティストもこぞってディスコ調の曲を発表したりしてましたね。
今日の1曲 もそんな流れの曲の1つでした。ヨーロッパの4人組の人気コーラス・グループの曲。
1979年の曲でした。19時ごろに。
【Voulez-Vous (1979)】
アバの同名のアルバムからのシングル。時代を反映しディスコ色の強い曲で、インストルメンタル・パートは彼らの曲としては珍しくスウェーデン外のアメリカ、フロリダで録音されたそうです。実はアメリカではあまりヒットしなかったんですけどね(笑)
11月15日(日)
今日の1曲 は1990年代から活躍する、アメリカのロックバンドの最近の曲なのですが、しばらくアルバムを出していなかったようで、7年ぶりに今年出したそうです。
いわゆるガレージ・ロック・リヴァイヴァル・ムーヴメントの代表的なバンドといわれています。1960年代のガレージ・ロックの音を彷彿とさせるということですね。
ニューヨーク出身で洗練された音作りが特徴といわれますが、当人たちはそこまで意識しているのかどうかわかりませんけど。
今年出たニューアルバムからの1曲。19時ごろに。
【Bad Decisions (2020)】
ストロークスは1998年に結成され、それ以来6枚のアルバムを発表しましたが、今年出た6枚目の New Abnormal(笑)は7年ぶりのニューアルバムでした。そのアルバムからの曲を、つい先日テレビ『サタデー・ナイト・ライブ』に出演した時の映像で。
11月16日(月)
今日の1曲 はあのソウル/R&Bの有名レーベルと契約したロンドン生まれの女性シンガーの曲です。ジャマイカ系の家庭に生まれた人なので、そちらの要素も加わった曲ですが。
この人、その名前(芸名だと思いますけどね)も面白くて、ある種類のコードネームがその一部になっているんですが、どうも幼い頃からジャズも好きだったようでして。
そのせいなのか、ジャズとかネオソウルとかによく出てくるような、おしゃれなコードの種類の名前が付いているんですね。つまりきらきらしたテンション感のあるコードです。
今年リリースされた曲を19時ごろに。
【Think About You (2020)】
ティアナ・メジャー9はロンドンのジャマイカ系の家庭に育った女性R&Bシンガーで、この曲なんかもラヴァーズ・ロック的なレゲエビートですね。モータウンの契約アーティストだそうで「メジャー9」というのはコードネームから来ているんだとか。
11月17日(火)
今日の1曲 は1970年代に生まれた日本の音楽ユニットの演奏動画です。最近YouTubeに上がったようで、知り合いでも何人か騒いでいる人がいました(笑)
単独の音楽ユニットとしての活動ももちろんあるのですが、それよりも他のアーティストとのコラボレーションをする共同作業チームユニットといった印象が強いかもしれません。
どんなアーティストかといえば、たとえばユーミンとかですが。今回の動画も、フロントには男女各1名のシンガーが立っています。歌うだけじゃなくて踊ってますけどね(笑)
1975年のライブからの映像。19時ごろに。
【アップル・ノッカー (1975)】
ティン・パン・アレーのライブ演奏動画。どこまでがティン・パン・アレーなのかという問題はありますが(笑)、細野晴臣(Ba) 鈴木茂(Gt) 林立夫(Dr) 佐藤博(Key) ジョン山崎(key) 浜口茂外也(Per,Fl) 小坂忠(Vo) 吉田美奈子(Vo) という面々。
11月18日(水)
あるアーティストのヒット曲を、何年も何十年もたって別のアーティストがカバーして歌って、それがリバイバルヒット、なんてことはまあときどきあることなんですけど。
今日の1曲 は、オリジナルの曲はアメリカの男性デュオの歌ったのでしたが、別にシングルカットもされずアルバムに収録されただけでした。でも人気のある曲で、色んなアーティストがカバーしていたんですね。
そんな中、あるイギリスのロックバンドがカバーしたバージョンがオリジナルから10年以上たってヒットした、と。そんな変遷をたどった曲でございました。
1960年にリリースされたオリジナル・バージョンを19時ごろに。
【Love Hurts (1960)】
エヴァリー・ブラザーズの曲で、1960年のアルバムに収録されましたがシングルカットはされず、ロイ・オービソンのカバーもシングルのB面でした。世界的なヒットになったのは、1975年ナザレスというスコットランドのバンドのバージョンでした。
11月19日(木)
最近、日本の1980年代あたりの「シティ・ポップ」が海外でも人気なせいなのかもしれませんが、これまであまり知られていなかったような、シティ・ポップ系の音源が YouTube に上がっていたりします。
今日の1曲 もそんな音源の中からみつけたんですが、1980年代中頃に出た、女性シンガーによるシティ・ポップ・ナンバーです。この人のこうした傾向のアルバムは1枚だけだったようです。
といっても、音楽活動をやめてしまったわけではなくて、その後はジャンルを変えてボサノバとかそちらの方面で活動を続けられているようですけどね。
1985年のアルバムから、19時ごろに。
【Southern Island Imagination (1985)】
筒井のり子という人は今はRIOという名前でボサノバなどの歌手として活動しているようです。大学時代の1980年代にはヤマハのポプコンなどに参加し、シンガーソングライターとしてアルバムを出しています。そのタイトルチューンを。
11月20日(金)
今日の1曲 も、1980年代感満載の女性シンガーによるシティ・ポップ・ナンバーです。1970年代終盤にデビューして、80年代中盤まで活動していた人なんですが。
詳しいことはわからないんですが、どうも交通事故の影響で、活動を中断していた時期もあるようです。90年代に一度復活しているようですが、最近は活動していないんですかね?
ともあれ、熱狂的なファンが今でもいるようで、何年か前にCDで復刻もされた彼女のセカンドアルバムの1曲目に収録されたナンバーが今日の曲です。
1982年のアルバムから、19時ごろに。
【Morning Harbour (1982)】
とみたゆう子は名古屋出身のシンガーで、1981年デビュー。1980年代から90年代にかけて8枚ほどアルバムを出していますが、その2枚目の1曲目の歌です。いかにもって雰囲気のギターのカッティングとソロが1980年代感満載で、いい感じ出してます。
好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。