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「今日の1曲」2022.12.24 - 12.30

12月24日(土)

今日の1曲 も、1960年代のモータウンのグループによる大ヒット・ナンバーで、今日の曲も色々カバー・バージョンがあるんですが、そんなカバーの1つです。

カバー・バージョンで一番有名なのは、1980年代半ばにイギリスのロック・スター2人がデュエットして大ヒットしたものなんですが、今日はまた別のカバーでして。

その数年前にアメリカのあるロック・バンドがカバーしたバージョンです。こちらもシングルカットもされていて、中ヒットぐらいにはなっているんですが。

そんな1982年の曲を、19時ごろに。

【Dancing in the Street (1982)】
オリジナルはマーサ&ザ・ヴァンデラスの1964年の大ヒット・ナンバーでした。カバーの多い曲で、一番有名なのはミック・ジャガーとデヴィッド・ボウイーの1985年のものだと思いますが、その3年前にヴァン・ヘイレンもカバーしてました。


12月25日(日) 

すでに亡くなったシンガーの音源に合せて、生きている人がデュエットで歌うという企画は結構前からありますね。有名なのはナット・キング・コールとナタリー・コールの親子とか。

今日の1曲 もそんな企画の1つで生れたデュエットです。アメリカのエンターテイナーの1960年代にヒットした代表曲なんですが。

デュエットした相手は、フランスのベテラン・シャンソン歌手でした。この人も、数年前に惜しくも亡くなってしまいましたけどね。

2007年リリースのアルバムから、19時ごろに。

【Everybody Loves Somebody (2007)】
ディーン・マーチンの代表曲ですが、このシャルル・アズナヴールとのデュエットは、彼の死後、彼の未発表の音源と様々なアーティストが「共演」するという企画のアルバムに収録されたもの。個人的には団しん也にやらせたかった←


12月26日(月)

今日の1曲 も、1960年代前半のアメリカのポップス系グループのヒット曲のカバー・バージョンです。日本でもヒットして良く知られた曲ですが。

今日のバージョンは、この曲をフランス語でカバーしたもので、オリジナルが出てかなりすぐにフランスで発売されたものです。アレンジ自体はオリジナルにわりと忠実です。

冒頭にあるサウンド・エフェクトがあるのですが、それもオリジナル同様に入っています。歌っているのは、当時まだデビューして間もない、後に大スターになる女性シンガーでした。

1963年のヒット曲を、19時ごろに。

【En écoutant la pluie (1963)】
オリジナルは、カスケーズの大ヒット曲「悲しき雨音 (Rhythm of the Rain)」で、1962年11月のリリースでした。こちらのシルビー・ヴァルタンのカバー・バージョンは、1963年に発売されフランスでチャート1位を獲得したとかしないとか。


12月27日(火)

今日の1曲 は、1960年代前半のアメリカのカントリー系の女性シンガーによる大ヒット曲……のカバーです。オリジナルは総合チャートでもカントリー・チャートでも2位というヒットでしたが。

それだけでなく、イージー・リスニング・チャートやR&Bチャートでも1位を獲得するというクロスオーバーヒットで、60年代ポップスのスタンダード・ソング的な存在になりました。

数多くのカバーのある曲で、日本の女性シンガーも取上げることの多い曲ですが、今日はオリジナルの数年後、イギリスのバンドがカバーしたバージョンで。

1965年リリースでした。19時ごろに。

【The End of the World (1965)】
オリジナルはスキーター・デイヴィス1963年の大ヒット曲で、数多くのアーティストがカバーしています。ハーマンズ・ハーミッツのこのバージョンはシングルのB面としてリリースされたもので、ヴォリューム・ペダル使ったギターが聞こえます。


12月28日(水)

今日の1曲 は、1960年代に後半に出たアメリカのカントリー/フォーク・ポップス系の女性シンガーソングライターによるヒット曲です。彼女のデビューアルバムからのシングルでした。

この曲、シンプルなギターのバックにストリングスが絡むというアレンジで、作曲も編曲のアイデアの歌った女性シンガーによるものだったそうですが、プロデューサーのクレジットの件でもめて訴訟になったりもしたようです。

ともあれ、ブルージーで淡々としたシンプルなアレンジのこの曲は、大ヒットして全米1位を獲得しました。後に曲の歌詞を題材にした映画も作られています。

1967年のヒット曲を、19時ごろに。

【Ode to Billy Joe (1967)】
ボビー・ジェントリーはミシシッピ州出身の女性シンガーソングライター。この曲がデビュー・アルバムのタイトル・チューンで、アルバム・シングルとも全米1位を獲得しました。懐かしのアンディ・ウィリアムズ・ショーの映像でどうぞ。


12月29日(木)

今日の1曲 は、1960年代の後半、アメリカのポップス系女性シンガーによるヒット曲……をギターでカバーしたインストルメンタル・バージョンです。

曲を作ったのは、映画『スティング』の音楽などでも有名なマーヴィン・ハムリッシュで、さすがにちょっとヒネリのあるコード進行の曲です。

そんなわけで(?)この曲がヒットした同じ年に今日のバージョンのギタリストは彼のアルバムに収録しています。まあもっと後に出たビートルズの曲もカバーしてるんですけどね。

1967年リリースのアルバムから。19時ごろに。

【California Nights (1967)】
オリジナルはレスリー・ゴーアの全米トップ20入りした曲で、1967年1月発売でした。作曲はマーヴィン・ハムリッシュ。ウェス・モンゴメリーは彼のヒット・アルバム『ア・デイ・イン・ザ・ライフ』でカバーして、同年9月にはリリースしています。


12月30日(金)

今日の1曲 のオリジナルは1960年代後半に出た、R&B/ソウル系のヴォーカル・グループによるヒット曲で、色々カバーのあるんですが、そのうちの1つです。

日本だと有名なのは1980〜90年代に活躍したあのイギリスのグループによるものかもしれませんが、今日のバージョンはアメリカの女性シンガーソングライターによるカバーです。

この人、自ら歌ったものより他人に提供した曲の方が売れたという印象で、残念ながらガンで亡くなってしまいましたが、他のミュージシャンからの評価はとても高い人です。

2001年、彼女の死後に出たアルバムから、19時ごろに。

【La La Means I Love You (2001)】
オリジナルは、ソウル・ヴォーカル・グループのデルフォニックスによる1968年の全米4位のヒット曲。スウィング・アウト・シスターのカバーなどでも有名ですが、このローラ・ニーロによるカバーは、彼女の死後リリースされたアルバムから。


好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。