「今日の1曲」 2021.09.18 - 09.24
9月18日(土)
今日の1曲 は1970年代を中心に活躍したアメリカのソフト・ロック系のバンドのヒット曲です。彼らは曲を基本全て自分たちで作詞作曲からアレンジ、演奏までをしたということですが。
メンバーが皆スタジオ・ミュージシャンの経験があったようです。特に曲作りはリーダーの人の力に寄るところが大きいですね。この曲もその人の作詞作曲です。
この曲は、ラブソングというか失恋ソングとして受取られることが多いですが、実は作者には別の意図があったのだそうです。彼の奥さんにはすぐ分かったそうですが。
1972年のヒット曲です。19時ごろに
【Everything I Own (1972)】
ブレッドのヒット曲の1つで、全米5位にまで上りました。のちにボーイ・ジョージがカバーしたりもしています。恋人との別れを歌った歌詞だと思われがちですが、デヴィッド・ゲイツは亡くなった父親のことを歌にしたと言っているのだとか。
9月19日(日)
今日の1曲 を書いた作者はイギリスの人なんですが、なんでもこの曲を東京に来た時の経験をベースに書いたそうでして。何があったかというと時差ボケで眠れなかったんですね。
で、まあ出来た曲があって、それをアメリカのソウル/R&Bの男女混成のコーラス・グループに提供したら、それがヒットしたということだそうです。
実は最初はこの曲を別のグループにオファーしたらしいんですけど、歌詞に睡眠薬のことが入っていたので、結局歌ってもらえなかったんだそうですが。まあ、結果オーライってことですかね。
1972年のヒット曲を、19時ごろに。
【(Last Night) I Didn’t Get to Sleep at All (1972)】
作者のトニー・マコウレイは世界歌謡祭のために東京に来たとき時差で夜眠れないのでこの曲を書いたのだとか。カーペンターズにオファーしましたが断られ、フィフス・ディメンションが歌ったらヒットしたそうな(笑)
9月20日(月・祝)
今日の1曲 は、ソウル/R&B系の男性デュオのヒット曲です。サム&デイヴと思われた人もいるかと思いますが、確かにスタイルはよく似ていますね。後にスタックス・レーベルでヒット・レコードも出していますし。
でも別の人たちでして。この人たちは1960年代の終わり頃から、70年代中盤まで活動していました。その後は解散してしまったようですが。
この2人、親戚関係らしいんですけどね。今日の曲はそんな2人のデビュー・シングルです。全米10位にまで上るヒットとなりました。
1969年のヒット曲を、19時ごろに。
【Backfield in Motion (1969)】
メル&ティムはミシシッピ出身のソウル・デュオで彼らのデビュー曲がこちら。2人はいとこ同士だそうです。タイトルはどうもアメリカン・フットボールの反則を示す用語で、それを恋人の浮気(?)になぞらえているみたいです。知らんけど。
9月21日(火)
今日の1曲 は、オリジナルは1970年代初頭に出た、ソウル/R&Bのコーラス・グループによるヒット曲……のカバーバージョンです。オリジナルから20年あまり後のカバーでしたが。
歌っているのは、オーストラリア出身のあの女性シンガーです。イギリス他でかなりのヒットになりました。CMで使われたということもあったらしいのですが。
なんでもレコードのプロデューサーが夜中に思いついてレコーディングすることを決めたのだとか。彼の好きな曲だったらしいんですけどね。
そんな1992年の曲を19時ごろに。
【Give Me Just a Little More Time (1992)】
オリジナルはチェアメン・オヴ・ザ・ボードというソウル・ヴォーカル・グループの1970年のヒット曲でした。カイリー・ミノーグのこのバージョンはイギリスの腕時計のCMに使われたこともあり、全英2位のヒットとなりました。
9月22日(水)
ゴスペルという音楽ジャンルがありますが、その代表的な曲というと、どの曲が連想されるでしょうかね?まあいくつか候補はアルと思うのですが。
今日の1曲 はそんなゴスペルの代表曲の1つで、1960年代後半に世界的なヒットとなった曲でもあります。もともとはだいぶ以前に書かれた賛美歌だったそうですが。
それをかなり大胆にアレンジしたバージョンが今日の曲だったんですね。実際の協会で録音されたライブ・バージョンでした。
1967年に録音され、1969年ごろまで各国でヒットしました。19時ごろに。
【Oh Happy Day (1967-9)】
元々は18世紀に書かれた賛美歌だったそうですが、それを大幅にアレンジしてゴスペル調にして世界的なヒットとなった曲です。ピアノのイントロも付け加えられており、アレンジしたエドウィン・ホーキンスはセルジオ・メンデスを参考にしたんだとか。
9月23日(木・祝)
今日の1曲 は、日本の女性シンガーの最近の歌です。シンガー……といっても、この人女優が本業だと思いますけど。
最近では、カンヌで賞をとったあの映画のヒロインを演じたりしていますね。独特な存在感のある人ですが。
しかし、その歌もなかなかというかとても良いのです。すごく透明感を感じる声といいましょうか。今日の歌は最近のテレビドラマのエンディングテーマなのですが。
当人が主演しているとか、そういうことではないのですけどね。そんな最近の曲を、19時すぎに。
9月24日(金)
今日の1曲 は、1970年代初頭のシカゴ・ソウル系のコーラス・グループによるヒット曲です。兄弟5人だかのファミリー・グループなんですが。
このグループはもともとカーティス・メイフィールドのチームと組んでデビューしたようです。その後色々なプロデューサー/ソングライターの元で曲を出していますが。
今日の曲が彼らの代表曲であり、最大のヒット曲となりました。ブッダ・レーベルから出た、ソフト・ソウルのクラシック・ナンバーといわれる曲です。
1970年のヒット曲を、19時ごろに。
【O-o-h Child (1970)】
ファイヴ・ステアステップスはシカゴ・ソウルのファミリー・グループで、彼らの最大のヒット曲がこちらでした。レコーディングのミュージシャンを見ると、ヒュー・マクラッケンとかリチャード・ティーとかバーナード・パーディーとか錚々たる人たち。
好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。