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「今日の1曲」 2021.06.19 - 06.25

6月19日(土)
今日の1曲 は1960年代後半のヒット曲ですが、実はある映画のテーマ曲です。どんな映画かというと西部劇なんですけどね。それもアメリカじゃないところで作られた西部劇。

というと、有名なあの人が主演のシリーズを思い出しますよね。まあそういうことなんですが、この曲は映画見たことがなくても聴いたことのある人は多いと思いますよ。

で、この曲、オリジナルは映画の作られたイタリアの有名な作曲家のバージョンが使われているのですが、アメリカでヒットしたのは別のオーケストラのカバー・バージョンだったんですね。

そういうわけで、その1968年のカバーを、19時ごろに。

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【The Good, the Bad and the Ugly (1968)】
1966年のマカロニ・ウェスタン映画『続・夕陽のガンマン』の主題歌。オリジナルはエンニオ・モリコーネですが、このヒューゴ・モンテネグロ・オーケストラのカバーが全米2位のヒットとなりました。モンテネグロ本人が驚いたとか。



6月20日(日)
今日の1曲 も1960年代のヒット曲なのですが、1960年代後半から70年代初頭にかけて活躍したアメリカのバンドのヒット曲のうちの1つです。いちおうラブソングではあるんですが。

付き合い始めた女性がいるんだけど、付き合ってみたら、ちょっと考えていたのと違うことがあって、ちょっと待った……みたいな内容の曲です。

何が違うか、というと、そのままにして続けると、法律に触れてしまう、ということでして。気をつけないといけませんね、付き合う相手の年齢には(あ、言っちゃった)。

1968年のヒット曲です。19時ごろに。

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【Young Girl (1968)】
ゲイリー・パケット&ザ・ユニオン・ギャップは1960年代後半ヒット曲をいくつか出していますが、この曲も全米2位になりました。付き合ってる女性が実はとても若くて、そのままだと犯罪になるので、どこか行ってくれ、というような内容の歌です(笑)


6月21日(月)
ビートルズの「ヘイ・ジュード」は1968年に9週間連続全米1位という記録を作りました。で、2ヶ月も1位に居座られると、そのおかげで1位に上れずに2位止りだった曲も出てくるわけで。

今日の1曲 もそんな目にあった(?)曲の1つです。他にもメリー・ホプキンのあの曲とかあったようですが、今日の曲はアメリカのソウル・ナンバーでした。元々はカントリー系の曲だそうですが。

カントリーの曲がソウルシンガーに歌われてヒットするってときどきありますよね。そんなわけで、この曲を書いた人は、グラミーのソング・オヴ・ザ・イヤーと最優秀カントリー・ソングの2部門を受賞したそうです。

そんなわけで、「ヘイ・ジュード」と同じ1968年のヒット曲です。19時ごろに。

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【Little Green Apples (1968)】
元々カントリー系の歌で、このO. C. スミスの前にも、レコーディングされていましたが、このバージョンが最大のヒットになりました。邦題が「青い果実」で、変な内容を想像しそうになりますが、そういう曲(どういう曲だよ)じゃないです。


6月22日(火)
ノリのいいファンク系の曲を聴くと、意識しなくても身体の色んなところが動き出したりしますよねえ。どこが動くかは個人差があるかもしれませんけど。

今日の1曲 は、そんなノリノリのファンク・ナンバーです。1970年代後半にR&Bチャートを中心にヒット曲を連発していたバンドの曲ですが。

ファンカデリックとか、タワー・オヴ・パワーとか、そこまでの大物ではないですけどね。でも小気味のいい演奏ですよ。バラードなんかも得意としていたそうですが。

1977年から翌年にかけてのヒット曲です。19時ごろに。

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【(Every Time I Turn Around) Back in Love Again (1977-8)】
曲名は長いですが、バンド名は短く L.T.D. というバンドのヒットナンバー。70年代後半から80年代初頭まで活動していたバンドで、バラードナンバーも得意でしたが、一番のヒットはノリの良いこの曲でした。


6月23日(水)
今日の1曲 は、1990年代に出たJ-POPのヒット曲、のカバー・バージョンです。ソウル/R&Bテーストの強い、バラード・ナンバーなのですが。

歌と演奏は、そのオリジナルを歌ったあの人と、2000年代に入ってからそして今も自分のグループや最近もニュー・アルバムを出して絶賛活動中のあのグループで活躍しているあの人。

そんな2人の男性シンガーソングライター兼ギタリストによるデュオでございます。2人でやったライブでの演奏を記録したCDからの1曲。

2017年のコンサートから。19時ごろに。

長岡亮介&田島貴男

【接吻 (2017)】
オリジナル・ラヴ のヒット曲を、本家田島貴男とPETROLZや東京事変でも活躍している浮雲こと長岡亮介のデュオで。毎年田島が一人で行う恒例ツアー「ひとりソウルツアー」の番外編として、二人で行った「ふたりソウルショウ」を収録したCDからの1曲。


6月24日(木)
今日の1曲 は今も活動しているあの有名ロック・バンドの元メンバーの曲です。1970年代前半にバンドのメンバーだった男性シンガー/ギタリストの曲ですが。

その後彼は独立して、ソロになるわけなんですが、そのソロになってからの最初のヒット曲が今日の曲で、彼の代表曲となっています。ソフトでポップなバラードで、元々はバンドのアルバムで最初にレコーディングされた曲なんですけど。

彼とそのバンドの関係は、なかなか複雑でレコーディングなどでは協力関係が続いたものの、その後ロイヤリティの問題で訴訟沙汰になったりもしていました。

1978年のヒット曲です。19時ごろに。

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【Sentimental Lady (1978)】
デューク・エリントンに同名の曲がありますが、まったく別の曲です。フリートウッド・マックから独立してボブ・ウェルチが出した最初のソロ・アルバムからのヒット・ナンバー。元々フリートウッド・マック時代に書かれた曲なんですけどね。


6月25日(金)
バンドとして活動して、とくに成功すると、ツアーとかで色んなところに旅をする、なんてことになるわけですが。ツアー先での出来事やつらさを歌った曲なんてのもときどきありますね。

今日の1曲 もそんなツアーでの出来事を題材にしています。ケンカにまきこまれたとか、そんな話なんですけどね。1970年代に人気のあったアメリカのロック・バンドのヒット曲です。

実はこのバンドには、この曲の入ったアルバムを出したあとに、ケンカどころではない大きな出来事が降りかかるのですけどね。

1977年から翌年にかけてのヒット曲です。19時ごろに。

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【What’s Your Name (1977-8)】 
レナード・スキナードのヒット曲。ツアー先での出来事(バーでバンドのローディーと客がケンカ)などを題材にした曲。飛行機事故でバンド主要メンバーが死亡するという出来事の直前に発売されたアルバムからのシングル(事故後に発売)でした。 


好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。