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でき太くん三澤のひとりごと その65

子どもの家庭学習の質。
この質をしっかり高めていくこと。

これは子どもの能力伸長、受験の成功、成績を左右するとても重要なポイントです。


家庭学習の質を高めていく上で必要なもののひとつは、学習習慣です。
この習慣がないと家庭学習はそもそも始まりませんし、学習の質を高めていくこともできません。

まずは15分でも宿題以外に「自分の課題」を学習していく習慣。

親御さんの声かけがなくても、主体的に生活の一部のように始められる学習習慣。

この習慣を早めに身につけたいですね。


この習慣が身についていないと、塾に行っても、家庭教師の先生に学習を見てもらっても、でき太の学習材を使用しても、なかなか学習効果は望めません。

「気分次第でやったり、やらなかったり」

「定期テストの前だけ人が変わったように学習するけど、テストが終わったらほとんどしない」

というような習慣化していないムラのある学習では、実力は身につかないものです。

結局、子どもの学習面の問題の多くは、この学習習慣がないために起きています。


では、どうしたら子どもは学習習慣を身につけることができるのでしょうか。

子どもが小さなうちから、無理やりにでも机の前に座らせれば身に付くものでしょうか。

確かにそれでも身につきそうですが、「無理やりでも」というのがちょっとひっかかりますね。


では、子どもが学習に興味を示すまで待っていればよいのでしょうか。

もし興味をそれほど示さず、ゲームばかりし始めても困りますね。

実際のところ、このようなことをグルグルと考えているうちに、子どもが学齢期を迎え、学校から宿題を持って帰るようになり、それが学習習慣のようになっていったというケースが多いのではないでしょうか。


ただ私の中では、宿題は学習習慣とは位置付けていません。

これは学校の強制力が働いているために行われているもので、学校に行かなくなったり、宿題がなくなれば、とたんに学習しなくなるケースのほうが多いからです。

宿題があろうとなかろうと、学校に行っていようと行っていまいと、毎日継続的に「自分の課題」を学習していく習慣。

これが私の中での「学習習慣」です。

私は、子どもが学習習慣を身につけるには、まず私たち自身がその習慣を身につけていることが必要なのではないかと思います。

このようなことを言うと、「えっ!毎日仕事で忙しいのにそんな時間はありませんよ!!」と言われてしまいそうですが、結局子どもも同じです。

学校に行って6時間授業を受けて、宿題もあって、習い事もある。

「こんな忙しい中で学習習慣⁉︎ 勘弁してくださいよー 家ではゆっくりさせてくださいよー」と子どもも言いたいかもしれません。

でももし私たちが日常の忙しい中でも、毎日5分でも、10分でも自分の成長のために学習している姿を子どもが見たらどう感じるでしょう。

自分の成長のために、楽しみながら、意欲的に学習している親の姿を見たら、子どもはどう感じるのでしょうか。


「自分の成長のためには、学校を卒業したあとでも、人は学習していくものなのだな」


ということを感じるかもしれません。

そうなると、子どもの学習習慣は身につきやすくなると思います。


子どもの学習習慣がなかなか身につかずに困っている方には、ぜひ共に学習する親子学習の時間を、まずは15分でも進めてみてほしいと思います。

そうすることで、私はきっとうまくいくように思います。

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