Akino Zayasu ★ Polestar Comunications
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「豊かさ」新興国との逆転は始まっている
【視点】2040年どころかもうすでに、新興国との間で豊かさの逆転は起き始めています。
先日出張でベトナム・ホーチミンを訪問しました。ベトナムはいま、「生産国」から「消費国」へ、技能実習や下請け的な「オフショア開発」から高度人材による対等関係あるいは主導的役割の「リモート業務」へと、移行が進んでいます。
弊社メンバーと10年以上交流のあるベトナム人の34歳男性は日系企業のIT開発に従事し、月給は
記憶と記録、語り継がれる沖縄ヒストリーの1ページ。受け継ぐ人たちの覚悟とは。
エメラルドグリーンのジャケット、ピンクのスカーフ、薔薇の柄のブラウス、指輪は大粒のターコイズ…。父方の祖母は、鮮やかな色の服飾品がよく似合った。「おばあちゃんはフィリピンで生まれ育ったからね。好みの服もどこか外国の雰囲気があって素敵だね」と母は、祖母のお洒落をよく褒めた。身に纏う衣服の明るいイメージの通り、祖母にとって16歳まで育った故郷フィリピン・ミンダナオ島ダバオでの暮らしは、「幸せ」そのもの
もっとみる1人から始まる「政治」とは。沖縄県民所得の10倍に値する仕事について考える。
「国民の貴重な税金を使った布マスクの配布は不要です。医療従事者と医療現場を守るために使ってください」
政府から各家庭に2枚ずつ布マスクを配布するという支援策が報じられた直後、「首相官邸」のホームページの意見欄に初めてこんな投稿をした。大袈裟じゃなく、多くの人がこの決定に驚いていたと思う。新聞記者時代は、自分の問題意識を取材を通して確認しながら、記事の中で読者に問いかける機会があった。でも今はその
しわ寄せは弱いところに、そして明日の自分に。新たなセーフティネット、課題凝縮する沖縄から議論と実証を。
外出自粛のさなか、5日ぶりに訪れた近所のスーパー。レジ前に吊り下げられた透明シートに思わずハッとした。「遮断」のイメージが目の前に実態を伴って現れた感覚。カードや商品の受け渡しの距離感だけじゃない。なんとなく、相手と目も合わせづらい。「これ、いつまで続くのかな‥‥」。袋に商品を詰めながら、言いようのない心細さに覆われた。到底、この状況に耐えられない人たちが多勢いる。
買い物に行く、学校に行く、仕
世界史の転換点に、沖縄から見えること。
14年勤めた地元の新聞社を退職したとのと同時に、世界の様相が一変した。
今日の暮らしが明日には続けられなくなる。当たり前にあった行き先が閉ざされ、移動の手段が奪われ、いざというときに救いの限りを尽くしてくれる医療のセーフティーネットまでもが機能崩壊の危機にさらされている。
いよいよ沖縄も市中感染の局面。ほんの1ヶ月前、中国やイタリアで起きている状況を食い入るようにみていたが、関心や傍観に過ぎな