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依存先が増えたからひとりで立てるようになった

今日は電車でいろいろ考えてて、「#だからひとりが好き」のハッシュタグ思い出したから、書いておく。絶賛立ち止まり期間、毎日ひとりリフレクション大会。

最近わたしを知った人は驚くかもしれないけれど、わたしはものすごく依存体質である。というより、だった?かな。

高校生から20代前半までパートナーが途切れることはなく、常に誰かと一緒にいた。大学生の時なんかは常に誰かが家にいて、隣に住んでいた人に「いつも違う人がいるから誰が彼氏かわからない」とか言われてたのを覚えてる。

暇な時間はなにしていいかわからないし、なにしていいかわからないことは怖いことだから常に誰がといると安心していたのだと思う。余暇の過ごし方も相当下手だったみたい。

もともと過敏で、見捨てられ不安が強い。母に昔のことを聞いてもそんな感じ。常に見捨てられないように試し行動ばかりしてた。当然、支配欲も強い。自分がコントロールできないことは怖いから、すぐコントロールしようとする。それも適切ではないやり方で。

そんな自分のことを自己認識したきっかけは、ライフワークとの出会いと、今の会社との出会い。

「教育」「障害」のテーマに没頭するようになってから、本をひたすら読んだり、ひたすら思考するようになった。その時間はとても楽しく、生きている実感があった。社会の課題をどう解決していこうか?考えることに夢中になった。はじめての「人」以外の依存先。

そして、現場に出ると、自分と似ている子どもにたくさん出会った。ベースに不安があって、自分がコントロールできないことが怖いから、無理やり人をコントロールしようとする子たち。その気持ちは痛いほどよくわかった。わたしもそうだった、と気がついたのはだいぶ先だったけれど。

さらに、今の会社に入って、これまで頭の中にあった「こうした方がいい」をこれまでにないくらいに肯定され、形にする機会ももらえた。完璧じゃなくてもいいとわかった。

見捨てられ不安はもうないし、試し行動はなくなった。自分より自分を信じてくれる人たちに出会えたのと、そんなことより、ほかに楽しいことに出会えたからだと思う。

今のわたしの今の一番の依存先は自分自身の「こう生きたい」。そして、他にもたくさんの依存先がある。家族も、会社の人も、近くの居酒屋やバーも。分かち合える人がたくさんいる。

いまはひとりでいても全然寂しくないし、むしろ楽しい。自分はこのまま生きていていい、見捨てられることなんてない、と心から思える。上手に人と距離感をもてるようになった。近づきすぎないし、離れすぎない。だから今はひとりが好き。

この記事にも書いたけど、誰かを支配したくてたまらなかったり、コントロールしたくてたまらない子どもや人は、不安なんだと思う。だから、絶対に見捨てられないって圧倒的な安心感と、没頭できる何かに出会えたらいい。
わたしは全力でその子にとっての安心と没頭できるもの探しをしたい。

写真はサンフランシスコのとり。

※「自立は依存先を増やすこと」の言葉は熊谷晋一郎さんから。オススメ記事はこちら

#自己分析 #支援 #子ども #だからひとりが好き #不安 #対処法 #関係性 #日記

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