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あたし論

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インクルーシブな社会のための研究・実践をするなかで、考えたことを整理するために書きます。 ※個人の意見であり所属する組織と関係ありません。
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2018年12月の記事一覧

肩書きそのものが持つ権力を自覚しておきたい

肩書きそのものが持つ権力を自覚しておきたい

どんなに対等に接することを心がけたとしても、「医者」「社長」「役員」「教授」など、その人についている肩書きや立場は関係性を築くにあたり大きな影響を及ぼす。そして一方間違えるとすぐに主従関係や支配関係になる。

対人支援をしていると、それを認識しなければならない、と思う場面に多くぶち当たる。

どんなに気をつけようと、肩書きや立場の印象で人は見るし接する。「対等です」と言葉で言っても意味ないし、「な

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「理解できないやつが悪い」は何も生まないのでは。それでいいならいいけれど。

「理解できないやつが悪い」は何も生まないのでは。それでいいならいいけれど。

まだ届いてないのだけど、とても興味深い本を見つけたので。タイトルと紹介だけ読んでなんで自分がこの本に惹かれたのかを忘れないように書いておく。

こちらの本
打浪文子
知的障害のある人たちと「ことば」――「わかりやすさ」と情報保障・合理的配慮

「ことばができる」ことに価値があるという文化や社会的風潮に対し問いを投げかけ、
社会全体で共有できる「わかりやすさ」の必要性を明らかにすることを通じて

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